よこ‐づな【横綱】
横綱
横綱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 23:35 UTC 版)
太刀風貢(たちかぜ みつぐ) 声 - 笹岡繁蔵 東京都出身。相撲道300年の伝統を踏まえた、心技体充実の相撲を取る、横綱の中の横綱。円相撲というスタイルで他力士を圧倒する。土俵入りの型は雲龍型。自身が二場所連続で休場している間に播磨灘が大関での二場所連続優勝で横綱に昇進したため、その責任を自覚して本割の千秋楽で3場所連続で播磨灘と全勝で相星決戦を行う。初場所編では、播磨灘の得意技である呼び戻しのカウンター技である播磨灘返しを編み出し、千秋楽の播磨灘戦に臨むが、播磨灘からは「おのれが腐れ相撲の元凶」「もっと早く殺しておくべきだった」と酷評されてしまい、播磨灘返しは通じず呼び戻しで敗れた。その後、播磨灘が持ってきた日本式棺桶の中に押し込まれ、地獄車と称して土俵下に転がされる。その事件をきっかけに、自分の力がピークを過ぎたと悟り、引退を決意。播磨灘からは「名横綱」と評価されるが、太刀風自身も自らが体得した円相撲の神髄をつかんだ播磨灘の実力を高く評価している。 その後、打倒播磨灘のために紫電海を鍛える一方、愛宕山に本場所に出るように説得する。そして、紫電改との修行で習得した刹那相撲を引っさげて「播磨灘十番勝負」の三日目に最初の挑戦者として名乗りを挙げるがこれも敗退、その後も裏で十番勝負に挑む力士が一日一人になるように(四日目を除く)調整役をしていたことが北道山の口から述べられている。最終話では能登ノ海の推挙で、理事長に抜擢。記者会見で、記者たちの前で土下座し、協会の敗北を認めた。 取り口などから「平成の双葉山」と呼ばれ、双葉山がモデルとされるが、名前からみて連載当時の第一人者だった千代の富士のイメージに重ね合わされている。 北道山剛(ほくどうざん つよし) 声 - 若本規夫 北海道出身。身長205cm、体重180kg。角界一の怪力を誇る力士。自他共に厳しい荒法師。9月場所編では横綱だったが、播磨灘に敗れたのをきっかけに、「横綱の力が無い」と周囲の反対を押し切って、自ら横綱の地位を返上し、名誉大関となる。だがそのため、かえって「所詮大関」「大関なら横綱に礼を尽くせ」などと、播磨灘に暴言を浴びせられることになる。九州場所での播磨灘との対戦後に自決しようと刀を持ち出し、制止しようとする玄海以下部屋の若い衆を蹴散らすも柱に縛り付けられるが、電話をかけてきた母親から「死ね」と言われさらに暴れる。身長は元々200cmだったが、初場所編では5cm伸びた。 播磨灘十番勝負編の最後の相手。その時に播磨灘に「お前がわしに一番近い力士やった」と言わしめた。 第86話「あそびほうける」では回想シーンながらも北道が播磨灘を破る描写が描かれている。 長身、上突っ張りをいかした取り口などからモデルは明治末から大正の無敵横綱だった太刀山峯右エ門。その四股名や直情径行な性格には、力道山のイメージも加味されている。 実在する力士北道山和貞(現・プロレスラー)の四股名はこのキャラクターから付けられていた。 大江川康(おおえがわ やすし) 本名は田村正蔵。 プレッシャーに弱いが、巨体、重心の低さは申し分なしであり、その天稟は愛宕山親方からも角界一の才能の持ち主と謳われる横綱。1年前に膝を故障しており、膝を庇って相撲を取っていたため不調で成績が悪かった。9月場所編では膝が完治し中盤から成績が安定し全盛期の頃と同じにまでになる。師匠・稲綱親方の進退を賭けて播磨灘に挑むが、呼び戻しにてあっけなく敗れた。親方は廃業したが、大江川自身は場所直後に誕生した息子のために、泥をかぶって土俵に上がる決意を固める。九州場所編では、打って変わって水入りの大勝負を演じた(本編中、水入りはこの一番のみ)。初場所編で、「播磨灘戦に敗れたら廃業する」と宣言し、播磨灘に挑み播磨灘に終始まわしを取らせない相撲を取るが首投げの勢いを利用した突き押しに敗れ、播磨灘から「おのれは土俵で命を削る男やない」「嫁さんもろうて子供を可愛がるのがおのれの分」と酷評されてしまい、そのまま廃業。 その後、海外に渡って武者修行の旅に出て、帰国。その時の彼の姿は、頭を丸め、肌は小麦色に焼けていて現役時代とは全くの別人になってしまった。元横綱・大江川ではなく、一個人・田村正蔵として播磨灘十番勝負に挑む。武者修行中に海外で大自然の大波を受けることで受けの相撲を極めたが、播磨灘から「おのれの受けには攻めがない」と断言され一方的に土俵下に投げられ敗れる。播磨灘からは「銭の取れる試合じゃない」と酷評され播磨灘を怒らせている。この十番勝負では大江川は作者による選考から漏れそうになるが、地位が地位で頭を丸めたら強くなるだろう、ということで登場した(文庫版13巻後書きより)。 モデルは大乃国。
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「横綱」の例文・使い方・用例・文例
- 今場所は横綱は休場だ.
- 新横綱が今場所全勝優勝を果たした.
- 今日は横綱は立ち遅れましたね.
- あの横綱は突き出すことしか知らない.
- あの横綱は出足が鋭い.
- 千代の富士は大鵬と並び称せられる横綱だ.
- 横綱が新進の若手力士に思わぬ不覚を取った.
- 横綱はいかにも無造作に相手を負かしてしまった.
- あの力士は横綱を倒さんとする意気込みだ
- 横綱を張る
- 相撲で,前頭以下の力士が横綱を倒したときの勝星
- 不知火型という,横綱の土俵入りの型
- 大相撲において,横綱土俵入りの太刀持ちという役目
- 横綱の土俵入りの際に,刀を持って従う力士
- 大相撲の横綱格の行司
- 相撲で,横綱
- 相撲で,横綱の土俵入りのとき,先に立って土俵にあがる力士
- 手数入りという,横綱の土俵入り
- 相撲で,幕内力士のうち三役,横綱でない者
- 幕内力士のうちの,横綱と三役を除いた力士
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