ど‐ひょう〔‐ヘウ〕【土俵】
土俵
土俵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/31 04:22 UTC 版)
土俵(どひょう)とは、土を盛って作る相撲の競技場[1]。本来は米俵を細く加工して土を詰めたものをいうが、相撲では盛土となっている土壇の部分も含めた全体を土俵という[2]。
注釈
- ^ 「四本柱から見るから土俵全体が見える。土俵下では反対側が見えない」という検査役の主張がまかり通っていたため、柱のそばに座っていた検査役を土俵の下に降ろすに至るまでには苦労があった。
- ^ 桑森真介『大相撲の見かた』(平凡社新書、2013年5月 [要ページ番号])には筆者本人が所属する研究グループが行った実験について記述があり「私たちの研究グループでは、直径16尺(4.85メートル)の拡大土俵と、直径15尺(4.35メートル)の両方で学生の相撲選手に相撲を取ってもらい、体重の軽い側が勝つ率、決まり手数、競技時間を比較した。土俵を拡大すると、体重差が10%以上ある取組では、体重の軽い方が、30番行うと2・3番多く勝つことができるようになると分かった。決まり手数と競技時間は、土俵を拡大しても大きな影響は見られなかった。」という内容が確認できる。
原論文:(齋藤一雄, 伊東良, 桑森真介「相撲における土俵の拡大が軽量者の勝率,決まり手数および競技時間に及ぼす影響」『武道学研究』第45巻第2号、日本武道学会、2012年、109-117頁、CRID 1390282680340253824、doi:10.11214/budo.45.109、ISSN 02879700、NAID 130005439313。)
出典
- ^ a b c d e f g 滝沢 寿雄「相撲の勝負判定に就いて」『明治大学教養論集』第123巻、明治大学教養論集刊行会、1979年2月1日、CRID 1050857534500871936、hdl:10291/8814、NAID 120002723776。
- ^ a b c d e f g h i j 山田知子「土俵まつり考」『大谷學報』第69巻第3号、大谷学会、1989年12月、14-27頁、CRID 1050282676637346944、NAID 120005766221。
- ^ a b c d e f g 根間 弘海「南部相撲の四角土俵と丸土俵」『専修経営学論集』第82巻、専修大学経営学会、2006年3月16日、131-162頁、CRID 1390009224825642496、NAID 120006793238。
- ^ 植月佐広「角土俵 ノコッタノコッタ◇岡山・勝央町に唯一現存、500年以上の歴史を守る勝負◇」『日本経済新聞』朝刊2018年11月7日(文化面)2018年11月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 根間 弘海「土俵の屋根」『専修経営学論集』第86巻、専修大学経営学会、2008年3月15日、89-130頁、CRID 1390853649755839616、doi:10.34360/00005416、NAID 120006793260。
- ^ コトバンク-蛇の目
- ^ 時事通信社『相撲五十年』p375
- ^ 東京両国国技館の土俵溜り敷きゴム敷設工事 (2011.12)(オーサカゴム株式会社)
- ^ 「土俵の高さがあるから土俵際をうまくつかえる」 日刊スポーツ 2019年11月25日10時0分(2019年12月12日閲覧)
- ^ ベースボール・マガジン社『大相撲名門列伝シリーズ(3) 高砂部屋』p76
- ^ a b c d 『大相撲ジャーナル』2017年6月号62-63頁
- ^ 土俵 大相撲ドットコム
- ^ 大相撲の土俵に川越「荒木田土」初野建材が全場所制覇/スポーツ用 拡販に意欲『日刊工業新聞』2018年8月10日(中小企業・地域経済面)2018年10月28日閲覧
- ^ 両国の土は埼玉県川越市の荒木田土、地方でも使用へ - 日刊スポーツ 2017年8月30日
- ^ 「知る国技*土俵」読売新聞2022年9月14日付朝刊スポーツ面
- ^ 「伯方の塩」のあゆみ
- ^ 大相撲・東京場所で土俵に舞う「清めの塩」は合計650kg! 使用する“超有名CM塩”のお値段は?
- ^ 土俵 ~作り方と秘密の歴史~
- ^ 大相撲を支える「土俵」づくりの裏側。間近に見られる「土俵祭」とは?
- ^ 【土俵崩し】 - 武蔵川部屋・2018年4月26日
- ^ 平成28年3月3日 ラグビーの聖地で相撲稽古 - 東大阪市
- ^ 『利樹之丞の呼出し歴史講座』開催レポート〜その3〜 - おすもうさん・2019年11月5日
- ^ 『大相撲中継』2017年5月27日号99頁
- ^ 「「下りなさい」相撲協会員、口頭でも直接指示」『産経新聞』、2018年4月5日。2018年4月6日閲覧。「リンク先は、イザ! iaz」
- ^ a b “土俵で心臓マッサージしていた女性に「降りて」 京都”. 朝日新聞. (2018年4月4日) 2018年4月5日閲覧。
- ^ “「土俵から降りて」市長を救命の女性は看護資格あり、その後大量の塩撒かれる”. 毎日放送. (2018年4月5日). オリジナルの2018年4月6日時点におけるアーカイブ。 2021年11月18日閲覧。
- ^ “尾車事業部長、土俵に大量の塩も女性蔑視は全くない”. 日刊スポーツ. (2018年4月5日) 2018年4月6日閲覧。
- ^ “Japanese women ordered from sumo ring during first aid”. BBC. (2018年4月5日) 2021年11月18日閲覧。
- ^ “救命処置の女性に「土俵下りて」、相撲協会が「不適切」と謝罪”. CNN. (2018年4月6日) 2021年11月18日閲覧。
- ^ “大相撲より先進的?わんぱく相撲、女子の全国大会創設へ:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル(2019年3月7日). 2020年4月26日閲覧。
- ^ “少女横綱に「待った」 国技館の土俵上がれず 主催者「全国大会は男子が対象」”. 朝日新聞夕刊. (1991年7月3日) 1978年(昭和53年)、「わんぱく相撲東京場所」で10歳の少女が勝ち進んだが、蔵前国技館の土俵に上がれず決勝大会出場を断念した。1991年(平成3年)には、「わんぱく相撲美馬大会」で小学5年生の女子が優勝したが、両国国技館の土俵は女人禁制であるとして、全国大会出場権を示すメダルは2位の男子に授与されている。
- ^ “豊ノ島杯ちびっこ相撲 高知県宿毛市で80人熱戦”. 高知新聞(2018年12月16日). 2020年4月26日閲覧。
- ^ “豊ノ島杯、優勝杯が完成 8月24日、高岡で開催 - 富山県のニュース | 北國新聞社”. www.hokkoku.co.jp(2019年7月25日). 2020年4月26日閲覧。
- ^ 「台湾で日本時代の土俵“復活”アマ選手が取組を披露」産経新聞ニュース(2017年9月17日)
- ^ “歴代最重量292キロの力士引退「がりがりになりたい」:朝日新聞デジタル” (日本語). 朝日新聞デジタル 2018年11月6日閲覧。
土俵
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戦前には供養の日(うら盆の24日)に、隣接する広場(土俵)で相撲大会が行われていた。子供相撲は途絶えていた時期があったが、近年に復活し、地蔵尊の命日である8月24日に相撲大会が催されている。かつては大人も参加していた。 念仏供養石碑 馬頭観音 土俵 地蔵盆の子供相撲
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土俵
「土俵」の例文・使い方・用例・文例
- 土俵から出てしまうか、足の裏以外の体の一部が地面についてしまったほうが負けです。
- 今日の土俵は大荒れだった.
- 土俵際で打っちゃりをかけたとき, まだ体があった[もう体がなかった].
- 若乃花は土俵際で相手をつって出た.
- 若乃花は土俵際で辛うじて残した.
- 彼ははたき込みを食って土俵に四つんばいになった.
- 土俵を踏切る
- あの相撲は力ずくで相手を土俵から押し出すばかりだ
- 彼は僕に土俵際で背負い投げを食わした
- 二人は土俵で顔を合わした事が無い
- 二人は土俵で顔が合ったことが無い
- 土俵際で
- 土俵際で踏んばった
- 土俵際でもちなおした
- 彼は僕に土俵際で背負投げを食わした
- 土俵際で踏みこたえる
- 土俵際で踏張る
- 二人は土俵で顔が逢ったことが無い
土俵と同じ種類の言葉
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