品行方正
読み方:ひんこうほうせい
「清廉潔白」は「清廉で潔白」という2語から成る語である。「清廉」は心が清らかで私欲がないことを意味し、「潔白」は不正や後ろめたいことがないことを意味する。無私無欲とか「後ろ暗い部分がない」という意味合いで用いられることの多い語といえる。たとえば、「品行方正な政治家」といえば「(公私ともに)真面目に誠実に行動している」というニュアンスが強く、「清廉潔白な政治家」といえば「違法な献金などの不正行為とは無縁である」というニュアンスが強い。
「謹厳実直」は、「謹厳(慎み深く落ち着いているさま)」と「実直(誠実であり裏表がない)」の2語からなる。真面目で慎み深く正直・誠実・律儀、という意味で用いられることが多い。「品行方正」や「清廉潔白」と対比すると、「謹厳実直」は「遠慮がち・控えめ」というニュアンスが色濃い表現といえる。たとえば「謹厳実直な政治家」といえば、派手さや華やかさはないが粛々と実務をこなしてゆく誠実な政治家、のような姿が思い起こされる。
やや意訳的ではあるが「high morals(高度に道徳的である)」と表現することもできる。
品行方正とは、品行方正の意味
品行方正は、行いや心の在り方が正しいことを意味する語。具体的には「礼儀正しく丁寧な言葉遣いができる」とか「道義的な正しさに基づき行動できる」といったさまを指す意味で用いられることが多い。品行方正の語の語源・由来
品行方正は「品行」と「方正」の2語からなる語で、「品行」は行い・身持ち・振る舞い・行状などを意味し、「方正」は心の持ち方や行動が正しいことを意味する。「品行方正」は、字面上「品行が方正である」と述べている表現であり、ことわざ・故事成語のような(背景を知ってはじめて含蓄が理解できる種類の)表現ではない。その意味で、言葉の由来や出典は求め難い。ただし、古代中国(春秋時代)の政治論集「管子(かんし)」には「身行方正(自ら行うこと方正なり)」という記述があり、これが転じて「品行方正」となった、という見方がある。品行方正の語の使い方(用法)、例文
場合によっては「くそ真面目な堅物」というような皮肉を込めた表現として用いられる場合もあり得る。品行方正の類語と使い分け
「品行方正」に似た言葉としては「清廉潔白」や「謹厳実直」「清く正しく」などが挙げられる。「清廉潔白」は「清廉で潔白」という2語から成る語である。「清廉」は心が清らかで私欲がないことを意味し、「潔白」は不正や後ろめたいことがないことを意味する。無私無欲とか「後ろ暗い部分がない」という意味合いで用いられることの多い語といえる。たとえば、「品行方正な政治家」といえば「(公私ともに)真面目に誠実に行動している」というニュアンスが強く、「清廉潔白な政治家」といえば「違法な献金などの不正行為とは無縁である」というニュアンスが強い。
「謹厳実直」は、「謹厳(慎み深く落ち着いているさま)」と「実直(誠実であり裏表がない)」の2語からなる。真面目で慎み深く正直・誠実・律儀、という意味で用いられることが多い。「品行方正」や「清廉潔白」と対比すると、「謹厳実直」は「遠慮がち・控えめ」というニュアンスが色濃い表現といえる。たとえば「謹厳実直な政治家」といえば、派手さや華やかさはないが粛々と実務をこなしてゆく誠実な政治家、のような姿が思い起こされる。
品行方正の英語
品行方正は、英訳では「good conduct」と訳されることが多い。conduct(コンダクト)は行為・品行を意味する語。つまり「良い品行」という意味の表現である。やや意訳的ではあるが「high morals(高度に道徳的である)」と表現することもできる。
ひんこう‐ほうせい〔ヒンカウハウセイ〕【品行方正】
品行方正
「品行方正」の例文・使い方・用例・文例
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