紫の

デジタル大辞泉

むらさき‐の【紫の】

読み方：むらさきの

［枕］

１ ムラサキの根で染めた色の美しいところから、「にほふ」にかかる。

「—にほへる妹を憎くあらば」〈万・二一〉

２ 紫色が名高い色であったところから、地名「名高(なたか)」にかかる。

「—名高の浦の砂地(まなごつち)」〈万・一三九二〉

３ 濃く染まる意から、「濃(こ)」と同音を含む地名「粉滷(こがた)」にかかる。

「—粉滷の海にかづく鳥」〈万・三八七〇〉

Weblio日本語例文用例辞書

「紫の」の例文・使い方・用例・文例

• 彼女はドレスに紫のコサージュをピン止めした。
• ジャカランダは紫の花をつける。
• 私は紫のバックを手に提げています。
• 紫のじゅうたんはこの赤いカーテンと調和しないだろう。
• あなたの紫のセーターはこの黄色いスカートと釣り合わないだろう.
• 紫のしまのある白いペチュニア.
• その婦人は紫のドレスをみごとに着こなしていた.
• あの紫のドレスで彼女は引き立って見える.
• 紫の庭
• 紫のさえない色合いの
• 藤色が混じる紫の
• ピンクがかった紫の
• 赤味がかった紫の
• 赤く染められた紫の
• 紫の花を持つさま
• みなぎる紫の明り
• （花について）紫の目のようなマークがあるさま
• 半衰えた常緑樹、紫のヒース
• 緑と紫の細菌