じゅうよう‐ぶんかざい〔ヂユウエウブンクワザイ〕【重要文化財】
重要文化財(じゅうようぶんかざい)(important cultural property)
建造物・絵画・彫刻・工芸品・古文書などの有形文化財のうち、歴史的または学術的に価値が高いと考えられる重要なもの。文化審議会の答申に基づき、文部科学大臣が指定する。
重要文化財に指定される建造物は、寺院や神社などが多い。明治以降の近代に建築されたものは少なく、ほとんどは近世以前の建造物で占められている。
重要文化財に指定されると、固定資産税などの税制面で優遇措置が受けられるほか、修復に要する費用の一部について国庫からの補助金で賄える。歴史的または学術的に価値のある重要文化財を後世に残すための配慮だ。
さらに、重要文化財のうち世界文化の見地から価値の高く、意義の深いと考えられるものは、国宝として手厚く保護される。
(2003.01.24更新)
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