しゃく‐はち【尺八】
尺八
読み方:シャクハチ(shakuhachi)
尺八(しゃくはち)
尺八
<しゃくはち>
区分
重要無形文化財
保持者
青木 静夫
<あおき しずお>
(芸名 青木 鈴慕)
<あおき れいぼ>
(東京都)
山本 泰正
<やまもと やすまさ>
(芸名 山本 邦山)
<やまもと ほうざん>
(東京都)
解説
尺八は縦吹きの管楽器の一種で、雅楽に使用した「古代尺八」、一般的な尺八より短く近世に流行した「一節切」、普化宗で使用する「尺八」、さらに普化尺八を改革した「新尺八」などがある。普化尺八は普化宗の法器として普化僧によって演奏され、後に初代黒沢琴古によって集成され琴古流の系統となった。明治期には中尾都山により都山流が結成され、また箏などとの合奏も行われるようになって一層隆盛となり、芸術的にも音楽史的にも重要な、我が国を代表する伝統音楽の一つとして現在に至っている。
尺八 (しゃくはち)
尺八
主名称: | 尺八 |
指定番号: | 908 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1959.06.27(昭和34.06.27) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 工芸品 |
ト書: | |
員数: | 1管 |
時代区分: | 奈良 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 奈良の作品。 |
尺八
尺八
尺八
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/20 09:27 UTC 版)
尺八(しゃくはち)は、日本の木管楽器の一種である。リードのないエアリード楽器に分類される。「尺八」の名で呼ばれてきた楽器は時代ごとに複数ある。最古の「古代尺八(雅楽尺八)」と呼ばれる様式のものは中国の唐を起源とし、奈良時代に日本に伝来したが10世紀頃には完全に廃れた[1]。その後15世紀に「一節切」と呼ばれる様式の尺八が誕生し17世紀に隆盛したが19世紀には廃れた[2]。 現在「尺八」と呼ばれているものは「普化尺八(ふけしゃくはち)」であり16世紀末の日本で開発され、現在までその命脈を保っている[3][4]。
- ^ a b コトバンク 古代尺八. 朝日新聞
- ^ a b c d コトバンク 一節切. 朝日新聞
- ^ a b コトバンク 普化尺八. 朝日新聞
- ^ a b c d e コトバンク 尺八. 朝日新聞
- ^ a b 月渓恒子 著「第16章 尺八楽」、国立劇場・小島美子 編『日本の伝統芸能講座』淡交社、2008年、384頁。ISBN 978-4473034892。
- ^ 久保田敏子 著、当道音楽会 編『よくわかる箏曲地歌の基礎知識』白水社、1990年、212頁。ISBN 9784560036846。
- ^ a b 月渓恒子 著「第16章 尺八楽」、国立劇場・小島美子 編『日本の伝統芸能講座』淡交社、2008年。ISBN 978-4473034892。
- ^ 陳暘『楽書 巻148』 。"簫管之制、六孔旁一孔。加竹膜焉。足黄鐘一均声。或謂之尺八管、或謂之竪籧、或謂之中管。尺八、其長数也。(後略)"。
- ^ 宮内庁. “彫石尺八”. 2023年10月19日閲覧。
- ^ 宮内庁. “玉尺八”. 2023年10月19日閲覧。
- ^ 宮内庁. “樺纒尺八”. 2023年10月19日閲覧。
- ^ 宮内庁. “刻彫尺八”. 2023年10月19日閲覧。
- ^ 久保田敏子 著、当道音楽会 編『よくわかる箏曲地歌の基礎知識』白水社、1990年、213頁。ISBN 9784560036846。
- ^ a b c d 荒木古童(読み)アラキコドウコトバンク
- ^ a b c 『1933年を聴く:戦前日本の音風景』齋藤桂 エヌティティ出版 (2017)、第1章「尺八奏者・野村景久による殺人 音楽の合理化と精神論」p16-45
- ^ 川瀬順輔(初代)歴史が眠る多磨霊園
- ^ 中尾都山(読み)ナカオトザンコトバンク
- ^ 新日本音楽(読み)しんにほんおんがくコトバンク
- ^ 大橋鯛山. “尺八の物理”. 2008年11月24日閲覧。
- ^ 泉州尺八工房. “歌口研究2”. 2008年11月24日閲覧。
- ^ 大橋鯛山 (2015年10月14日). “人口減 -邦星堂和楽器店ブログ”. houseidou.blog.fc2.com/blog-entry-372.html. 2022年5月13日時点の[houseidou.blog.fc2.com/blog-entry-372.html オリジナル]よりアーカイブ。2022年5月13日閲覧。
- ^ 上参郷祐康「琴古流の始祖 黒沢琴古」『季刊邦楽』第10号、邦楽社、12頁。
- ^ “尺八 都山流 分裂記録 : 1ページ目 - FC2まとめ”. summary.fc2.com. 2018年11月5日閲覧。
- ^ a b c 月渓恒子 著「第16章 尺八楽」、国立劇場・小島美子 編『日本の伝統芸能講座』淡交社、2008年、394頁。ISBN 978-4473034892。
- ^ Youtube. "鹿の遠音".2011年1月29日閲覧
- ^ Youtube."巣鶴鈴慕".2011年1月29日閲覧
- ^ 竹盟社.山口五郎師について.2011年1月29日閲覧
- ^ NASA.Voyager -Music From Earth-.2011年1月29日閲覧
- ^ Youtube.Voyager's Golden Record: Crane's Nest "Tsuru No Sugomori" _Goro Yamaguchi.2011年1月29日閲覧
- ^ ここでいう古曲とは、近世邦楽で一中節・河東節・宮薗節・荻江節を指して使用される術語の古曲とは異なる。
- ^ Youtube. "Take Five". 2011年1月29日閲覧
- ^ 尺八修理工房幻海. “尺八の割れや虫害”. 2011年11月7日閲覧。
尺八
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 07:55 UTC 版)
5(あるいは7)個の穴を押さえるポジション譜で、全閉(筒音)を「ロ」とし、順に「ツ」「レ」「チ」「リあるいはハ」(流派によって異なる)で表す。オクターブ上はまた一部表記が異なる。
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尺八(しゃくはち)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/20 16:44 UTC 版)
「赤漆文欟木御厨子」の記事における「尺八(しゃくはち)」の解説
真竹製の尺八。長さ38.2㎝。宝物番号は北倉21。表面に装飾はない。
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