ふ‐じん【夫人】
ぶ‐にん【▽夫人】
夫人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/06/24 18:25 UTC 版)
夫人(ふじん、ぶにん)
意味
(「夫」は扶で、おっとを助けるの意[1])
- 他人の妻を敬って言う語。令夫人とも。
- 公人の妻の呼称または敬称。市長夫人・知事夫人・議員夫人。大統領夫人、首相夫人はファーストレディとも。
- 役職者の妻の呼称。教授夫人、頭取夫人、院長夫人、社長夫人。専務夫人。
- 特定の地域に住む人の妻のこと。
- 律令制における天皇の后妃の身位及び称号。皇后・妃に次ぐ地位にあり、定員は3名。位階は最低でも従三位・正三位を与えられる。天武天皇に3人の夫人が置かれたのが確認される最古の記録である。平安時代以降、妃・嬪(ひん)の号とともに次第に用いられなくなり淳和天皇期に事実上廃止され、夫人の地位は中宮・女御・更衣へと移行する。
- 后妃位の1つ。 秦から唐までの後宮における高位の妃嬪の汎称。特定の称号として三夫人(貴嬪・夫人・貴人)のうちの第2位であり、爵位としては公に相当した。
- 貴族の正室・配偶者に許された儀礼称号。「伯爵夫人」「男爵夫人」。夫人位、夫人号ともいう。
夫人の称号で主に呼ばれる人物
夫人を題する作品
主な皇妃としての「夫人」
| 夫人 | 西暦生没年 | 天皇 | 父 | 母 | 所生の皇子女 | 位階 | 身位の推移 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 藤原宮子 | 684?–754 | 文武天皇 | 右大臣 藤原不比等 | 賀茂比売 | 聖武天皇 | 正一位 | 夫人 → 皇太夫人 → 太皇太后 |
| 橘古那可智 | ?– 759 | 聖武天皇 | 中宮大夫 橘佐為 | 不詳 | なし | 正二位 | 夫人 |
| 藤原南殿 [注釈 1] | ?– 748 | 左大臣 藤原武智麻呂 | 不詳 [注釈 2] | なし | 正三位 | 夫人 | |
| 藤原北殿 [注釈 1] | ?– 760 | 参議 藤原房前 | 牟漏女王 | なし | 従二位 | 夫人 | |
| 県犬養広刀自 | ?– 762 | 讃岐守 県犬養唐 | 不詳 | 井上内親王・不破内親王・安積親王 | 正三位 | 夫人 | |
| 藤原曹司 [注釈 3] | 758 – 793 | 光仁天皇 | 左大臣 藤原永手 | 藤原良継女 | なし | 従三位 [注釈 4] | 夫人 |
| 高野新笠 | ?– 789 | 百済武寧王裔 和乙継 | 土師真妹 | 能登内親王・桓武天皇・早良親王 | 正三位 | 夫人 → 皇太夫人 | |
| 紀宮子 | ?– ? | 相模介 紀稲手 | 不詳 | なし | 従三位 | 夫人 | |
| 藤原旅子 | 759 – 788 | 桓武天皇 | 参議 藤原百川 | 藤原諸姉 | 淳和天皇 | 従三位 | 夫人 |
| 藤原吉子 | ?– 807 | 右大臣 藤原是公 | 不詳 [注釈 5] | 伊予親王 | 従三位 | 夫人 | |
| 多治比真宗 | 769 – 813 | 参議 多治比長野 | 不詳 | 葛原親王・佐味親王・賀陽親王・ 大徳親王・因幡内親王・安濃内親王 |
従三位 | 夫人 | |
| 藤原小屎 | ?– ? | 中務大輔 藤原鷲取 | 不詳 | 万多親王 | 従五位上 | 夫人 | |
| 藤原緒夏 | ?– 855 | 嵯峨天皇 | 右大臣 藤原内麻呂 | 不詳 | なし | 従三位 | 夫人 |
補注
注釈
出典
- ↑ “夫人(フジン)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 精選版 日本国語大辞典. DIGITALIO. 2025年5月18日閲覧。
- ↑ 『侯爵夫人 (カワード ノエル)』。
- ↑ 『土曜夫人 (織田 作之助)』。
- ↑ 『饗応夫人 (太宰 治)』。
- ↑ 『夫人探索 (夢野 久作)』。
- ↑ 『S夫人への手紙 (岸田 国士)』。
- ↑ 『S夫人への手紙[別稿] (岸田 国士)』。
- ↑ 角田文衛「竹野女王」、『平安人物志』上巻 pp.81–82所収、法蔵館文庫、2020年
- ↑ 桜田真理絵「橘嘉智子立后にみる平安初期皇后の位置」、吉村武彦 編『律令制国家の理念と実像』p.362所収、八木書店、2022年、ISBN 978-4-8406-2257-8
関連項目
夫人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/09 04:27 UTC 版)
河東柳氏(北魏の秦州主簿柳仲起の娘。子がなく早逝した) 天水趙氏(478年 - 556年、北魏の隴西天水二郡太守趙煦(字は賓育、趙芬の祖父)の娘。鄴で死去し、裴良墓のそばに合葬された)
※この「夫人」の解説は、「裴良」の解説の一部です。
「夫人」を含む「裴良」の記事については、「裴良」の概要を参照ください。
夫人
「夫人」の例文・使い方・用例・文例
- ロビンソン夫人はあなたのお母さんとほぼ同じくらいの年齢だ
- 大統領夫人は大統領を陰で支える要である
- マクベス夫人
- ホワイト夫人
- あなたはブラウン夫人とはどのような関係があるのですか
- ローゼンタール夫人は私たちを温かく迎えてくれた。
- この映画で彼女は上流夫人の役を演じている。
- 彼はベネチアでボーニ夫人を訪ねた。
- 夫人は涙でいっぱいの目で司祭に告白した。
- 彼は侯爵夫人にダンスを申し込んだ。
- 私もこんな可愛い夫人になりたい。
- 彼女は第二のキュリー夫人だ。
- 彼は夫人を一緒につれてきた。
- 彼は夫人のいのままだった。
- 大統領は、外国へ行くときたいてい夫人を同伴する。
- 杉本夫人はいつもこぎれいな着物を着ている。
- 招待客の中には市長とその夫人がいた。
- 私は家にあるだけのバターをジョーンズ夫人に貸してあげた。
- 私はあなたをブラウン夫人と間違えた。
- 私の夢は大統領夫人になることです。
- >> 「夫人」を含む用語の索引
- 夫人のページへのリンク
