不動明王とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 宗教 > 仏教 > 明王 > 不動明王の意味・解説 

ふどう‐みょうおう〔‐ミヤウワウ〕【不動明王】

《(梵)Acalanāthaの訳》五大明王八大明王の主尊。大日如来の命を受けて魔軍撃退し、災害悪毒を除き、煩悩(ぼんのう)を断ち切り行者守り諸願を満足させる。右手利剣左手に縄を持ち岩上座して火炎に包まれた姿で、怒り形相に表す。両眼を開いたもの左眼半眼したものとあり、牙(きば)を出す。制吒迦(せいたか)・矜羯羅(こんがら)の二童子を従えた三尊形式が多い。不動尊。無動尊。


不動明王(ふどうみょうおう)

五大明王一つで、大日如来現世すべての悪を降伏させるために忿怒の相を表した姿のこと。眼を怒らせ両牙を咬み、右に悪を断つ宝剣持ち左手には羂索を持つ。大火焔の中に身を置き、多く岩盤上に座し、八童子を従えている。不動信仰には諸願成就厄除け蓄財など多くの徳があるところから鎌倉時代以降の武人に好まれ、刀身にはその彫刻が施された。彫刻の例では火焔不動・滝不動・竜乗り不動、また倶利迦羅の剣も不動明王の化身体である。

不動明王

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 01:36 UTC 版)

不動明王(ふどうみょうおう、: अचलनाथ acalanātha[2])は、仏教の信仰対象であり、密教特有の尊格である明王の一尊。大日如来の化身とも言われる。また、五大明王の中心となる明王でもある。真言宗をはじめ、天台宗禅宗日蓮宗等の日本仏教の諸派および修験道で幅広く信仰されている。大日如来降三世明王軍荼利明王大威徳明王金剛夜叉明王、金剛愛染明王らと共に祀られる。


注釈

  1. ^ 五大尊のうち不動明王
  2. ^ 「アチャラ」は動かない、「ナータ」は守護者の意[1]
  3. ^ 日蓮は清澄寺や延暦寺で密教を修めている。日蓮は建長6(1254)年6月25日、愛染明王を太陽の中、立像で腕が四本の不動明王を月の中に感得したとして「不動愛染感見記」(国重文)を書いた。「不動・愛染感見記」一考(尚、この感見記には偽書説もある)また、日蓮の御書には度々不動明王が登場し、「法華経の前触れである無量義経は皇帝の行列の前を清める将軍のような教典であり、不動明王の剣索・愛染明王の弓箭のようなものだ」(上野殿母尼御前御返事)と述べており、法華経守護と悪魔降伏の仏として自筆の曼荼羅には不動明王を必ず書いている。
  4. ^ この経典の読みは、「しょうむどうそん だいいぬおう ひみつだらにきょう」となる。
  5. ^ この経典の読みは、「ぶっせつ しょうふどうきょう」となる。
  6. ^ この経典の読みは、「けいしゅ しょうむどうそん ひみつだらにきょう」となる。

出典

  1. ^ 羽田 2016, p. 48.
  2. ^ 「不動明王」 - 精選版 日本国語大辞典、小学館。
  3. ^ 不動明王御真言 成田山新勝寺
  4. ^ 秋山学『呉音から西洋古典語へ : 第1部 印欧語文献としての弘法大師請来密教経典』、文藝言語研究. 言語篇 61巻、筑波大学文藝・言語学系、2012年3月、45頁。
  5. ^ a b 頼富本宏『曼荼羅の鑑賞基礎知識』至文堂、1991年、95頁。
  6. ^ 不動信仰事典 宮坂宥勝編集 p.297戎光祥出版
  7. ^ 『週刊朝日百科 日本の国宝』65、朝日新聞社、1998、p.138
  8. ^ 松永有慶『高野山』(岩波新書)、岩波書店、2014、pp.195 - 196
  9. ^ 末吉武史「三井寺の不動明王像」、大阪市立美術館ほか編『国宝三井寺展』(展覧会図録)、2008、所収、p.226
  10. ^ a b c d e f g h 「八大金剛童子」 - 精選版 日本国語大辞典、小学館。
  11. ^ a b 「不動明王」 - 精選版 日本国語大辞典、小学館。
  12. ^ 国指定文化財等データベース(文化庁)
  13. ^ 『解説版新指定重要文化財 彫刻』、毎日新聞社
  14. ^ 千葉県教育委員会ホームページ



「不動明王」の例文・使い方・用例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



不動明王と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「不動明王」の関連用語



3
76% |||||

4
76% |||||


6
74% |||||

7
74% |||||

8
74% |||||

9
74% |||||

10
74% |||||

不動明王のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



不動明王のページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
銀座長州屋銀座長州屋
Copyright (c)1998-2022 Ginza Choshuya Co.Ltd. All rights reserved
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの不動明王 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2022 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2022 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2022 GRAS Group, Inc.RSS