土俵上のパフォーマンス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 07:23 UTC 版)
制限時間一杯のとき大量の塩を撒くパフォーマンスで有名である。そのパフォーマンスが始まったきっかけは、2000年7月場所14日目の対水戸泉戦で、初対戦時に負けていたため気迫で負けぬようにと対抗して多くの塩を撒いて勝った一番から始めた。翌9月場所限りで引退した水戸泉は北桜を「ソルトシェーカー」の後継に指名、観客に喜ばれる塩撒き法を伝授した。一時は負けが混んで自粛したこともあった。また塩を撒く前にはゆっくりと大きな深呼吸、塩を撒いた後には雲龍型のポーズをとって土俵内に入る事も知られている。土俵上では気合いを前面に出し、勝って勝ち名乗りを受けたあとポーズをとった。なお、光法や把瑠都との取り組みでは、彼らも北桜に負けじと大量の塩を撒いている。 しかしこのような塩撒きで有名な一方、時間前でも呼吸が合えば立っていく積極性を持っていた。特に、十両で琉鵬と対戦した際には、2007年1月から3場所続けて時間前に立った(全て北桜の勝ち)。同年3月場所の取組後には、「やつも武士だなあ」と自分の立合いに応じてくれた琉鵬を称えていた。また2007年5月場所14日目に白乃波と対戦した際にも時間前に立ったがこの時は敗れた。2008年3月場所9日目の白乃波との対戦でも時間前に立って、このときは勝利を収めた。 また、勝ち名乗りを受けて土俵を降りる際には「押忍」のポーズを取っていた。また、惜しい負け方をした際には悔しさを露わにしていた。本来、相撲にあっては好ましくないことではあるが、見苦しさがなく、師匠の北の湖からも黙認されていた。
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