意義

実用日本語表現辞典

意義

読み方：いぎ

意義（いぎ）とは、物事の存在・実行などにおける価値や重要性。または、言葉によって表される内容や固有の概念。前者の用法のほうが一般的な使われ方である。

「意義」の語を構成する「意」の字は「おもい・こころ（常用外）」とも訓じ、「言葉・物事に含まれる内容」という意味合いがある。「義」の字は「よ（い）」と訓じ、「道理にかなっている」「行うべき正しい道」という意味合いで用いられる。つまり、「意義」とは「道理にかなっていて行うべき物事や内容」といったニュアンスを表現する言い方といえる。

「意義」は物事固有の価値や重要性であるのに対し、「意味」は言語によって示される内容そのものである。例えば、読書の「意義」は「幅広い教養や知識、見識を得られる」ことだが、読書の「意味」は「本を読むこと」である。「目的」には目指すものやゴールがあり、到達点がある。「意義」はその物事自体に価値があることを指す。

例文
・スピーチコンテストは出場することに意義がある。
・職場の中での自分の存在意義がわからなくなってしまった。
・次回のミーティングはより意義のあるものにしたい。
・久々に友人と会食し、有意義な時間を過ごした。

「意義（がある）」に対する意味の言葉としては「非生産的な」「無意義な（⇔有意義な）」「無駄な」などがある。同音異義語の「異議」は「異議あり」や「異議を唱える」など、別の意見（不服）をいう時に使用される。

・「意義深い」とは物事の価値や重要性が大きい（例：今回の採択は国家にとって意義深い）
・「意義を感じる」意義があるとしみじみ思う（例：日々のルーティンに意義を感じる）
・「意義を見出す」意義をみつける（例：この仕事をやる意義が見出せない）

（2019年12月4日更新）

デジタル大辞泉

い‐ぎ【意義】

読み方：いぎ

１ 言葉によって表される意味・内容。「その語の本来の—」

２ その事柄にふさわしい価値。値うち。「—ある生活」

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

意義

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 10:36 UTC 版)

名詞

意 義（いぎ）

1. ある言葉に固有の内容・概念。
2. 物事の持つ価値や重要性。

発音^(?)

い↘ぎ

関連語

• 意義符
• 有意義
• 無意義

類義語

• （全般）意味

Weblio日本語例文用例辞書

「意義」の例文・使い方・用例・文例

• 有意義な実験
• 有意義な経験
• 国にとって意義深いでき事
• 彼女はヨーロッパ共同市場の意義について講義した。
• 人生には大きな価値や意義があるということを信じてよい。
• 企業の経営者には、社内の業務を善管注意義務をはたして運営する責務がある。
• 受託者責任は忠実義務と注意義務からなる。
• 参加することに意義がある
• 日本で有意義な時間を過ごすでしょう。
• 存在の否定的意義
• アプリケーションの期待されている実用的な意義
• ドイツで有意義な研究生活を過ごすことが出来ましたか？
• 今回の日本滞在があなたにとって有意義でありますように。
• 英語の論文を書くことは大変でしたが、それは有意義な時間でした。
• 英語の論文を書くことは大変でしたが、有意義な時間を過ごせました。
• 英語の論文を書くことは大変でしたが、有意義な時間でした。
• 毎日有意義に過ごしている。
• どのような商品がどのくらいの価格で売られているかを知ることができて有意義だった。
• 有意義なミーティングだった。
• 有意義な話し合い