絵画コレクションとは? わかりやすく解説

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絵画コレクション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 08:08 UTC 版)

ケンウッド・ハウス」の記事における「絵画コレクション」の解説

ケンウッド・ハウス収蔵絵画は、エドワード・ギネスが蒐集したコレクション、および、1974年寄贈されたサフォーク・コレクションからなる。その規模大きくはないが、17世紀フランドル絵画オランダ派、18世紀および19世紀イギリス絵画中心としたコレクション擁するその中でも特に、ヨハネス・フェルメールの『ギターを弾く女』、レンブラント・ファン・レイン晩年の『自画像』、フランス・ハルスの『ピーター・ファン・デン・ブロッケの肖像』、トマス・ゲインズバラの『ハウ伯爵夫人メアリー肖像』などが著名である。 エドワード・ギネスが特に力を入れて蒐集したのがイギリス絵画であり、ジョシュア・レノルズ36点、ゲインズバラ15点数える。これは、当時イギリス富豪の間で、率先してイギリス美術支援する姿勢見せることが流行していたためである。ギネスレノルズゲインズバラ作品1点あたりに約10000ポンド対価支払っている。一方ギネスフェルメールの『ギターを弾く女』を購入したのは1889年4月のことだが、その時画商払った対価は1050ポンドであった。この数週間後、パリオークションで『手紙を書く婦人と召使』が十倍上の価格落札され一気フェルメール価格世界的に高騰したケンウッド・ハウスいくつかの展示室の中でも、特に印象深い部屋とされるのが、東側北ウイング位置するダイニング・ルームである。この部屋入り口すぐ右側にはレンブラントの『自画像』が掲げられ反対側の左側にはフェルディナント・ボルの『婦人の肖像』が飾られている。これは、このボル作品かつてはレンブラント作と判断されていたためで、ギネス1888年にこの2点レンブラントによる男女肖像画として取り合わせる形で購入している。さらにこの部屋にはフェルメールの『ギターを弾く女』の他、アンソニー・ヴァン・ダイク2点ハルスの『ピーター・ファン・デン・ブロッケの肖像』、レノルズ自画像などが並ぶ。 一方のサフォーク・コレクションは主に、サフォーク家およびバークシャー家が16世紀後半から代々受け継いできた家族肖像画からなる。このコレクション第十一代サフォーク伯爵夫人1968年死去した後、その遺言に従って1974年寄贈された。 その他の画家としては、アンゲリカ・カウフマン、ジョン・クローム(英語版)、ジョージ・モーランド、ウィリアム・ラーキン(英語版)、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー、アーサー・ボイド・ホウトン(英語版)、フランソワ・ブーシェトーマス・ローレンスジョージ・ロムニーヤン・バプティスト・ウェーニクス英語版)、アルベルト・カイプ、ジョセフ・ライト、エドウィン・ランドシーアらの作品収蔵している。 また、靴の銀製バックルジュエリー、そしてミニアチュールコレクション所蔵している。

※この「絵画コレクション」の解説は、「ケンウッド・ハウス」の解説の一部です。
「絵画コレクション」を含む「ケンウッド・ハウス」の記事については、「ケンウッド・ハウス」の概要を参照ください。

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