婦人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/08/05 07:32 UTC 版)
婦人(ふじん)とは、成人女性を指す用語である[1]。敬称としてはご婦人(ごふじん)があり、英語圏におけるMs.に相当する。一般的には成人女性全般や大人の女性に対する代名詞として用いられる[2][3][4]。上流階級の女性に対しては「貴婦人」という表現があてられる[5]。
概説
大正デモクラシーの時期、「婦人」という言葉は普通選挙権の要求運動などとも連動し、非常に斬新な響きを持つ言葉として捉えられた。『婦人公論』に代表されるように、当時は「意識の高い成人女性」を象徴するようなニュアンスさえ帯びていた。また、社会主義国家群においては「婦人解放の日」が制定されるなど、男権優位的なニュアンスを持つ「夫人」(こちらは既婚女性を指す)の代替語として用いられることもあった[7]。一方で、歴史的・構造的な批判も存在し、政治家の三井マリ子は、「婦」という漢字が「女」に「帚(ほうき)」を組み合わせた文字であり女性差別的な表現を含んでいるとして、使用を控えるべきだと指摘している[8]。
現代の日本語において、成人女性を指すより一般化した呼称は「女性」であり、より丁寧な呼称が「ご婦人」「レディ」「淑女」などである。なお、上流階級の女性に対しては「貴婦人」という呼称が用いられる。
注釈
- ↑ 字通, デジタル大辞泉,精選版 日本国語大辞典,普及版. “婦人(フジン)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2026年3月19日閲覧。
- ↑ 字通, デジタル大辞泉,精選版 日本国語大辞典,普及版. “婦人(フジン)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2026年3月20日閲覧。
- ↑ “御婦人(ゴフジン)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2023年12月9日閲覧。
- ↑ “日本語でのご婦人の同義語や比喩表現”. Reverso Sinonimi. 2023年10月9日閲覧。
- ↑ “貴婦人(きふじん)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2023年12月9日閲覧。
- ↑ “「婦女」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書”. Weblio辞書. 2023年10月10日閲覧。
- ↑ 漆田和代「『婦人』『女』『女性』 女の一般呼称考」れいのるず=秋葉かつえ編『おんなと日本語』有信堂、1993、ただし原論文は1980年。
- ↑ 1990年9月の東京「都議会厚生文教委員会で三井マリ子議員(社会・都民会議)が「ほうきを持った女性をかたどった婦人の『婦』という字は性役割の撤廃という面からも非常に問題ある言葉。行政から率先して直すのが大切」と都側に要請。」「読売新聞」1991年7月11日「「婦人→女性」お役所言葉のトレンド 都では条例改正も」
関連項目
婦人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/04 07:58 UTC 版)
50歳くらい。名前は村野(旧姓は田井)。歳よりも若く見え、色白で頬に薄い赤み。目が大きい。中年太りはしてなく、世帯やつれは見えない。小柄で小顔。短い指に指輪はない。生れは静岡だが、継母と合わず、九州の「弓浦市」の縁者の所に預けられていたという。現在、夫は沼津の神社の神官で、息子と娘がいるが、夫婦不和で、婦人は東京に逃げている。
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「婦人」の例文・使い方・用例・文例
- 婦人団体
- 私が産婦人科探しをした
- 彼女は婦人帽子類のデザイナーだ。
- 彼は15歳のとき婦人帽子業で働き始めた。
- 「あの売春婦は実は婦人警官なんだ」
- トルバドゥールたちは騎士道と貴婦人崇拝を歌った。
- 陸軍婦人部隊員たちは第二次世界大戦中に米国陸軍で働いた。
- 彼女は産婦人科の臨床学准教授である。
- 医師は彼女に婦人科の病歴を聞いた。
- 病院の婦人科
- 急進的な婦人参政権拡張論者のグループ
- 彼女はその老婦人がバスに乗るのを手伝った。
- 絵の中の婦人乗馬者は画家の妻と考えられれている。
- 彼女は日本で最初の婦人記者だ。
- その婦人は緑色のベールをかぶっていた。
- あなたはこのご婦人に席を譲っていただけませんか。
- 婦人靴のパンプス
- 私の友達は産婦人科で働いています。
- 彼女は、鈴木婦人です。
- あなたはバス停でバスを待っている老婦人を知っていますか。
婦人と同じ種類の言葉
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