山崎美成とは? わかりやすく解説

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山崎美成

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/12 02:32 UTC 版)

山崎 美成(やまざき よししげ、寛政8年(1796年) - 安政3年7月20日1856年8月20日))は、江戸時代の随筆家、雑学者。北峰・好問堂などと号した[1][2]

経歴

江戸下谷長者町の薬種商長崎屋の子。諱は美成、字は久卿、通称新兵衛、久作。号は好問堂、北峰。家業を継いだが学問に没頭し破産[3]。国学者・小山田与清に師事。文政3年(1820年)から随筆『海録』に着手。文政7年(1824年)、曲亭馬琴らの耽奇会、翌年から同じく兎園会に参加し中心人物となる。

柳亭種彦屋代弘賢、中村仏庵ら考証収集家と交わり流行の江戸風俗考証をおこなう。晩年は営利目的のいわば企画もの編著が増えた。

著作

  • 『赤穂義士一夕話』近代デジタルライブラリー:[1]
  • 『忠臣蔵の男たち 現代語訳『赤穂義士伝一夕話』』長谷圭剛編訳 展望社 1999
  • 「无名翁随筆」「新吉原略記」『燕石十種』
  • 「博戯犀照」『続燕石十種』国書刊行会
  • 『海録 江戸考証百科』ゆまに書房 1999
  • 『隠語』『隠語辞典集成』大空社、1997
  • 「世事百談」『日本随筆大成』吉川弘文館
  • 「三養雑記」『日本随筆大成第二期』吉川弘文館
  • 「麓の花」同第三期

脚注

  1. ^ 人物略歴”. 国立国会図書館. 2022年10月29日閲覧。
  2. ^ 琉球入貢紀略琉球大学附属図書館
  3. ^ 『日本随筆大成』第2期第24巻 P2

参考文献

  • 朝日日本歴史人物事典(ロバート・キャンベル):[2]
  • 飯沼三和子「山崎美成の書誌学 序説」『学苑』1996
  • 飯沼三和子「山崎美成--『国書総目録』・『古典籍総合目録』による著作年譜のこころみ」『私立大学図書館協会会報』1996年6月

美成が登場するフィクション

外部リンク

  • 海録 - 国書刊行会、大正4(1915)年出版、国立国会図書館デジタルコレクション


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