しゅげん‐どう〔‐ダウ〕【修験道】
修験道
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修験道(しゅげんどう)とは、古代日本において山岳信仰に仏教(密教)や道教(九字切り)等の要素が混ざりながら成立した、日本独自の宗教・信仰形態。山へ籠もって厳しい修行を行うことで悟りを得ることを目的とする。仏教(密教)の一派として扱われて修験宗と表現されることもある[1]。修験道の実践者を修験者または山伏という。修験道はじまりの地、葛城山には「葛城二十八宿」があり、法華経八巻二十八品を埋納したとされる経塚がある。
注釈
出典
- ^ 修験宗とは - コトバンク
- ^ a b c “修験道とは・・・ 「自然と人間」”. 天台寺門宗. 2018年10月28日閲覧。
- ^ 田中利典『体を使って心をおさめる修験道入門』2014年、集英社新書、16頁。
- ^ a b c d e 佐藤信、五味文彦、高埜利彦、鳥海靖『詳説日本史研究』(改訂版)山川出版社(原著2008-8-30)。ISBN 9784634011014。[要ページ番号]
- ^ a b 伊矢野 美峰『CDブック 修験道―その教えと秘法』大法輪閣,2004[要ページ番号]
- ^ 宮家準『修験道と日本宗教』春秋社,1996[要ページ番号]
- ^ “験道の開祖・役行者”. 天台寺門宗. 2018年10月28日閲覧。
- ^ 金峯山修験本宗総本山金峯山寺|修験道
- ^ 首藤善樹『週刊日本の名寺をゆく仏教新発見』朝日新聞出版、2016年、14-15頁頁。
- ^ Shugendō shugyō taikei. Shugendō Shugyō Taikei Hensan Iinkai, 修驗道修行大系 編簒委員会. (Shohan ed.). Tōkyō: Kokusho Kankōkai. (Heisei 6 [1994]). ISBN 4-336-03411-7. OCLC 30903024
- ^ 明治5年9月15日太政官布告第273号(『法令全書 明治5年』内閣官報局、pp.194-195)
- ^ 立川武蔵『癒しと救い: アジアの宗教的伝統に学ぶ』、玉川大学出版部、2001年、29頁。
- ^ “国立国会図書館デジタルコレクション 日本大蔵経. 第38巻 宗典部 修験道章疏 3”. 2020年7月17日閲覧。
- ^ “信州大学付属図書館 近世日本山岳関係データベース”. 2020年7月17日閲覧。
- ^ “本山修験宗聖護院門跡 「修験道について」”. 2020年7月17日閲覧。
- ^ 海浦義観『修験安心義鈔』円覚寺, 1898年。
- ^ 牛窪弘善『修験道綱要』中著出版、1980年6月25日、3頁。
- ^ a b 宮家準『本山修験第23号 修験道の灌頂法』本山修験宗本庁総本山聖護院門跡、1968年11月1日、16-18頁。
- ^ 宮家準『修験道儀礼の研究』春秋社、1971年2月10日、716頁。
- ^ 『修験道の発達』畝傍書房、1943年1月1日、293頁。
- ^ a b c d “国立国会図書館デジタルコレクション日本大蔵経. 第17巻 宗典部 修験道章疏 1”. 2020年7月17日閲覧。
- ^ a b c “国立国会図書館デジタルコレクション 日本大蔵経. 第37巻 宗典部 修験道章疏 2”. 2020年7月7日閲覧。
- ^ “国立国会図書館デジタルコレクション 修験聖典”. 2020年7月17日閲覧。
- ^ Miyake, Hitoshi; 宮家準 (1999). Shugendō shisō no kenkyū (Zōho Kettei-han ed.). Tōkyō: Shunjūsha. ISBN 4-393-29130-1. OCLC 43473249
- ^ 修験聖典編纂会編『修験聖典』修験聖典編纂会、昭和2年。
- ^ 谷口 智泉『柱源神法』東方出版, 2007
- ^ 海浦義観『修験秘奥鈔』, 1890年。
- ^ a b 『日本三大修験道場』 - コトバンク
- ^ 日本放送協会. “九州の霊峰・英彦山へ 〜修験の道“峰入り古道”〜 - にっぽん百名山”. 2023年5月11日閲覧。
- ^ 正博, 山口 (2004). “英彦山系修験霊山と松会(修験道の世界観)(テーマセッション)(第六十二回学術大会紀要)”. 宗教研究 77 (4): 916–917. doi:10.20716/rsjars.77.4_916 .
- ^ “宝満山”. 竈門神社 (2023年12月30日). 2023年12月30日閲覧。
修験道
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また、近世以前には神倉神社を拠点とする神倉聖(熊野速玉大社など新宮一帯の社寺の運営にあたった修験者集団)の聖地・行場と見られていた(『紀伊続風土記』)。
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修験道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 04:03 UTC 版)
ユダヤ教徒は祈りの際に黒い小箱(ヒラクティリー、en:Phylactery、別名、テフィリン、en:Tefillin)を額に結びつけ羊の角笛ショーファールを吹くが、山伏も黒い小箱(頭襟)を額に結びつけ角笛に似た形の法螺貝を吹く点で、非常に類似している。このような類似性は、世界中のどの民族、宗教にも見られず、ただ、ユダヤ教徒と日本の山伏との間にのみ、存在する。 山の神といわれる天狗の像は兜巾をつけてしばしば虎の巻を持ちそれを修行者に授けるといわれるが、イスラエルの民はシナイ山でヤハウエからトーラー(十戒(律法)が刻まれた石板)を授かった。 古代ヘブライの祭睚レビ族は、みな白い服装をしていた。非常にゆったりとした和服のような服で、そで口には「リンネ」と呼ばれる房が4つ付いていた。ヒラクティリーを使用していた。彼らの姿は、まさしく神道の神官や修験道の山伏のような姿をしていたのである。 ユダヤ人が羊の角から作る笛ショーファーと山伏の吹く法螺貝は、音色が似ている。日本では羊の角が入手出来なかったので、似た音の出る法螺貝で代用したという説がある。 四国の徳島県の修験道の聖地にして、霊山である「剣山」には、ソロモンの秘宝が隠されているという根強い噂があり、一時、発掘隊が組織された時期もあった。この剣山では毎年、「神輿祭り」が行なわれるが、その日は、明治以降の「祇園祭り」の前祭と同じ、7月17日(グレゴリオ暦)である。なお、ノアの箱舟はユダヤ暦(太陰太陽暦)7月17日 にアララト山に漂着された日とされている。7月17日はユダヤ暦の半日祝日となっている。
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修験道
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仏教の影響を多分に受けた修験道においても懺悔は行われ、山祇(山神)の好む秘密告白と祓えとの一分岐である。懺悔をする対象が直接的であり、修行の一環でもある(この点において、仏教ともキリスト教とも異なる)。
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