ぎょう‐せき〔ギヤウ‐〕【行跡/行×迹】
こう‐せき〔カウ‐〕【行跡/行×迹】
行跡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/11 17:27 UTC 版)
その伝歴は不明であるが、俗語を用いて仏理を交えた平易な教訓詩を多数遺した、とされる。古くより、伝説的な要素が強く、仏理に達した人であると考えられていた。その詩は、仏教の因果応報や諸行無常の教理を、現実の生活に即して説いたものであり、その作者像として想定されるのは、街巷や山郷などを遊方して回り、説教した遊化僧のそれである。 詩集は、9世紀までには日本に伝来しており、『日本国見在書目録』にも著録されているが、宋代には散佚していた。20世紀初に発見された敦煌文献中に、それが含まれていた。その内容は、寒山・拾得の詩と共通点を持つ。
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