馬琴とは?

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曲亭馬琴

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/31 03:53 UTC 版)

曲亭 馬琴(きょくてい ばきん、明和4年6月9日1767年7月4日) - 嘉永元年11月6日1848年12月1日))は、江戸時代後期の読本作者。本名は滝沢興邦(たきざわ おきくに、旧字体: 瀧澤興邦)で、後に(とく)と改める。号に著作堂主人(ちょさどうしゅじん)など(#名前について参照)。


注釈

  1. ^ 戯作ではない往来物の『雅俗要文』が無断刊行された際に「著作堂馬琴作」と記されたことに強い不快感を示している[2]。馬琴はこうした使い分けを行うことについて、大田南畝が戯作に「南畝」、狂詩に「寝惚」、狂歌に「四方赤良」などを使い分けることを引き合いに出している[2]
  2. ^ 作家デビュー作『尽用而二分狂言』の主人公の名は「馬きん」[3]であった。
  3. ^ 馬琴によれば、「著作堂」などが雅号である[4]。馬琴の意識では「馬琴先生」と呼ばれることについてもおかしいという[5]。戯号に「先生」をつけるのは的外れであり、敬称を付して呼びかけるならば戯号以外の号を用いるべきという意識からである[5]
  4. ^ 馬琴によれば『大明一統志』にも見えるという[7]
  5. ^ 十訓抄』の編者については諸説あるが、馬琴は菅原為長と記している[7]
  6. ^ 「才非馬卿弾琴未能」。馬卿とは司馬相如のこと。
  7. ^ 気を利かせて無いものを書き添えれば蛇足、画稿通りならば働きがないと言われ[22]、『八犬伝』の画工を務めた柳川重信(北斎の門人)はしばしば馬琴に罵倒されたようである[20]

出典

  1. ^ 杉本(1977)
  2. ^ a b 『南総里見八犬伝』「回外剰筆」、岩波文庫版10巻pp.332-333
  3. ^ a b c 徳田武校注『近世物之本江戸作者部類』p.359 の注
  4. ^ a b 徳田武校注『近世物之本江戸作者部類』p.278
  5. ^ a b 徳田武校注『近世物之本江戸作者部類』p.254
  6. ^ a b 小池藤五郎「解説」『南総里見八犬伝』岩波文庫版7巻p.x。
  7. ^ a b c 「八犬伝第八輯自序」、岩波文庫版『南総里見八犬伝』第4巻p.249.
  8. ^ 「八犬伝」を読む-文学史上の位置づけ”. 高木元. 2019年6月5日閲覧。
  9. ^ 『吾仏乃記』
  10. ^ 麻生磯次「滝沢馬琴」P34(吉川弘文館) 1959年
  11. ^ 日本の沙翁 イーストレイキ博士馬琴を大いに持ち上げる『新聞集成明治編年史. 第七卷』 (林泉社, 1940) p76
  12. ^ 麻生(1959)、p.187
  13. ^ 麻生(1959)、p.187
  14. ^ 麻生(1959)、p.187
  15. ^ 「八犬伝の作者と日常生活」真山青果 『名文鑑賞読本. 大正時代』 (厚生閣, 1937)
  16. ^ 徳田武「解説」、岩波文庫版『作者部類』p.400
  17. ^ 徳田武「解説」、岩波文庫版『作者部類』pp.400-401
  18. ^ 岩波文庫版『作者部類』p.57
  19. ^ 『苅萱後傳玉櫛笥』の馬琴自序。
  20. ^ a b c d 小池藤五郎「解説」『南総里見八犬伝』岩波文庫版9巻p.xi。
  21. ^ 高木元. “読本に於ける挿絵の位相”. 2016年10月10日閲覧。
  22. ^ a b 小池藤五郎「解説」『南総里見八犬伝』岩波文庫版9巻p.x。
  23. ^ 殿村篠斎宛馬琴書簡(天保11年8月、代筆)。
  24. ^ 鈴木重三 「馬琴読本の挿絵と画家─北斎との問題など」(『鑑賞日本古典文学 第三十五巻 秋成・馬琴』 角川書店、1977年2月。後に同『絵本と浮世絵』 美術出版社、1979年3月31日、pp.161-174)。
  25. ^ 『南総里見八犬伝』「回外剰筆」、岩波文庫版10巻p.320。
  26. ^ 『南総里見八犬伝』「回外剰筆」、岩波文庫版10巻p.320。
  27. ^ a b 小池藤五郎「解説」『南総里見八犬伝』岩波文庫版10巻p.vii。
  28. ^ 『南総里見八犬伝』「回外剰筆」、岩波文庫版10巻p.337。
  29. ^ a b c d e f g h 古典への招待 【第84回:馬琴と渡辺崋山】”. ジャパンナレッジ. 小学館. 2016年10月9日閲覧。『新編日本古典文学全集 84 近世説美少年録 2』の解説の再録。校注者は徳田武。
  30. ^ a b 杉本苑子. “滝沢馬琴”. 朝日日本歴史人物事典. 2016年10月9日閲覧。
  31. ^ 高田衛. “木村黙老”. 世界大百科事典 第2版. 2016年10月9日閲覧。
  32. ^ 徳田武「解説」、岩波文庫版『作者部類』pp.381-392
  33. ^ 『南総里見八犬伝』「回外剰筆」、岩波文庫版10巻p.319。
  34. ^ 『南総里見八犬伝』「回外剰筆」、岩波文庫版10巻p.319。
  35. ^ 小津桂窓”. 国立国会図書館. 2016年10月9日閲覧。
  36. ^ 『南総里見八犬伝』「回外剰筆」、岩波文庫版10巻p.337。


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