日本美術
日本美術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/28 16:40 UTC 版)
日本の絵画コレクションは、 クック夫人が特に興味を示していたものである。最も重要なコレクションの一部は、夫人が生涯を通して収集したものであり、彼女は、1920年代 - 1930年代に横浜の美術商、野村洋三を通して、狩野元秀による桃山時代の「洛中洛外図」を描いた扇絵の数々と、室町時代の「菅原道真像」を購入した。これらの作品は、最近すっかり修理保存措置が施され、ホノルル美術館コレクションの礎としての位置を不動の物にしている。その他にも1952年に購入された鎌倉時代の絵巻「弘法太子行状絵巻」、1990年にロバート・F・ランジ財団の支援を得て購入された室町時代の水墨画「山水図」など特筆すべき作品が揃っている。ここ数年は、20世紀まで広げて、山川秀峰筆「鷺娘」中村大三郎筆「婦女」等の大正、昭和時代の重要な絵画が購入されている。 日本の絵画コレクションに加えて、漆器、特に沖縄漆器、彫刻、茶道具、武家文化美術品、仏教及び神道彫刻などのコレクションも豊富である。日本美術の中で最大のコレクションと言えば、日本の浮世絵版画が最も知られている。その数は10,000点にも上り、米国内でも最も優れたコレクションのひとつに数えられている。これは、主にジェームス・A・ミッチェナーから一括して贈られたものである。
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