日系人
日系人
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日系人(にっけいじん)とは、日本以外の国に移住し当該国の国籍または永住権を取得した日本人、およびその子孫のこと。2017年時点で約400万人存在すると推定されており[4]、世界に散らばる日系人のうち、3分の2はラテンアメリカに集中している[5]。日本に居住する日系人は約30万人存在する。日本人留学生や国外出張者など日本国外に在住する日本国籍者は在外日本人と呼ばれ約140万人存在する。
注釈
出典
- ^ http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/tokei/hojin/11/pdfs/1.pdf[要ページ番号]
- ^ Japan news, commentary, culture, sports | The Japan Times(2009年3月6日時点のアーカイブ). Search.japantimes.co.jp. Retrieved on 2013-08-24.
- ^ Adachi, Nobuko (2006-05-30). Japanese diasporas: Unsung pasts, conflicting presents, and uncertain futures. ISBN 978-0-415-77035-4 .[要ページ番号]
- ^ 海外日系人協会の資料より在日日系人数、海外日系人数を合計。概数。アジア・ヨーロッパなどへの永住者や日系人は含まれていない。
- ^ “Uruguay entra al radar de Japón”. エル・パイス. (2018年2月25日). オリジナルの2018年2月25日時点におけるアーカイブ。
- ^ “Boxer Codex”. Boxer mss. II (ca. 1590). 2019年12月7日閲覧。
- ^ 「慶長遣欧使節」派遣400周年」ニッポンドットコム財団
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- ^ 吉岡桂子 (2018年6月8日). “「越境者の政治史」書評 「移動」に焦点、「日本人」とは”. 朝日新聞. オリジナルの2020年3月26日時点におけるアーカイブ。
- ^ “(世界発2018)メキシコの村、息づく日本 榎本武揚が提唱、121年前に入植”. 朝日新聞. (2018年2月13日). オリジナルの2021年8月23日時点におけるアーカイブ。
- ^ “日本と中南米(エピソード集)~遠くて近いアミーゴの国々~”. 外務省. オリジナルの2021年2月24日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b “安倍首相、ウルグアイとパラグアイを訪問”. MBS. (2018年12月3日). オリジナルの2018年12月4日時点におけるアーカイブ。
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- ^ a b “安倍首相、ウルグアイとパラグアイを訪問”. TBS. (2018年12月3日). オリジナルの2018年12月4日時点におけるアーカイブ。
- ^ “引き揚げのはじまり”. 舞鶴引揚記念館. 2020年11月28日閲覧。
- ^ “パラグアイ共和国(Republic of Paraguay) 基礎データ”. 外務省. (2020年11月25日). オリジナルの2021年6月7日時点におけるアーカイブ。
- ^ 貴堂嘉之『移民国家アメリカの歴史』岩波書店〈岩波新書〉、2018年10月19日、199頁。
- ^ a b c d e “日本と海外の国籍について知る”. 日本経済新聞 (2017年2月20日). 2020年11月28日閲覧。
- ^ “日本人出・帰国記録(EDカード)の廃止について”. 法務省. (2001年6月8日). オリジナルの2001年10月19日時点におけるアーカイブ。
- ^ “国籍の選択について”. 法務省. オリジナルの2020年12月23日時点におけるアーカイブ。
- ^ “熊谷6人殺害 ペルー人容疑者の兄は17人殺した「死の使徒」” (日本語). 日刊ゲンダイ (日刊ゲンダイ). (2015年9月18日). オリジナルの2015年9月19日時点におけるアーカイブ。 2015年9月19日閲覧。
- ^ “熊谷6人惨殺!ペルー男なぜ日本名?日系人は優遇されて稼げる” (日本語). ジェイ・キャスト (ジェイ・キャスト). (2015年9月18日) 2015年9月19日閲覧。
- ^ 海外日系人協会資料より抜粋。平成29年。概数。
日系人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 05:09 UTC 版)
カリフォルニアはハワイと並んで、日本人と関係の深い米国の州のひとつである。古くはジョン万次郎、福澤諭吉、勝海舟から、この地を訪れた日本人は多い。意外なところでは、竹久夢二もこの地を訪れている。 明治以降は日本人の移民が相次ぎ、1924年(大正13年)に日本人の移民を禁じる排日移民法が制定される。この差別的待遇は1941年(昭和16年)12月7日 の日米開戦・太平洋戦争(大東亜戦争)勃発によってさらに悪化し、敵性外国人となった日系アメリカ人は土地や財産を没収され、10か所の強制収容所に収容されることになる。これら大戦前の移民の出身地は、圧倒的に山陽地方(山口県・広島県・岡山県)および九州地方北部が多く、その理由として、かつては「山陽道は旅人の往来が多く、他所への移住に抵抗感が少ない地域であるから。」とされたが、「この地方は中世以来水軍(西洋的・近代日本の軍事、旧日本海軍、現在の海上自衛隊)の活動が顕著で、鎖国が解かれ(開国してから)再び出国ラッシュとなったから。」と云う説もある。このためか、かつては「アメリカ日系人の標準語は広島弁である。」とまで言われた。 戦後、日系人は戦時中に活躍した日系アメリカ人部隊(陸軍第442連隊戦闘団・第100歩兵大隊)の存在や、日系アメリカ人議員の輩出などで、その地位と名誉を回復する。1988年には強制収容所での不当な扱いに対して補償法案を通過させ、生存者への金銭的補償を勝ち取った。一般に、日系人は経済的には平均より恵まれているといえるが、依然としてグラス・シーリング「見えない天井」という社会問題が残されている(そもそも日系アメリカ人は大都市に多く住み、ゆえに所得も平均以上となるのは当然と言われている)。米国の農場主は圧倒的に白人が多い中、カリフォルニアでは、サクラメント近郊等にかなりの割合で日系農場主が存在している。 日系人社会はおよそ1世と2世、そして戦後から1980年代までの戦後移民、バブル以降の新移民に大別することができる。1世は、資源に乏しく貧しい日本で生活苦にあった貧困層がやむを得ず移住せざるを得なかったような経済難民的で、苦労して現在の地位を築き上げてきた功労者といえるが、アメリカ社会には同化しにくく、他の移民集団と同様にリトル・トーキョーに代表されるエスニック・タウンを形成する傾向がある。戦前・戦中の迫害経験から社会に対する猜疑心が強い、とも言われるが、とりわけ強制収容所での経験は1世の父権主義を心理的に崩壊させ、2世リーダーの台頭によって完全にその権威が失われてしまった。 2世以降は父祖の地としての日本に興味はあるものの、それ以上の感情は持たず、思考や行動はアメリカ人的である。ただ2世は1世の親と生地という2つの文化に自己を引き裂かれるというアイデンティティ・クライシスを経験することが多く、日系アメリカ人文学のテーマとして描かれることが多い。2世以降でアメリカで生まれ、幼少時より日本で教育を受けた後、再びアメリカに戻った人を「帰米」という。この場合は、心情的にも日本人とほとんどかわらないが、彼らのアメリカでの苦労もまた2世と同様に苦難を伴う場合が多かった。 戦後移民は米軍人妻(戦争花嫁)や、成功を目指して渡米した人が多い。ロッキー青木やショー・コスギが代表例である。この集団は個々に分散して、1つのエスニック・グループとしては形成されていない。しかし高齢化するにつれ、日本回帰の現象も見られる。 新移民はバブル景気以降の日本の「国際化」(=英米化)を受けて、アメリカで生活することを選んだ人たちである。脱サラ者や定年退職者、留学生などが多いが、彼らの生活は日本との関係に依存している面が多く、近年の不況から、帰国を選択するものも増えてきている。
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日系人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/19 14:41 UTC 版)
ルーツが日系人の場合は、まずNSD1プローブを使用したFISH法による染色体診断により、NSD1遺伝子領域の検索を行う。日本ではソトス症候群の遺伝子検査(FISH法)が保険収載されており、結果も数日で分かる。検体は末梢血からの血液で良く、ヘパリン加血液3-5ml程度が必要である。ただしソトス症候群の約5%にエクソン欠失 (1つ以上のエクソンの欠失)に関連して発症している症例があり、FISH法では、エクソン欠失関連のソトス症候群の検出が出来ない。FISH法で検索できなかった症例に対しては、シークエンス解析を行う。ただしシークエンス解析は高額であり、また結果が出るまで4か月程かかることがある。
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