じゅうよう‐ぶんかざい〔ヂユウエウブンクワザイ〕【重要文化財】
重要文化財(じゅうようぶんかざい)(important cultural property)
建造物・絵画・彫刻・工芸品・古文書などの有形文化財のうち、歴史的または学術的に価値が高いと考えられる重要なもの。文化審議会の答申に基づき、文部科学大臣が指定する。
重要文化財に指定される建造物は、寺院や神社などが多い。明治以降の近代に建築されたものは少なく、ほとんどは近世以前の建造物で占められている。
重要文化財に指定されると、固定資産税などの税制面で優遇措置が受けられるほか、修復に要する費用の一部について国庫からの補助金で賄える。歴史的または学術的に価値のある重要文化財を後世に残すための配慮だ。
さらに、重要文化財のうち世界文化の見地から価値の高く、意義の深いと考えられるものは、国宝として手厚く保護される。
(2003.01.24更新)
重要文化財
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/23 05:04 UTC 版)
重要文化財(じゅうようぶんかざい)は、日本に所在する建造物、美術工芸品、考古資料、歴史資料等の有形文化財のうち、歴史上・芸術上の価値の高いもの、または学術的に価値の高いものとして文化財保護法に基づき日本国政府(文部科学大臣)が指定した文化財を指す。重文(じゅうぶん)と略称されることが多い。文化庁による英語表記はImportant Cultural Properties[1]。
注釈
- ^ 無形文化財の選定制度とは、文化財保護法制定時の無形文化財保護制度であり、無形文化財のうち特に価値の高いもので国が保護しなければ衰亡するおそれのあるものについて、文化財保護委員会が「助成の措置を講ずべき無形文化財」として選定したもの。この選定制度は、1954年(昭和29年)の文化財保護法改正で、重要無形文化財の指定制度および「記録作成等の措置を講ずべき無形文化財」の選択制度に移行した。
- ^ 正式の指定名称は「日本ハリストス正教会教団復活大聖堂」
- ^ 大学関係では同志社大学礼拝堂がもっとも早く1963年の指定である。
- ^ 他に「徳島藩御召鯨船千山丸(徳島城博物館蔵)」が歴史資料部門(大名が実際に利用していた和船で唯一現存する)で指定されている。
- ^ 第二次大戦終戦以前に指定された民間所有の建造物としては、他に奈良県の今西家書院(1937年指定)があるが、文化庁の分類では「民家」の範疇には入らない。
出典
- ^ 参照:文化庁公式サイト、PDFファイル:「国立文化財機構 概要 平成19年度」など
- ^ “修理現場から文化力”. 文化庁. 2023年11月23日閲覧。
- ^ 昭和26年文化財保護委員会告示第2号
- ^ “円満院の重文建物、宗教法人が約10億円で落札…文化庁困惑”. 読売新聞. (2009年5月31日). オリジナルの2009年6月1日時点におけるアーカイブ。
- ^ “大津の古刹、円満院の重文建物が10億円で落札”. 産経新聞. (2009年6月1日). オリジナルの2010年3月2日時点におけるアーカイブ。
- ^ 松山巖「国宝という物語」『国宝』(とんぼの本、改訂増補)、新潮社、2005、p.207
- ^ 『日本大百科全書』第9巻、小学館、p.208(「国宝」の項)
- ^ a b 文化財指定等の件数 文化庁
- ^ 国宝・重要文化財 都道府県別指定件数一覧
- ^ “盗難を含む所在不明に関する情報提供について~取り戻そう!みんなの文化財~”. 文化庁 (2023年4月7日). 2023年4月26日閲覧。
- ^ 所在不明文化財(国指定)の内訳 文化庁 2023年4月7日
- ^ “所在不明になっている国指定文化財(美術工芸品)”. 文化庁 (2023年4月7日). 2023年4月26日閲覧。
- ^ 建造物の分類別指定件数については『月刊文化財』495号、第一法規、2004、p8及び『月刊文化財』502号、第一法規、2005、p8、を参照。
- ^ 宮内庁三の丸尚蔵館の今後の保存・公開の在り方に関する提言 第4回 宮内庁
- ^ 蒙古襲来絵詞(もうこしゅうらいえことば)収蔵作品詳細 宮内庁三の丸尚蔵館
- ^ 春日権現験記絵(かすがごんげんげんきえ)収蔵作品詳細 宮内庁三の丸尚蔵館
- ^ 唐獅子図屏風(からじしずびょうぶ)収蔵作品詳細 宮内庁三の丸尚蔵館
- ^ 動植綵絵(どうしょくさいえ)収蔵作品詳細 宮内庁三の丸尚蔵館
- ^ 蒙古襲来絵詞など国宝に 宮内庁保管で初―文化審議会 時事通信 2021年7月16日
- ^ 令和3年9月30日文部科学省告示第161・162号。
- ^ 皇居内の三の丸尚蔵館、収蔵品管理を宮内庁から文化庁へ移管 朝日新聞 2022年8月23日
- ^ 文化審議会答申 (国宝・重要文化財(美術工芸品)の指定等)Ⅱ.解説1.国宝(美術工芸品)の指定 文化庁
重要文化財(市指定)
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「御霊神社 (福知山市)」の記事における「重要文化財(市指定)」の解説
御霊神社槍(三口) 戦国時代には野道具を作っていた雀部道明という鍛冶師が、光秀に命じられて槍や矢の根を作っていた。細工は粗いが、物をよく通すので道明と命名されたといわれている。この槍は、それより時代は下るが、銘から同じ系統を引く郷土の刀工の作品と推測される。
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重要文化財(文化財)
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「長野県立歴史館」の記事における「重要文化財(文化財)」の解説
鳥羽院庁下文(とばいんのちょうくだしぶみ)天養二年七月九日(1145年) 鳥羽上皇の院庁が荘園の管理権を裁定した文書。信濃国小河荘(小川村近辺)の現地管理者(預所)増證に下された。現存する院庁下文の古い例であり、東日本で唯一の原本として古文書学上に価値が高い。 長野県吉田川西遺跡土壙出土品(ながのけんよしだかわにしいせきどこうしゅつどひん) 平安時代 塩尻市の田川と奈良井川に挟まれた地域に位置し、竪穴住居址群266軒が発見された遺跡。平安時代中葉の土坑墓から、緑釉陶器の椀皿、鏡、多数の土師質皿が出土。 日向林B遺跡出土品(ひなたばやしBいせきしゅつどひん) 旧石器時代 信濃町の野尻湖遺跡群の一つである日向林B遺跡は、1993・1995年に上信越自動車道建設に伴う発掘調査により出土。旧石器時代(約3万年前)の斧形石器60点、台形石器59点を含む多数の石器、石器製作の過程を示す接合資料や斧形石器を磨いた砥石などの石器製作用具の一括資料である。
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重要文化財(絵画)
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(仏教絵画) 大日如来像 絹本著色 1幅 平安時代(12世紀) 釈迦如来像〔釈迦如来・阿難像〕承元3年(1209年)銘 絹本著色 1幅 鎌倉時代初め 普賢十羅刹女像 絹本著色 1幅 平安時代 愛染明王像(1942年重文指定) 絹本著色 1幅 愛染明王像(1960年重文指定) 絹本著色 1幅 大威徳明王像 絹本著色 1幅 吉田山一乗院伝来 鎌倉時代半ば過ぎ 仏涅槃図 絹本著色 1幅(附:旧軸木) 南北朝時代 康永4年(1345年) 釈迦八相図 絹本著色 1幅 鎌倉時代 - 元は久遠寺所蔵の3幅と一具 金剛界八十一尊曼荼羅図 絹本著色 1幅 鎌倉時代前期 愛染曼荼羅図 絹本著色 1幅 鎌倉時代前期 善光寺如来縁起絵 絹本著色 3幅 鎌倉時代 法相宗曼荼羅図 絹本著色 1幅 鎌倉時代後期 五百羅漢図 伝明兆筆 絹本著色 2幅 華厳五十五所絵(善財童子歴参図) 絹本著色 6面 平安時代 - 東大寺旧蔵。他に東大寺に10面、藤田美術館に2面、奈良国立博物館に1面、その他に1面の20面が現存 絵過去現在因果経 巻第二 絵慶忍並聖聚丸筆、書良盛筆 紙本著色 1巻 鎌倉時代 羅漢図(第五尊者)(南宋) 絹本墨画 1幅 阿弥陀如来像(高麗、大徳10年(1306年)) 絹本著色 1幅 (垂迹画) 春日宮曼荼羅図 絹本著色 1幅 春日補陀落山曼荼羅図 絹本著色 1幅 (絵巻) 天狗草紙 紙本著色 1巻 鎌倉時代 十二因縁絵巻 紙本著色 1巻 鎌倉時代 (水墨画) 山水図 祥啓筆 紙本淡彩 1幅 山水図〔江天遠意図〕 伝周文筆 大岳周崇等賛 紙本淡彩 1幅 観瀑図 真芸(芸阿弥)筆 月翁周鏡等賛 紙本淡彩 1幅 山水図 曽我紹仙筆 月舟寿桂賛 紙本墨画淡彩 1幅 (近世絵画) 藤花図 円山応挙筆 紙本金地著色 六曲一双 夏秋渓流図 鈴木其一筆 紙本金地著色六曲一双 (中国画) 竹雀図 「雑華室印」「善阿」印あり 紙本墨画 1幅 夕陽山水図 馬麟筆 理宗賛 絹本著色1幅 瓜虫図 呂敬甫筆 自賛 紙本著色 1幅 銭塘観潮図 月翁周鏡等賛 絹本著色 1幅 風雨山水図 伝夏珪筆 「雑華室印」あり 紙本墨画 1幅 古木牧牛図 毛倫筆 絹本墨画 1幅
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重要文化財(彫刻)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 04:35 UTC 版)
木造地蔵菩薩立像 久安3年(1147年)快助作 1躯 銅造釈迦如来・多宝如来並坐像 北魏時代 太和13年(489年) 1基 総高23.5cm 石造浮彫十一面観音龕(唐) 1面 - 総高107.4cm、石は石灰岩。西安花塔寺(宝慶寺)請来
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重要文化財(工芸品)
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(中国・朝鮮陶磁) 青磁花瓶(青磁筍花生)(南宋、龍泉窯) 1口 青磁筒花生(大内筒) 1口 明染付花卉文大皿 1枚 金襴手下蕪花生 1口 唐物肩衝茶入(松屋)1口(附 竜三爪純子袋 珠光好、木綿広東袋 利休好、波梅鉢純子袋 織部好、捻梅唐草純子袋 遠州好、黒漆挽家、黒漆四方盆) 高麗青磁蓮華唐草文水瓶 1口 井戸茶碗(柴田)朝鮮時代 1口 雨漏茶碗 朝鮮時代 1口 堅手茶碗(長崎)朝鮮時代 1口 (日本陶磁) 色絵山寺文様壺 仁清作 1口 銹藍金絵絵替皿 尾形乾山作 5枚 鼠志野亀甲文茶碗(山端) 1口 丸壺茶入(相坂)瀬戸 1口(附:縹地七曜霊芝龍丸文金襴袋、茶地格子石畳文緞子袋、紺地鳳凰文金襴袋、茶地亀甲繋文錦袋、挽家、朱漆五葉盆、象牙蓋7枚) (漆工) 花白河蒔絵硯箱 1合 春日山蒔絵硯箱 1合 嵯峨山蒔絵硯箱 1合 宝相華銀平文袈裟箱 1合 秋野蒔絵手箱 1合 (金工) 芦屋松梅図真形釜 1口 金銅鉢(応量器) 1口 奈良時代 - 口縁部に「重大四斤九兩」の刻字があり、上代の尺貫法を知る貴重な資料。
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重要文化財(建造物)
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「博物館明治村」の記事における「重要文化財(建造物)」の解説
旧西郷従道住宅(旧所在 東京都目黒区上目黒)☆ 旧日本聖公会京都聖約翰教会堂 附:建築関係資料☆ 旧品川燈台☆ 旧菅島燈台付属官舎2棟(主屋、倉庫)☆ 旧札幌電話交換局舎☆ 旧呉服座 附:幣串1本 旧三重県庁舎 附:旧小屋束、建築関係図面11枚☆ 旧山梨県東山梨郡役所 附:棟札☆ 旧伊勢郵便局舎(宇治山田郵便局舎)※建物の所有者は日本郵政株式会社 旧東松家住宅(旧所在 愛知県名古屋市中村区舟入町)附:棟札☆ 旧西園寺家興津別邸(坐漁荘)3棟 - かつては2003年(平成15年)に国の登録有形文化財に登録。主屋(附:棟札2枚、御幣軸1本) 警衛詰所 供待及び門 (附:塀4棟 警衛詰所北方、供待南方、供待北方、供待東方)
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重要文化財(岡山県指定)
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「徳守神社」の記事における「重要文化財(岡山県指定)」の解説
本殿 中山造り(入母屋造り、妻入型式)で、正面に唐破風の向拝をつけている。軒回りには仔細を凝らした彫刻の装飾がなされており、幣殿(釣殿)拝殿も同時期の建物として現存していることなどから、近世初期の優れた神社建築として昭和31年に県の重要文化財として指定されています。
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重要文化財(建造物)
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旧江戸城田安門 2棟 - 1961年(昭和36年)6月7日指定。時代:江戸前期、種別:城郭、所有者:国(文部科学省)。江戸城遺構のうち、宮内庁所管以外のもの(田安門、清水門、外桜田門)が重要文化財に指定されている。田安門(たやすもん) 1636年(寛永13年)建築、高麗門、本瓦葺 髙麗門と櫓門からなる桝形を形づくっている。 櫓門(やぐらもん) 1636年頃(寛永13年頃)建築、脇戸付櫓門、入母屋造、本瓦葺 櫓門の上部は復元による。
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重要文化財(建造物)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 03:48 UTC 版)
旧江戸城清水門 2棟 - 指定年月日:1961年(昭和36年)6月7日、時代:江戸前期、種別:城郭、所有者:国(文部科学省)。江戸城遺構のうち、宮内庁所管外の清水門、田安門、外桜田門が重要文化財に指定されている清水門 1658年(万治元年)建築、高麗門、本瓦葺 高麗門と櫓門からなる桝形を形づくっている 櫓門(やぐらもん) 1658年頃(万治元年頃)建築、脇戸付櫓門、入母屋造、本瓦葺 櫓門の上部は復元による
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重要文化財(建造物)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 02:55 UTC 版)
旧江戸城外桜田門 2棟 - 1961年(昭和36年)6月7日指定。時代:江戸中期、種別:城郭、所有者:国(文部科学省)。江戸城遺構のうち、宮内庁所管以外のもの(田安門、清水門、外桜田門)が重要文化財に指定されている。外桜田門(そとさくらだもん) 1663年(寛文3年)頃建築 (寛政重修諸家譜による)、高麗門、本瓦葺 髙麗門と櫓門からなる桝形を形づくっている。 櫓門(やぐらもん) 1663年(寛文3年)頃建築、脇戸付櫓門(寛政重修諸家譜による)、入母屋造、本瓦葺。
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重要文化財(美術工芸品)
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北海道美利河1遺跡出土品 - ピリカ旧石器文化館蔵、旧石器時代の遺物一括。1991年指定。
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重要文化財(典籍)
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「冷泉家時雨亭文庫」の記事における「重要文化財(典籍)」の解説
和歌集 時明集(ときあきらしゅう)1帖-平安時代の人物、讃岐守時明が女房らと詠み交した歌を集めたもの。平安時代の写本。 後拾遺和歌抄 1帖-鎌倉時代 続後撰和歌集 上下(藤原為家筆)建長七年書写奥書(1255年)1帖 周防内侍集(藤原俊成筆)1帖 貫之集(巻五残巻、巻第八)村雲切本 1巻 - 平安時代 仲文集(藤原定家筆)1帖-三十六歌仙の1人藤原仲文の家集(個人歌集)の写本。 恵慶集 上(えぎょうしゅう)(藤原定家筆)1帖-平安時代の歌僧・恵慶の家集の写本。 散木奇歌集(巻頭と奥書のみ藤原定家筆)安貞二年書写奥書(1228年)1帖-平安時代の歌人源俊頼の家集の写本。 残集 1帖-西行の歌集の鎌倉時代の写本。 新古今和歌集(自巻第一至巻第十五)3冊 - 鎌倉時代、文永11年(1274年) - 文永12年(1275年)の筆写。 素性集(色紙)1帖-素性の家集の平安時代末期の写本で、色変わりの装飾料紙に書かれている。 素性集(唐紙)1帖-素性の家集の平安時代末期の写本で、色変わりの装飾料紙に書かれている。 新古今和歌集(隠岐本)上 1帖-鎌倉時代の写本。 万葉集 巻第十八(金沢文庫本)1帖 歌書類 正中二年七夕御会和歌懐紙(12通)1帖-鎌倉時代(1325年) 元徳二年七夕御会和歌懐紙(24通)1帖-鎌倉時代(1330年) 和歌初学抄(藤原為家筆)1帖 集目録(藤原定家筆)1巻-定家が自ら筆写または校訂した歌集の自筆目録。 寛平御時后宮歌合(かんぴょうのおおんとき きさいのみやのうたあわせ)(藤原定家・為家筆)1巻 五代簡要(万葉集等詞抜書)承元三年藤原定家撰述奥書(1209年)1帖 - 万葉集、古今和歌集などの歌の句を抜書きしたもの。藤原定家編。鎌倉時代の書写。 嘉元百首 2巻 文保百首 21巻 永徳百首 12巻 袖中抄 12巻 内2巻正安二年(1300年)僧祐尊書写奥書(附 袖中抄4冊) 俊頼髄脳 1帖 平安時代の歌人源俊頼の歌学書の鎌倉時代の写本。 その他の典籍 豊後国風土記 - 永仁五年書写奥書(1297年)、鎌倉時代の写本。 公卿補任(くぎょうぶにん)2帖(藤原俊成・定家筆) 伊勢物語 下 1巻 - 藤原定家筆本に基づく鎌倉時代の写本 文選 巻第二(首欠)1巻 - 鎌倉時代の写本。 源家長記 1帖-鎌倉時代の歌人源家長の回想形式の日記の写本。 大鏡 巻第二、五、七 3帖-鎌倉時代の写本。 簾中抄(れんちゅうしょう)1帖-平安時代の歌人藤原資隆が著した故実書『簾中抄』の鎌倉時代の写本。 一括指定物件 私家集(資経本)39帖-鎌倉時代、藤原資経筆。色変わりの料紙に書かれた、藤原道長など38人の人物の私家集(個人歌集)である。 私家集(唐紙)6帖-鎌倉時代、唐草文様を雲母(きら)刷りした料紙に書写される。 私家集(承空本)43冊-鎌倉時代の浄土宗の僧・承空筆。山部赤人、大伴家持、小野小町など41人の人物の私家集である。 朝儀次第書 3巻、107帖、3幅、4紙、1点-鎌倉~江戸時代 勅撰和歌集 12帖、9冊、12紙(附:代々勅撰次第書 1帖) - 冷泉家に伝わる『古今和歌集』から『続後撰和歌集』までの勅撰和歌集の写本を一括指定したもの。 私家集 4巻83冊196帖 - 冷泉家に伝わる私家集写本を一括指定したもの。二条家本、真観本(三井寺本)などが含まれる。 冷泉家歌書類 38巻147冊52帖11幅 - 冷泉家に伝わる私撰集、歌合、百種和歌、歌論書などを一括指定したもの。 物語ならびに注釈書 物語類8冊2帖、伊勢物語ならびに注釈書13冊3帖、源氏物語ならびに注釈書1巻38冊2帖 宴曲 24帖(宴曲撰要目録1帖、宴曲22帖、早歌抜書1帖)
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重要文化財(古文書)
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「冷泉家時雨亭文庫」の記事における「重要文化財(古文書)」の解説
後光厳天皇宸翰書状 文和三年十二月十四日(1354年)1巻 附:二条良基自筆書状1通 藤原定家自筆申文草案 1巻 藤原為家自筆譲状(4通)1巻文永五年十一月十九日譲状(阿仏尼宛) 文永九年八月二十四日譲状(藤原為相宛) 文永十年七月二十四日譲状(阿仏尼宛) 文永十一年六月二十四日譲状(阿仏尼宛) 冷泉家文書 278通 台記(保延五年二月二十三日列見記)1巻 - 藤原頼長の日記「台記」の鎌倉時代の写本。 長秋記(藤原定家書写)4巻(大治四年八・九月、天承元年正・二・三月) - 源師時の日記「長秋記」の写本。 冷泉為広下向記 自筆本 5冊
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重要文化財(建造物)
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「冷泉家時雨亭文庫」の記事における「重要文化財(建造物)」の解説
冷泉家住宅座敷及び台所(1棟) 御文庫 台所蔵 表門 宅地1,470.5平方メートル 附:土塀、庭塀、供待及び台所門、立蔀 典拠:2000年(平成12年)までの指定物件については、『国宝・重要文化財大全 別巻』(所有者別総合目録・名称総索引・統計資料)(毎日新聞社、2000)による。
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重要文化財(美術工芸品)
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「香雪美術館」の記事における「重要文化財(美術工芸品)」の解説
日本絵画 絹本著色聖徳太子像 絹本著色稚児大師像 絹本著色二河白道図(にがびゃくどうず) 絹本著色毘沙門天像 紙本著色稚児観音縁起 紙本著色病草紙残欠「小法師の幻覚をみる男」 紙本著色法華経絵巻 紙本墨画淡彩山水図 雪舟筆 紙本淡彩湛碧斎図 愚極礼才賛 伝周文筆 紙本淡彩瀟湘八景図 六曲屏風 伝周文筆 紙本著色レパント戦闘図・世界地図 六曲屏風 中国絵画 紙本墨画布袋図 梁楷筆 大川普済(だいせんふさい)賛 紙本墨画維摩図 因陀羅筆 彫刻 木造薬師如来立像 工芸品 志野山水文矢筈口水指(やはずぐちみずさし) 太刀 銘吉家作 太刀 銘正恒 書跡・古文書 大慧宗杲墨蹟 尺牘(だいえそうこうぼくせき せきとく) 十二月十日才長老宛 藤原俊成自筆書状 文治二年三月六日左少弁殿(藤原定長)宛 典拠:2000年(平成12年)までの指定物件については、『国宝・重要文化財大全 別巻』(所有者別総合目録・名称総索引・統計資料)(毎日新聞社、2000)による。
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重要文化財(建造物)
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旧村山邸の建物6棟及び土地が2011年に「旧村山家住宅」の名称で国の重要文化財に指定された。明治末期から大正期の建築である。 洋館 - 1908年上棟、翌年竣工、河合幾次設計 書院棟 - 1918年竣工 玄関棟 - 1918年頃 茶室棟 - 1911年(1918年増築) 衣装蔵 - 1912年頃 美術蔵 - 1918年頃 土地(宅地及び山林16,850.59平方メートル)土地内の門柱、編笠門、石塀、池を含む 敷地の中央南寄りに書院棟が建ち、その東に玄関棟と美術蔵、玄関棟の南に洋館と衣装蔵が建つ。書院棟の北方には渡廊下を介して茶室棟がある。茶室棟は藪内家燕庵(えんなん)写しの茶室「玄庵」(三畳台目、相伴席付き)と、四畳半の茶室「香雪」からなり、玄関、待合、寄付(よりつき)、腰掛、砂雪隠、腰掛待合が付属する。 建物は自然の起伏を生かして配置され、各建物間は渡廊下で結ぶ。明治末期 - 大正期の大規模邸宅が付属建物や庭園を含めて保存されている点で貴重であり、土地を含めて重要文化財に指定されている。
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重要文化財(岡山県指定)
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「吉川八幡宮」の記事における「重要文化財(岡山県指定)」の解説
吉川八幡宮随神門:昭和59年(1984年)4月10日指定。 吉川八幡宮拝殿 附元治元年銘棟札:平成12年(2000年)3月28日指定。
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重要文化財(市指定)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 20:19 UTC 版)
「千代稲荷神社」の記事における「重要文化財(市指定)」の解説
本殿(建造物・平成15年(2003年)2月17日指定) 天和3年(1683年)に上棟。
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重要文化財
「重要文化財」の例文・使い方・用例・文例
- それを文部大臣が重要文化財に指定する
- 633点が国の重要文化財に指定されました
- 歴史的記念物は、文化財保護法により重要文化財に指定されている。
- 奈良は、国宝や重要文化財が豊富である。
- その3通のうち2通は重要文化財に指定されている。
- これまで,この,国の重要文化財の(制作された)正確な年代はわかっていなかった。
- しかし,訪れた人たちは国の重要文化財であるJR門司港駅周辺のみに数時間だけ滞在する傾向がある。
- 三井本館は国の重要文化財に指定されている。
- それは国の重要文化財に指定されている。
- 男子小学生が重要文化財発見
- 過去に西求女塚古墳で発見された他のいくつかの出土品は,青銅鏡を含め,国の重要文化財に指定されている。
- 築400年の熊本城では,国の重要文化財に指定されている13の建物すべてが深刻な損傷を受けた。
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