尺とは? わかりやすく解説

さか【尺】

読み方:さか

長さの単位。1(つえ)(約3メートル)の10分の1。しゃく。

杖足らず八(や)—の嘆き嘆けども」〈万・三三四四〉


しゃく【尺】

読み方:しゃく

[音]シャク(呉) セキ(漢) [訓]さし

学習漢字6年

[一]シャク

長さの単位。1寸の10倍。「尺八尺貫法

ものさし。「尺度曲尺(きょくしゃくかねじゃく)・間尺(けんじゃく)・計算尺

長さ。「検尺(けんじゃく)・現尺縮尺倍尺間尺(ましゃく)」

[二]セキ

わずか。「尺寸尺土咫尺(しせき)」

手紙。「尺書尺牘(せきとく)」

名のり]かね・さか・さく

難読短尺(たんざく)


しゃく【尺】

読み方:しゃく

【一】[名]

尺貫法長さ基本単位。1寸の10倍。1丈の10分の1。1尺は、曲尺(かねじゃく)では約30.3センチ鯨尺では約37.9センチ

長さ。たけ。「—が足りない」「—を測る

物差し。さし。

【二】接尾《「隻(せき)」の借字助数詞などを数えるのに用いる。

「腰に一二—なきやうはありなんや」〈宇治拾遺・一〉


せき【尺】

読み方:せき

⇒しゃく


せき【尺】

読み方:せき

⇒しゃく(尺)


さし【差(し)/指(し)】

読み方:さし

【一】[名]

(「尺」とも書く)ものさし。「—を当てる

二人で向かい合ってすること。さしむかい。「—で飲む」「—で話す」

二人で荷物を担ぐこと。さしにない

差し合い1」に同じ。

五郎兵衛さん、お百さんは—で居なさりやせん」〈洒・辰巳之園

(ふつう「サシと書く)謡曲で、拍子合わせず、少し節をつけてうたう部分さしごえ

(ふつう「サシと書く)舞楽・能などの舞の型で、手をさし出すように前方水平にあげること。

【二】[接頭]動詞付いて語調整えたり意味を強めたりする。「—出す」「—戻す」「—替える

【三】接尾助数詞

舞の曲数を数えるのに用いる。「一—舞う」

相撲などの番数数えるのに用いる。

勝負これによるべきにあらず。ひと—つかうまつるべし」〈著聞集一〇


プログラム長さのこと。

読み方:シャク(shaku), サカsaka

物の長短をはかる度の単位呼称


読み方:しゃく

  1. 陶器店の通り符牒にして八といふ数量を表す。通り符牒参照せよ。(※巻末通り符牒参照)〔符牒
  2. 数量の八のことをいふ。〔犯罪語〕
  3. 八。〔陶器商〕

分類 犯罪語、符牒陶器


読み方:ちゃ

  1. 刀-其形状度器ニ似タルヨリ来ル。〔朝鮮人隠語
  2. 刀を云ふ。其形態度量器に似たるより。

分類 朝鮮人

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

読み方
せき

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/07 15:07 UTC 版)

(しゃく)は、尺貫法における長さ単位である。東アジアでひろく使用されている。ただし、その長さは時代や地域によって異なる。


注釈

  1. ^ a b 計量法施行法(1951年6月7日法律第208号 廃止:1993年11月1日)第4条第1項による定義
  2. ^ 度量衡法、明治二十四年(1891年)三月二十四日法律第三號、「第四條による定義
  3. ^ 李強「解剖学骨名「尺骨」の由来を巡って医学文化史の世界を瞥見する」『大阪物療大学紀要』第2巻、学校法人物療学園 大阪物療大学、2014年、53-61頁、doi:10.24588/bcokiyo.2.0_53ISSN 2187-6517NAID 110009771617 
  4. ^ 季旭昇 (2014), 説文新証, 芸文印書館, p. 679 
    石小力 (17 December 2022). 尺度同源分化説. 首届出土文献語言文字研究学術研討会.
  5. ^ 『漢書』律暦志「以子穀秬黍中者、一黍之広、度之九十分、黄鐘之長。一為一分、十分為寸、十寸為尺、十尺為丈、十丈為引、而五度審矣。」
  6. ^ 第44回・企画展「度量衡と交易」 ~長さ・容積・重さをはかる~ 岩手県立農業博物館、2020年2月8日閲覧。
  7. ^ 説文解字』夫部「夫、丈夫也。从大、一以象簪也。周制以八寸為尺、十尺為丈。人長八尺、故曰丈夫。」
  8. ^ 小泉袈裟勝、「歴史の中の単位」、p.193、1974-11-10、総合科学出版
  9. ^ 二村隆夫、「丸善 単位の辞典」、p.40、黄鍾管の項、ISBN 978-4-621-04989-1、丸善(株)、2002-03-25
  10. ^ 隋書』律暦志に南北朝時代の度量衡の変遷が見える
  11. ^ 小泉(1977), pp.214-215 「竹尺の主産地は京都となり、鉄尺または曲尺は難波であった。」
  12. ^ 小泉(1977), p252の天野清による実測値に基づく計算値
  13. ^ 計量法施行法(昭和26年法律第208号)第4条第1号
  14. ^ [1] 15/26.4の数値が刻印されている。
  15. ^ 度量衡法、明治二十四年(1891年)三月二十四日法律第三號、「第四條 從來慣用ノ鯨尺ハ布帛ヲ度ルトキニ限リ之ヲ用ヰルコトヲ得 鯨尺一尺ハ一尺二寸五分トシ其ノ十倍ヲ鯨尺一丈、十分ノ一ヲ鯨尺一寸、百分ノ一ヲ鯨尺一分トス」とある。
  16. ^ ちなみに、奈良の大仏は像高14.98 m・台座3.05 m。一方、古式捕鯨で捕られていたセミクジラは体長15 m – 18 mであり、実際にいい勝負である。
  17. ^ 小泉(1977), pp.241-242
  18. ^ 小泉(1977), p.240
  19. ^ 小泉(1977), p.242
  20. ^ 小泉(1989), p. 47 この経緯は明治初期度量衡を所管した大蔵省と内田の記すところ以外に根拠となる資料がなく、史実としては疑問が持たれている。
  21. ^ 平凡社 大百科事典 第6巻(サ-シャ)、「尺貫法」の項、「ただし、これらの尺についてのいわれは明治初期になって現れたものであり、疑わしい点もある。」(執筆者:三宅 史)、p.1297、1985年3月25日、平凡社
  22. ^ 小泉(1989), p. 47
  23. ^ 小泉(1961), p.35
  24. ^ 小泉(1977), p.246
  25. ^ 小泉(1977), p.246
  26. ^ 小泉(1989), p. 149 折衷つまり平均の説は、大蔵省度量衡改正掛が作りあげたもので、その実は枡座の容量に変更を加えないために行われたものである。
  27. ^ a b 小泉(1977), p.248
  28. ^ 小泉(1961), p.51
  29. ^ 小泉(1977), p252
  30. ^ 韓国国立民俗博物館한극의 도량형 (韓国の度量衡)』1997年http://www.nfm.go.kr/Data/daPub_view.nfm?seq=153&select_tab=0&searchYear=&searchWord=&nowPage=68&gubun_list=year  (朝鮮語)
  31. ^ a b 杉原賢彦+編集部編「なぜ1秒間に24コマと決まっているのか」『ムービー・ラビリンス 映画の謎に答えるQ&A』フィルムアート社、2003年、pp.36-37
  32. ^ 森卓也『映画この話したっけ』ワイズ出版、1998年、p.306
  33. ^ 杉本五郎『映画をあつめて これが伝説の杉本五郎だ』平凡社、1990年、p.124
  34. ^ 映画フィルムのデータベース化と「フィルム調査カード」の作成プロセス 大傍正規(フィルムセンター研究員)、フィルム調査カード内の「フィート数 feet」、NFC NEWSLETTER、p.12
  35. ^ 映画フィルムのデータベース化と「フィルム調査カード」の作成プロセス 大傍正規(フィルムセンター研究員)、フィルム検査業務の重要性、「・・・フィルムの資産価値を査定するうえで、フィート長が欠かせない尺度となるからである。また、コマ単位で尺を測っておくことは・・・、」、NFC NEWSLETTER、p.13
  36. ^ 日本国語大辞典、第8巻(こく~さこん)、p.351、小学館、1976年4月15日第1版第2刷発行
  1. ^ 二村隆夫の指摘の原文箇所は正確には次の通りである。「実験は必ずしも一致しないし、漢書においても、この制は黄帝の定めることろと記しているので、制度に権威をもたせるために伝説を持ってきたものと考えられる。」
  2. ^ 狩谷棭斎の指摘は正確には次の通りである。『秬黍の事は牽強の説なれども、『漢書』に是れを載せしより、後の尺度の起りを云ふ者、皆なこの説に従ひたり。』


「尺」の続きの解説一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 08:54 UTC 版)

遠鉄バス」の記事における「尺」の解説

標準尺の車輛が殆どで、そこに長尺車が加わるという構成である。 以前短尺車も存在したが、1994年導入最後に導入されていない最終的に浜松営業所配置されていたU-MP218Kの2369号車・2471号車の2台のみとなっていたが、2010年7月どちらも廃車となり、遠州鉄道から短尺車が全廃となったまた、長尺ツーステップはU-MP218Pである2374号車1994年式の高速道路対応車)の廃車により2009年末で姿を消した。 なお、オムニバスのみの導入となった1998年以降導入車種に於いて最も長い尺で導入しており、ブルーリボン・ブルーリボンシティのみ長尺、他は標準となっている。また、ワンステップバス長尺でのみ導入されている。

※この「尺」の解説は、「遠鉄バス」の解説の一部です。
「尺」を含む「遠鉄バス」の記事については、「遠鉄バス」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「尺」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

出典:『Wiktionary』 (2021/09/19 11:05 UTC 版)

発音(?)

名詞

  1. 尺貫法における長さ単位30.3センチメートル
  2. 長さ
  3. 放送業界放送される時間の長さ
  4. ものさし

熟語


※ご利用のPCやブラウザにより、漢字が正常に表示されない場合がございます。
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence. Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.

「尺」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



尺と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「尺」の関連用語

尺のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



尺のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
社団法人日本映像ソフト協会社団法人日本映像ソフト協会
Copyright © 2000-2024 Japan Video Software Association
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
皓星社皓星社
Copyright (C) 2024 株式会社皓星社 All rights reserved.
EDRDGEDRDG
This page uses the JMnedict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの尺 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの遠鉄バス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
漢字辞典
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence.
Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Distributed under the Terms of Use in http://www.unicode.org/copyright.html.
Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS