後見草とは? わかりやすく解説

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後見草

読み方:ノチミグサ(nochimigusa)

分野 随筆

年代 江戸後期

作者 杉田玄白〔編〕


後見草

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/11 00:40 UTC 版)

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後見草』(のちみぐさ)は、杉田玄白による江戸時代の書籍。玄白による警世の書で、天明7年(1787年)成立。上中下の3巻からなる[1]

書名は古語にある「後見今亦猶今見古」から付けられた(「後見草序」[1][2])。

上巻は明暦の大火について書かれた『明暦懲毖録』の再録で、中巻と下巻は宝暦10年(1760年)から天明7年の間に起きた天変地異や世相の転変が記載されている[1]

幕藩体制の危機が表面化したこと[3]などの他、当時起きた事件についても書かれており、中巻には明和4年(1767年)の明和事件[4]、下巻には何家もの大名家の屋敷に侵入した盗賊稲葉小僧[5]藤枝外記の心中事件も記載されている[6]

脚注

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  1. ^ a b c 「後見草」『国史大辞典』第11巻、411頁。
  2. ^ 岩本活東子編 『燕石十種』第2巻 中央公論社、95頁。
  3. ^ 北島正元 『日本の歴史 18 幕藩制の苦悶』 中公文庫、26頁。
  4. ^ 岩本活東子編 『燕石十種』第2巻 中央公論社、109-1105頁。
  5. ^ 岩本活東子編 『燕石十種』第2巻 中央公論社、132-133頁。
  6. ^ 岩本活東子編 『燕石十種』第2巻 中央公論社、133頁。

参考文献



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