NHK G-Media 大相撲ジャーナル
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『NHK G-Media 大相撲ジャーナル』(エヌエイチケイ・ジーメディア・おおずもうジャーナル)は、NHKグローバルメディアサービスが編集し、(株)アプリスタイルが発売していた大相撲の雑誌である。
NHKでは『大相撲中継』に連動する形で、長年NHKサービスセンターが『別冊グラフNHK』のち『別冊ステラ』として雑誌『大相撲中継』を発行していたが、2010年から2011年にかけての野球賭博や八百長などの不正事件の関係もあり、2010年12月発刊の初場所展望号を最後に休刊した。「相撲界を取り巻く現状を総合的に判断して休刊にした。本場所が再開され、かつNHKの大相撲中継が実施される場合、改めて発刊することを検討する」としていた。
休刊から2年が経過した2013年5月、名称を『NHK G-Media 大相撲ジャーナル』と改めて復刊[1][2]。休刊前最後の編集長でもあり、長年大相撲の実況中継に携わった元アナウンサーの緒方喜治が続投する形で編集長に就任した。復刊について、緒方は「休刊中に1横綱・3大関が誕生するなど、相撲界の人気も上向いてきた」と説明している。
復刊当初は、各場所の番付発表にあわせて刊行という、隔月刊方式をとっていたが、2015年7月から月刊に移行した。
発行元については、創刊当初から2014年夏場所展望号(2014年4月売)まではイースト・プレスが担当していたが、同年名古屋場所展望号(6月売)以後はアプリスタイルに変更された。
2017年3月の春場所決算号をもって『NHK G-Media 大相撲ジャーナル』は終了し、NHKグローバルメディアサービスは2017年5月の夏場所展望号より新たに毎日新聞出版を版元とした新雑誌『NHK G-Media 大相撲中継』を発売することになった[3][注 1]。またアプリスタイルも、新たに報知新聞社[注 2]と提携し、元『大相撲』記者の長山聡が編集長を務める『スポーツ報知 大相撲ジャーナル』として継続発売することとした[4]。その後、2020年7月号を最後に実質的に隔月刊(偶数月発売)に戻り、2021年10・11月合併号以後はスポーツ報知との提携関係も解消、冠なしの「大相撲ジャーナル」として引き続き刊行されている[5]。
これにより、ベースボール・マガジン社『相撲』と合わせて3誌が競合する、2009年以前の状況と類似することになった。しかし2024年10・11月合併号をもって休刊となる。
紙面の体裁
主なコーナー
- 角界ジャーナル
- 日本の大相撲に造詣の深い相撲愛好家やスポーツジャーナリストらが毎回3人登場し、1つのテーマについての論説を行う。
- 特集
- 紙媒体の特性を生かし、大相撲の歴史や文化などについて取り上げる。
- 観戦ガイド
- 最新の全関取(十両・幕内)の名鑑。それに付随した現役の年寄衆、歴代立行司、相撲愛好家など月替りの3組による座談会も掲載される。
- 新・素顔総見
- 藤井康生が大相撲力士の素顔に迫るインタビュー記事。
- 発気よいレイコのSUMO SNS
- 横野レイコが力士の持っているブログやTwitter、Facebookなどのページを紹介する。
その他
- 発行: 原則として偶数月20日発行→毎月30日発行(実際には番付発表日と千秋楽の3日後が基本=『相撲』誌とそろえるようになっている)
- 定価: 税込み880円か980円
- サイズ:B5正寸・あじろ綴(背表紙付)128ページを基本
脚注
注釈
出典
- ^ “NHK相撲専門誌が復刊 名古屋場所前から”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2013年5月23日) 2013年7月11日閲覧。
- ^ “雑誌「大相撲中継」名称変更で復刊”. nikkansports.com (日刊スポーツ新聞社). (2013年5月23日) 2013年7月11日閲覧。
- ^ 『相撲専門誌「NHK大相撲中継」が6年ぶり毎日新聞出版刊で復刊 ~初号は「夏場所展望号」、5月8日発売~』(プレスリリース)NHK G-Media、2017年4月27日 。2020年7月9日閲覧。
- ^ 大相撲ジャーナル公式 [@OzumoJournal] (2017年5月3日). "月刊誌『大相撲ジャーナル』が次号5月8日発売「夏場所展望号」より、報知新聞社との提携のもと『スポーツ報知 大相撲ジャーナル』と誌名を変えパワーアップします!スタッフ一同、さらに魅力あふれる内容を目指してまいります。引き続きご愛読よろしくお願いします!#sumo #大相撲ジャーナル". X(旧Twitter)より2020年7月9日閲覧。 なお同ツイッターは2018年11月以降の更新なし
- ^ 大相撲ジャーナルバックナンバー
外部リンク
- NHK G-Media書籍一覧 - ウェイバックマシン(2013年5月22日アーカイブ分)
NHK G-Media 大相撲ジャーナル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 07:31 UTC 版)
「NHKウイークリーステラ」の記事における「NHK G-Media 大相撲ジャーナル」の解説
2013年5月23日、NHKは上記の事情により休刊した『NHK大相撲中継』を同年6月19日より誌名変更の上復刊させることを発表した。
※この「NHK G-Media 大相撲ジャーナル」の解説は、「NHKウイークリーステラ」の解説の一部です。
「NHK G-Media 大相撲ジャーナル」を含む「NHKウイークリーステラ」の記事については、「NHKウイークリーステラ」の概要を参照ください。
「NHK G-Media 大相撲ジャーナル」の例文・使い方・用例・文例
- 様々な番組が NHK から世界各地に向けて送られている.
- 最近 NHK で星の進化に関するテレビ番組があった.
- NHK で「花言葉特集」を放映した.
- もう一人 NHK からアナウンサーを引き抜こう.
- NHKの新ドラマ発表
- 次のNHK朝の連続ドラマが発表された。
- 中越さんがNHK朝の連続ドラマのオーディションを受けたのは5度目であった。
- 中島さんはNHKのシリーズである「プロジェクトX」の主題歌「地上の星」を歌っている。
- NHKの「イタリア語会話」などのテレビ番組や多数の雑誌に登場。
- NHKが初めて紅白用の調査結果を公表
- 日本放送協会(NHK)が「紅白歌合戦」のための調査で上位15組を占めた歌手やグループを公表した。
- 同調査結果は,NHKが選考過程について,今年,よりオープンにする必要を感じたために,初めて公表された。
- 7月に元NHKチーフプロデューサーが紅白を巻き込む着服の不(ふ)祥(しょう)事(じ)でつかまったのだ。
- NHKは上位15組に紅白へ出場する優先権を与える。
- NHK,議論の末にラグビーの試合を生中継
- 2月12日の朝,ラグビーファンは,日本放送協会(NHK)が,日本ラグビー選手権準々決勝の試合の生中継を中止しようとしていると聞いて驚いた。
- NHKは,トヨタ自動車対早(わ)稲(せ)田(だ)大学の試合を,午後に生中継するのではなく,その夜遅くに試合の録画番組を放送するつもりにしていた。
- しかし,ラグビー協会は,ロゴについて,NHKと事前に話し合わなかった。
- NHKは,民間会社の宣伝をしない公共放送団体であるため,そのジャージを映したくなかったのだ。
- 試合前の午前中に,NHKは,予定変更についての苦情と問い合わせを何百件も受けた。
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