行状とは? わかりやすく解説

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行状

読み方:ぎょうじょう

普段振る舞い素行、などを意味する表現。または、普段行いどのようであるかを記したもの。

ぎょう‐じょう〔ギヤウジヤウ〕【行状】

読み方:ぎょうじょう

日ごろおこない身持ち品行。「—が悪い」

生前行動業績履歴などを記したもの。


行状

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/11 00:42 UTC 版)

稲葉小僧」の記事における「行状」の解説

稲葉小僧は、天明5年1785年)に捕らえられ当時21歳であったという。名は新助といった。 しかし、彼の出生最期名前の由来については、山城国淀藩10万2000石の城主稲葉丹後守正諶の家臣の子だったため「稲葉小僧」と呼ばれたという説や、因幡国生まれたために「因幡稲葉」の名で呼ばれたという説など、諸説あり、またその多く田舎小僧逸話混同されていて、定かではない稲葉小僧新助口書写し筆者不明)には、稲葉小僧稲葉丹後守侍医の子で、幼少より甚だたくましく熊坂長範如き「兵(つはもの)とも相成るべき力量のもの」と記されている。 曲亭馬琴の『兎園小説余録』では、幼少より盗癖があったため勘当され夜盗になり、彼が稲葉家家臣の子だったため、悪党仲間から稲葉小僧呼ばれるようになった巷で噂されたとある。しばしば大名屋敷忍び込んで金銀衣類器物盗み出した谷中において町奉行所の定町廻り同心捕らえられ稲葉小僧は、縄をかけられ奉行所連行される際に、不忍池のほとりに来た時、便意催したと言うので近く茶店雪隠便所)に入れたところ、そこで縄抜けして逃げ出し不忍池飛び込み水底潜って泳ぎそのまま逃走してしまった。稲葉小僧上毛のあたりまで逃げ延びたが、そこで痢病患って病死したと、後に捕まった他の盗賊語ったという。鼠小僧とともにその名は広く知れ渡ったが、稲葉小僧逃げたことによって、鼠小僧捕らえられたことによって、なお一層有名になったと馬琴書き記している。 杉田玄白の『後見草』では、稲葉小僧活躍評判になったのは天明5年の春から秋にかけてで、人家の軒に飛上り飛下る様は天をかける鳥よりも軽く、塀を伝い屋根を走ること、地を走るよりもはやいと噂されたとある。どのような堅固な屋敷であっても入り得ぬことなしとされ、御三卿本殿筆頭薩摩藩熊本藩広島藩小倉藩津藩郡山藩の他、時の老中である浜田藩松平康福相良藩田沼意次屋敷御寝所御座の間近くいつの間にやら忍び入り太刀、刀、衣服調度、それに10002000金の宝を数多く盗みとったとされる。それを聞いた人々稲葉小僧人間にあらず、妖術使い悪党であると噂した。稲葉小僧捕まったのは天明5年9月16日夜に一橋家の屋敷忍び込んだ時のことであった名も無い小者に捕えられ、奉行所引き渡され稲葉小僧は、自分武蔵国入間郡生れ新助という男で年齢34歳片田舎生れのため田舎小僧名乗っていたのが、聞き違いから稲葉小僧呼ばれるようになった供述ほどなく判決下り稲葉小僧新助獄門となった。 玄白は、いかに平和の世とはいえ例え戸締まりはしていなくとも、その御威勢恐れ入って武家屋敷忍び入ろうなどとは考え道理も無いはずが、それを容易に侵入する新助は「是ぞ誠に人妖」と評している。しかし、取調対す供述稲葉小僧は、大名家というものは居間寝所戸締まりはせず、番士警護しているといって他人持ち場には関ろうとはせず、自分管轄のみ守ろうとするのが「武家一同風儀なり」として、忍び込むのは至って容易いことであった語っている。また、盗むのは金銀諸道具腰物刀剣類)のみで、衣類には決して手を出さなかったのは、「顕れ安き故」つまり衣類売却しても足がつきやすいとも言っていたという。 とある大名屋敷寝所忍び入り、そこにあった太刀盗んだはいいが、余り逸品であるため上手く売却できず、仕方なく穴を掘って地中埋めた自白したので、埋めたという場所から件の太刀掘り出すのを、本多利明目撃したという。

※この「行状」の解説は、「稲葉小僧」の解説の一部です。
「行状」を含む「稲葉小僧」の記事については、「稲葉小僧」の概要を参照ください。

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