一杯とは?

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いっ‐ぱい【一杯】

【一】[名]

一つの杯・茶碗などに入る分量。「コップ一杯の水

ちょっと酒を飲むこと。「帰りに一杯やりませんか

イカ・タコや船一つ。→杯(はい)

金1両。

祝儀女郎へ、壱分を二三十粒、宿へ三歩あるいは金—」〈浮・元禄大平記・五〉

名詞の下に付き接尾語的に用いて限度ぎりぎりまで、の意を表す。「精一杯働く」「時間一杯考える」「腹一杯食べる」

【二】[副]

一定の容器や場所などに物があふれんばかり満ちているさま。「日が一杯さし込む」「部屋来客で一杯になる」

できる限りありったけ。「弓を一杯に引き絞る

アクセント【一】ッパイ、【二】はイッパイ


ひと‐はた【一杯】

あふれるくらいいっぱいなこと。

御目に涙を—浮けて」〈愚管抄・五〉


いっ‐ぱい【一杯・一盃】

1 〔名〕

① 杯、茶碗コップなど、一つ容器に入れた酒、、飯など。また、一つ容器にはいる分量

正法眼蔵123153行持下「日食粥一杯なるゆゑに」〔荘子至楽

② ちょっと酒を飲むこと。また、形式ばらないで、気軽に酒を飲むこと。

中華若木詩抄(1520頃)中「酒興のうかみたる時は、故人が来れかし。一盃のまんと思ふ也」〔庾信‐燕歌行

思う存分のこと。言いたい、また、したい限りのこと。

玉塵抄(1563)一六宮中を一はいにしたほどに近臣が讒じたぞ」

洒落本駅舎三友(1779頃)出立「灰(へへ)ふきから大蛇(てへじゃ)の出るやうな一ぱいをならべぬひて来たよ」

金一両。また、明治以後一円

浮世草子元祿大平記(1702)五「祝儀は〈略〉宿へ三歩あるひは一ぱい」

(5) 二合五勺はいる(ます)一ぱいの分量

御国通辞(1790)「小なから 二合五勺 一盃(いっぱい)」

(6) (「いっぱい食うまた、いっぱい食わせる」の意) だまされること。また、だますこと。

浄瑠璃夏祭浪花鑑(1745)七「腹の立つ。むまむまと一ぱい」

(7) 性交入浴などの一回

洒落本当世嘘之川(1804)五「それでもいっぱいしに来たのじゃあろがな」

東京方言集(1935)旧市域語彙永田吉太郎斎藤秀一〉「あっしは湯へいっぱいはいって来ます

(8) イカタコカニなどの一匹

(9)一そう

日本橋(1914)〈泉鏡花〉五九「大船一艘(パイ)、海産物積んで」

(10) 商売一時やめること。特に、近世米市場正米帳合米とも商い一時やめること。

洒落本・箱まくら(1822)上「むちゃくちゃしたる館のすすはらひの為にいっぱいとかいふ心もありて」

2 〔副〕

一定の容器や場所などに物が十分に満ちているさま。たくさん。

*康頼宝物集1179頃)下「啼悲みける涙、大なる手洗に一ぱい有けると聞しに」

足利本論語抄(16C)子罕第九「知と思ふ気が胸中に一杯ををうぞ」

② (「に」「の」を伴うこともある) ある限り尽くすさま。できる限りありったけ。じゅうぶん。

史記抄(1477)一五「いっぱい弓を引きふくらめたぞ」

時間空間数量などに関して限度すれすれになっているさま。ぎりぎり

洒落本・箱まくら(1822)上「『皆さんおしまい』『モウうちました』『一ぱいじゃといな』」

婦系図(1907)〈泉鏡花〉前「向うの壁に充満(イッパイ)の、偉(おほい)なる全世界地図

3接尾〕 (名詞に付いて) そのもの限度まで全部、または、限度ぎりぎりの意を表わす

(イ) ある物、場所などが、すっかり何かに満たされる意を表わす

俳諧猿蓑(1691)五「糸桜腹いっぱひに咲にけり〈去来〉」

(ロ) ある時間、期間の限度、または、その限度までずっと、の意を表わす。「時間いっぱい

浄瑠璃傾城反魂香(1708頃)中「七日といふもいまいまし。来月一ぱい借(かす)ぞや」

(ハ) ある事柄や状態の限度ぎりぎりまで出す意を表わす。「精いっぱい

浄瑠璃五十年忌歌念仏(1707)上「心はりちぎ一ぱいに、せんじつめたる水間のさと」


ひと‐はた【一杯】

〔名〕 (「はた」は接尾語) 器などにあふれるくらいいっぱいいっぱいなこと。

発心集(1216頃か)八「文(もん)のきれちひさき唐櫃ひとはたにぞなりたりける」


いっぱい(一杯)

余力出しきった結果バテ失速すること。「4コーナーで一杯になった」などという。
馬なり


一杯

読み方:いっぱい

  1. 金額一円ノ意-円単位。〔第七類 雑纂
  2. 金額一円の意。
  3. 一円。〔死〕〔掏摸
  4. 一円のこと、今は使わない。

分類 掏摸

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一杯

出典:『Wiktionary』 (2018/03/31 12:59 UTC 版)

異表記・別形

名詞

いっぱい

  1. さかずき茶碗などの容器満ちる
  2. 少しの酒。
  3. ふねの一
  4. イカカニの一。→

発音

い↘っぱい

名詞・形容動詞

一 杯いっぱい しばしばかな書き

  1. 容器空間限界まで中身がある状態。
  2. (名詞のあとで) 限度ある様子。ぎりぎり

活用

ダ型活用
一杯-だ

発音

い↗っぱい

類義語

複合語・成句

翻訳

副詞

一 杯いっぱい しばしばかな書き

  1. (口語) 数多くたくさん

発音

い↗っぱい

用法

名詞いっぱい はそれ以上入らないという意味があり、たくさん置き換えられないが、副詞いっぱい は単に多いという意味であり、たくさん置き換えられる。

翻訳




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