明暦の大火とは? わかりやすく解説

めいれき‐の‐たいか〔‐タイクワ〕【明暦の大火】

読み方:めいれきのたいか

明暦3年(1657)正月江戸本郷本妙寺から出火江戸城および江戸市街大半焼失した大火事施餓鬼(せがき)に焼いた振袖火元といわれる死者10万余、焼失町数800町といわれ、本所回向院(えこういん)はその死者の霊を祭ったもの。振袖火事


明暦の大火

読み方:メイレキノタイカ(meirekinotaika)

江戸時代最大火災

別名 振袖火事丸山火事


めいれきのたいか 【明暦の大火】

一六五七明暦三)年正月一八日から二〇日まで燃えた江戸の大火江戸城本丸や、町約四〇〇町を焼き死者一〇万八〇〇〇人。本郷丸山町法華宗本妙寺供養のため焼いたちりめん振袖風にあおられ舞い上がり本堂燃えついて大火になったといい、振袖火事丸山火事本妙寺火事などとも。本妙寺徳栄山)は一五七一(元亀二)年駿河創建され、のち江戸移り転々とした。その振袖は、これを手にした三人の娘が三年つづけて同じ日に同じ年齢死んだことから、本妙寺の僧が焼却供養しようとしたものとの因縁話があるが、否定説もある。本妙寺は、のち西巣鴨移った。→ 回向院

明暦の大火

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/06 00:29 UTC 版)

明暦の大火(めいれきのたいか)は、明暦3年1月18日から20日1657年3月2日 - 4日)までに江戸の大半を焼いた大火災。かつてはこの年の干支から丁酉火事(ひのととりのかじ)、出火の状況から振袖火事(ふりそでかじ)、火元の地名から丸山火事(まるやまかじ)などとも呼んだ。


注釈

  1. ^ 仏教の世界観では、大地の底に人間界を支える金輪があるという。「金輪際」の語源

出典

  1. ^ a b 森下・山﨑(2013)、3-5頁。
  2. ^ a b 森下・山﨑(2013)、5・6頁。
  3. ^ 近世史料研究会編:『江戸町触集成』第4巻,塙書房,1994。
  4. ^ 東京市役所編纂『東京市史稿市街篇』第7巻。
  5. ^ 近世史料研究会編:『江戸町触集成』第1巻・第4巻,塙書房,1994.
  6. ^ 『むさしあぶみ-明暦の大火(振袖火事) (東日本橋 初音森神社彌宜 田部幸裕編)』初音森神社にて頒布。 
  7. ^ むさしあぶみ_翻刻”. 大船庵. 2023年4月3日閲覧。
  8. ^ 東京市 (1924年). “むさしあぶみ”. dl.ndl.go.jp. 明暦安政及大正の難. 国立国会図書館デジタルコレクション. 2023年4月3日閲覧。
  9. ^ [1]
  10. ^ 『歴史への招待8』、205-206,233頁
  11. ^ 間瀬久美子「近世朝廷と寺社の祈祷」(初出:『千葉経済論叢』58号、2018年/所収:間瀬『近世朝廷の権威と寺社・民衆』吉川弘文館、2022年)2022年、P172-173.
  12. ^ 浅草〜合羽橋散策コース”. 台東区. 2019年11月24日閲覧。


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