相応とは?

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そう‐おう〔サウ‐〕【相応】

[名・形動(スル)

つりあいがとれていること。ふさわしいこと。また、そのさま。「収入相応な(の)暮らし」「能力相応し働き

仏語心と、心の働きとが互いに結びついていること。また、心と対象世界との結合、因と果との結合身・口・意三業(さんごう)の結合などにもいう。


あい‐おう・ずる あひ‥ 【相応】

〔自サ変〕 [文]あひおう・ず 〔自サ変〕 (「あい」は接頭語

答える。応答する。

四河入海(17C前)一七「そこで咲語すれば、千山相応ずる如くなるぞ」

つりあいが取れる。比べられる。並べられる。

太平記14C後)一二此の大内を造られたる事、其の徳相応(アヒヲウ)ず可からず」

両方適合する。

西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一二朋友感情相通じ、声気相(あヒ)応じ」


そう‐おう サウ‥ 【相応】

1 〔名〕

① (形動ナリ・タリあいかなうこと。つりあうこと。ふさわしいこと。また、そのさま。相当。

玉葉承安三年(1173)七月一七日「事躰頗不相応、果可煩歟云々

申楽談儀(1430)世子「ただ浮船松風村雨などやうの能にさうをうたらんを、無上の物と知るべし」

滑稽本浮世風呂(1809‐13)前「支躰(づうてへ)相応(サウオウ)な孑孑(ぼうふら)をおっかけてりゃアまだしもだに」〔国語‐斉語〕

仏語色心諸法一定の条件和合して離れない関係にあること。心と心作用との和合身業口業との和合など。また、心を集中統一させて理と和合すること。密教でいう身・口・意三密相互に結び合うことや、境と智が結び合うことなど。

今昔1120頃か)一一我が伝へ学べる所の秘密の教、流布相応して、彌勒の出世まで可持き地有らむ」〔勝鬘経一乗章〕

③ 必要。所用

大乗院寺社雑事記文正二年(1467)正月二日「自然相応儀は立所用了」

2 平安前期天台宗の僧。俗姓井(いちい)氏。近江滋賀県)の人。円仁学び、叡南で修行して、貞観七年(八六五)無動寺明王院)を開山寛平二年(八九〇)内供奉に任ぜられる。天長八〜延喜一八年(八三一九一八)


ふさい ふさひ 【相応】

〔名〕 (動詞「ふさう(相応)」の連用形名詞化適合すること。似合うこと。

宇津保(970‐999頃)内侍督「一つ物なると見ればこそ、ふさいにはおぼえぬ」


ふさわふさはし 【相応】

〔形シク〕 ⇒ふさわしい(相応)


ふさ・う ふさふ 【相応】

〔自ワ五(ハ四)〕 よく合う。適合する。似合う。つりあう。また、心にかなう気に入る。

古事記(712)上・歌謡「ぬば玉の 黒き御衣まつぶさ取り装ひ 沖つ鳥 胸見る時 羽叩ぎも これは布佐波(フサハ)ず」


ふさわし・い ふさはしい 【相応】

〔形口〕 [文]ふさはし 〔形シク〕 (動詞「ふさう(相応)」の形容詞化似つかわしい似合っている。つりあっている。心に適っている。

落窪(10C後)一「いと心ふかき御心もきき染みにければ、さる心ざまやふさはしかりけん

セルロイドの塔(1959)〈三浦朱門〉二「場所柄ふさわしからぬ笑声も時々起った」

形動

〔名〕


相応

読み方:フサイ(fusai)

ふさわしいこと


相応

読み方そうおう(831~918)

平安時代前期天台僧で、千日回峰行創始者とされる。天長8年831近江国浅井郡生まれ俗姓井(いちい)氏。比叡山登り座主円仁について修行をかさねた。相応は験力があったことで知られ、文徳天皇女御らの病気をいやし、名声を博した。比良山系の西、葛川谷で滝に打たれての厳し修行最中滝壷生身不動明王の姿を感得し、これを抱きとったところ一本霊木であったといい、それを自ら刻んでまつったのが、太鼓まわしで知られる葛川明王院起源となっている。延喜18年(918)、88歳で没。



そうおう 【相応】

平安時代天台宗僧。近江の人。比叡山円仁学び東塔無動寺を建て、回峰行本拠とした。朝廷最澄円仁大師号奏上実現させた。私称建立大師。(八三一九一八)→ 回峰行

相応

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/04 05:26 UTC 版)

相応(そうおう)とは、つり合っていること即ち相応しい(ふさわしい)ことである。ここでは仏教用語の相応について解説する。




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