ラヴェル:…風に
…風に
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/15 13:41 UTC 版)
『…風に』(ふうに、フランス語: À la manière de...)はアルフレード・カゼッラ (1883年 - 1947年) とモーリス・ラヴェル (1875年 - 1937年) のピアノ作品集。ラヴェルによる『ボロディン風に』が有名。
『…風に』は全2巻、計10曲からなるパスティーシュ曲集である。カゼッラは第1巻を完成させたのち、ラヴェルを誘い第2巻を作った。第1巻は1911年[1]、第2巻は1914年に出版された[2]。初演は1913年12月10日、独立音楽協会第28回演奏会にてカゼッラによって行われた[2]。ラヴェルが書いた作品は『ボロディン風に』(À la manière de Borodine) と『シャブリエ風に』(À la manière de Chabrier) の2曲で、他8曲はカゼッラの作品である。
各曲の詳細
第1巻
作品番号はOp.17 No.1。
- リヒャルト・ワーグナー風に
- ガブリエル・フォーレ風に
- ヨハネス・ブラームス風に
- クロード・ドビュッシー風に
- リヒャルト・シュトラウス風に
- セザール・フランク風に
第2巻
作品番号はOp.17 No.2 (ラヴェルの作品を除く)。
ボロディン風に
変ニ長調[3]、4分の3拍子。作品番号はM.63 No.1。副題は「ワルツ」(Valse)。ボロディンの『小組曲』から「セレナーデ」が引用されている。
ヴァンサン・ダンディ風に
変ロ長調、4分の3拍子。副題は「苦行者の午後への前奏曲」(Prélude à l'après-midi d'un ascète)。
エマニュエル・シャブリエ風に
ハ長調[4]、8分の6拍子。作品番号はM.63 No.2。副題は「グノーのアリアによるパラフレーズ (ファウスト第3幕)」(Paraphrase sur un air de Gounod (Faust IIIème acte))。グノーのオペラ『ファウスト』第3幕の「花の歌」 (Faites-lui mes aveux) を、シャブリエがパラフレーズしたという想定で書かれた[2]。
モーリス・ラヴェル風に
ハ長調、4分の4拍子。副題は「アルマンゾル、またはアデライードの結婚」(Almanzor, ou le mariage d'Adelaïde) で、『高雅で感傷的なワルツ』へのオマージュとなっている。
脚注
出典
- ^ “A la Manière de..., Op.17 (Casella, Alfredo)”. 2025年11月19日閲覧。
- ^ a b c 井上さつき(日本語)『ラヴェル』(初版)株式会社音楽之友社〈作曲家・人と作品〉、2019年11月5日、230頁。ISBN 9784276221970。 NCID BB29133936。
- ^ “À la manière de Borodine, M.63/1 (Ravel, Maurice)”. 2025年11月19日閲覧。
- ^ “À la manière de Chabrier, M.63/2 (Ravel, Maurice)”. 2025年11月19日閲覧。
関連項目
外部リンク
- …風に (カゼッラ)の楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト
- ボロディン風にの楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト
- シャブリエ風にの楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト
「風に」の例文・使い方・用例・文例
- カモメは微風に羽をばたつかせながら鳴いている
- 強風に木々はたわんだ
- 彼女の髪が風に吹かれた
- 北風から東の風に変わった
- 指に傷を負っただけでも破傷風にかかることがある
- 庭の草花が風に吹かれて揺れていた
- ヨットは風に乗ってなめらかに疾走した
- 自転車は雨風にさらされていた
- 寒い風にさらされて私の唇は乾いてしまった
- ローソクの炎が風にゆらめいた
- 風船が1つ風に乗って飛んでいった
- 彼はネクタイを風になびかせながら走った
- わざとやったのではないので,そんな風にせめないで
- 花が風に揺れていた
- まっすぐ風に向かって
- 私は風に春の気配を感じた
- 彼女は長い髪を風になびかせて丘に立った
- 風に吹かれて木が揺れた
- 枝がそよ風に揺れていた
- 枯れ葉が風に舞って落ちた
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