唇弁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/18 16:11 UTC 版)
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唇弁(しんべん、リップ、Labellum、Lip)はラン科植物、カンナなどに見られる。これらの植物では、花は左右相称となり、下側にある花弁が他の面のより大きく、幅広く、花を下から受けるように広がる形になる。この花弁のことを唇弁と言う。唇弁は往々にして特に派手な色をしている。
唇弁は昆虫が着地しやすいように進化したものである。これを持つ植物は虫媒花で、受粉するために昆虫を誘引するのに役立っている。花弁の変化したものではあるが、袋状、手のひらをすぼめたような形など、他の花弁、顎片とは明らかに異なった形状をしている。ランにおいては他の花弁と咢片の方が似ている。


「唇弁」の例文・使い方・用例・文例
- あるランのスリッパのような形状の唇弁
- 扇形の、斑点または縞のあるばら色の唇弁がある、通常紫の花を持つ、地中海のラン
- 長く細い萼片といぼ状の唇弁がある、黄色から緑色のクモ形の花の、印象的な腋生の総状花序を持つ、アメリカの熱帯地方の着生のランの属
- 赤っぽい線形の葉と、濃い赤または紫の唇弁がある、紫の斑点がある薄い黄色の花の円錐花序を持つラン
- 唇弁を3つの裂けた唇弁が囲んでいることで特徴的なカトレア属のいずれの蘭
- 漏斗形の唇弁を持つ、マゼンタがかったピンクの花を持つ、米国北東部のラン
- 白い基部の唇弁と類似した色の花をつける、ほとんど葉のない薄い黄色がかった色から緑がかった色の茎の固まりを持つ植物
- ふくれあがったポーチのような唇弁を持つ、主としてアメリカのいくつかの野生植物の総称
- アメリカ北東部の淡いピンク色の野生のランで、膨らんだ袋のような唇弁を持つ
- 褐色がかった緑の花と、雄羊の頭を連想させる赤と白の唇弁を持つ、北米北部のラン
- 通常マスデバリア属に分類される熱帯アメリカの種を含む:垂れ下がった根生花梗と運動性の唇弁を持つ、一風変わったしばしば不吉に見える花をつける小さい植物
- 紫のすじがある白い唇弁に薄い緑または黄緑の花を持つ、メキシコの着生のラン
- 唇弁の底部に舌または革ひもの形の突起(カルス)がある青から紫の花を持つラン
- インゲンマメの形の唇弁を持つ、いくつかのアメリカの野生植物の総称
- 米国東部の縁どられたランで、深く引き裂かれた唇弁のある緑がかった花を有する
- 黄色、緑またはピンクの萼片と広い褐色のビロードのような唇弁がある花を持つ、春に咲くスパイダーオーキッド
- 唇弁に紫とオレンジの斑紋がある香りのよい白い花の散開した総状花序を持つ、オーストラリアの小型のラン
- 輝く楕円形の葉と、ピンクの殻の日除けとしわのある色とりどりのマゼンタの縞の黄色い唇弁の白い花のアーチ形の房のために栽培される
- 2つの唇弁のある小さい通常紫がかっている花の房を持っているオドリコソウ属の様々な植物のどれか
- 鋸歯状の葉と小さい2枚の唇弁をもつ白または紫がかかった赤の花をつけるユーラシアの植物
唇弁と同じ種類の言葉
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