夫人とは? わかりやすく解説

ふ‐じん【夫人】

読み方:ふじん

貴人の妻。また、他人の妻を敬っていう語。「―同伴」「令―」「社長―」

律令制で、皇后・妃の次に位する後宮(こうきゅう)の女性三位上の女性から選んだ。ぶにん。

昔、中国で、天子の后(きさき)や諸侯の妻などの称。ぶにん。


ぶ‐にん【夫人】

読み方:ぶにん

「ふじん(夫人)」に同じ。

日本国王の―丹治比の嬢女(をみな)の胎(はら)に」〈霊異記・下〉


夫人

読み方:ブニンbunin

天皇キサキの称。


ぶにん 【夫人】

夫人のことだが、仏教経典では呉音ブニンと読む。韋提希夫人摩耶夫人など。→ (各その項を見よ

夫人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/06/24 18:25 UTC 版)

夫人(ふじん、ぶにん)

意味

(「夫」は扶で、おっとを助けるの意[1]

夫人の称号で主に呼ばれる人物

夫人を題する作品

主な皇妃としての「夫人」

夫人 西暦生没年 天皇 所生の皇子女 位階 身位の推移
藤原宮子 684?–754 文武天皇 右大臣 藤原不比等 賀茂比売 聖武天皇 正一位 夫人 → 皇太夫人太皇太后
橘古那可智 0 ?0– 759 聖武天皇 中宮大夫 橘佐為   不詳   なし 正二位 夫人
藤原南殿 [注釈 1] 0 ?0– 748 左大臣 藤原武智麻呂   不詳 [注釈 2]   なし 正三位 夫人
藤原北殿 [注釈 1] 0 ?0– 760 参議 藤原房前 牟漏女王   なし 従二位 夫人
県犬養広刀自 0 ?0– 762 讃岐守 県犬養唐   不詳 井上内親王不破内親王安積親王 正三位 夫人
藤原曹司 [注釈 3] 758 – 793 光仁天皇 左大臣 藤原永手 藤原良継   なし 従三位 [注釈 4] 夫人
高野新笠 0 ?0– 789 百済武寧王裔 和乙継 土師真妹 能登内親王桓武天皇早良親王 正三位 夫人 → 皇太夫人
紀宮子 0 ?0 ? 相模介 紀稲手   不詳   なし 従三位 夫人
藤原旅子 759 – 788 桓武天皇 参議 藤原百川 藤原諸姉 淳和天皇 従三位 夫人
藤原吉子 0 ?0– 807 右大臣 藤原是公   不詳 [注釈 5] 伊予親王 従三位 夫人
多治比真宗 769 – 813 参議 多治比長野   不詳 葛原親王佐味親王賀陽親王
大徳親王因幡内親王安濃内親王
従三位 夫人
藤原小屎 0 ?0 ? 中務大輔 藤原鷲取   不詳 万多親王 従五位上 夫人
藤原緒夏 0 ?0– 855 嵯峨天皇 右大臣 藤原内麻呂   不詳   なし 従三位 夫人

補注

注釈

  1. 1 2 は不詳。
  2. 一説に竹野女王[8]
  3. 一説に諱は曾子。
  4. 尊卑分脈』に拠れば正二位
  5. 一説に橘真都我[9]

出典

  1. 夫人(フジン)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 精選版 日本国語大辞典. DIGITALIO. 2025年5月18日閲覧。
  2. 侯爵夫人 (カワード ノエル)
  3. 土曜夫人 (織田 作之助)
  4. 饗応夫人 (太宰 治)
  5. 夫人探索 (夢野 久作)
  6. S夫人への手紙 (岸田 国士)
  7. S夫人への手紙[別稿] (岸田 国士)
  8. 角田文衛「竹野女王」、『平安人物志』上巻 pp.81–82所収、法蔵館文庫、2020年
  9. 桜田真理絵「橘嘉智子立后にみる平安初期皇后の位置」、吉村武彦 編『律令制国家の理念と実像』p.362所収、八木書店、2022年、ISBN 978-4-8406-2257-8

関連項目


夫人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/09 04:27 UTC 版)

裴良」の記事における「夫人」の解説

河東氏(北魏秦州主簿仲起の娘。子がなく早逝した) 天水趙氏478年 - 556年北魏隴西天水二郡太守趙煦(字は賓育、趙芬祖父)の娘。鄴で死去し裴良墓のそばに合葬された)

※この「夫人」の解説は、「裴良」の解説の一部です。
「夫人」を含む「裴良」の記事については、「裴良」の概要を参照ください。

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夫人

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 11:47 UTC 版)

名詞

ふじん、ぶにん)

  1. 貴人女性配偶者敬意込めた呼称
  2. 接尾辞的に用いて貴人の妻に対す敬称
  3. 歴史律令制における天皇后妃の身位及び称号皇后に次ぐ地位にあり、定員は3名。位階三位与えられる平安期にはいると、中宮女御更衣等に替わられ、事実上廃止になった

語源

古典中国語から[1]たすける人の意味とされる[2]

複合語

翻訳

語義2

脚注

  1. 礼記, 曲礼下 :
    天子之妃曰后,諸侯夫人大夫曰孺人,士曰婦人庶人曰妻。
  2. 釈名, 釈親属:
    諸侯之妃曰夫人;夫,扶也,扶助其君也。

「夫人」の例文・使い方・用例・文例

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