ちゃんこ鍋とは? わかりやすく解説

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ちゃんこ‐なべ【ちゃんこ鍋】

読み方:ちゃんこなべ

大鍋季節の野菜鶏肉などを入れて煮立てつけ汁ポン酢食べ力士料理。名は料理番を「ちゃん」と呼んだためとも中国の鏟鍋(チャンクオ)(板金製の鍋)料理の手法をとり入れたためともいう。ちゃんこ料理ちゃんこ


ちゃんこ鍋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/14 09:11 UTC 版)

ちゃんこ鍋(ちゃんこなべ)とは、相撲部屋において、日常的に食されている鍋料理である[1]。「ちゃんこ」とは本来、相撲部屋において「ちゃんこ番」の力士が作る手料理の全てを指すが[2][3][4]、その中でも特に広く知られているのが、この鍋料理全般を指す「ちゃんこ鍋」である。相撲部屋のちゃんこ鍋は力士の体格を作り上げるために栄養バランスが第一に考慮されるほか、門外不出の隠し味なども存在する。


注釈

  1. ^ 鍋の名称については、資料によって「サンコ鍋」[2]、「鏟鍋【チャングォ】」[4]、「チャンクオ」[6][45]、「砂(沙)鍋【シャーコオ】」[48]とまちまちである。

出典

  1. ^ a b 『料理食材大事典』主婦の友社 p.527 1996年
  2. ^ a b c d e 岡田哲著『たべもの起源事典』東京堂出版 p.347 2003年
  3. ^ 山本保彦 著『ちゃんこ風土記』スポーツニッポン新聞社出版局、1976年、pp.15
  4. ^ a b c d e f g h i j 窪寺紘一(1992) 162-164頁
  5. ^ a b c 琴剣淳弥 著『琴剣の「ちゃんこ道場」』 ベースボール・マガジン社 2003年 、p.18
  6. ^ a b c d e f g h i 『大相撲ジャーナル』2017年6月号69頁
  7. ^ 山本保彦 著『ちゃんこ風土記』スポーツニッポン新聞社出版局、1976年、pp.20-21
  8. ^ 佐藤祥子、10-11頁
  9. ^ a b 山本保彦 著『ちゃんこ風土記』スポーツニッポン新聞社出版局、1976年、pp.17-19
  10. ^ 天龍源一郎が語る“新生活” 相撲部屋へ上京したら「警視庁」へ!? 元横綱・曙をプロレスに勧誘したことも! AERAdot. 2021.3.28 07:00 (2021年3月28日閲覧)
  11. ^ 山本保彦 著『ちゃんこ風土記』スポーツニッポン新聞社出版局、1976年、p.33
  12. ^ 金指基(2002) 212頁
  13. ^ 琴剣淳弥 著『琴剣の「ちゃんこ道場」』 ベースボール・マガジン社 2003年 、p.137
  14. ^ 山本保彦 著『ちゃんこ風土記』スポーツニッポン新聞社出版局、1976年、p.36
  15. ^ ベースボール・マガジン社『立浪部屋 大相撲名門列伝シリーズ4』66頁
  16. ^ 佐藤祥子 p.13
  17. ^ a b 琴剣淳弥 著『琴剣の「ちゃんこ道場」』 ベースボール・マガジン社 2003年 、p.20
  18. ^ a b c 澤田一矢(2001) 123-124頁
  19. ^ 金指基(2002) 211-212頁
  20. ^ 和歌森太郎『相撲今むかし』隅田川文庫、2003年、126-127頁。ISBN 4-434-03261-5 
  21. ^ 『大相撲ジャーナル』2017年6月号69頁
  22. ^ 田中亮『全部わかる大相撲』(2019年11月20日発行、成美堂出版)p.102
  23. ^ 臥牙丸のラーメン大食い13玉は“朝ラー”だった「稽古の前に食べました」にファン大笑い「朝からやべえw」 ABEMA TIMES 2021.07.17 07:00 (2021年7月18日閲覧)
  24. ^ 「ちゃんこってなんですか?」ド素人の質問を元力士&漫画家の琴剣淳弥さんにぶつけてみた【相撲メシ】メシ通 2018-03-30 (リクルート、2018年4月12日閲覧)
  25. ^ 北の富士勝昭、嵐山光三郎『大放談!大相撲打ちあけ話』(新講舎、2016年)p193-194
  26. ^ ちゃんこ鍋 太りそうなイメージは大きな誤解と相撲通が力説 2015年1月20日 7時0分 NEWSポストセブン
  27. ^ 新型コロナ 3密 稽古場は密閉/ちゃんこで密集/土俵で密接 相撲部屋が対策全力 会員限定有料記事 毎日新聞2020年4月16日 東京朝刊(2020年4月24日閲覧)
  28. ^ 【大相撲】コロナ対策で「ぶつかり稽古」「ちゃんこ」禁止 東スポWeb 2020年4月14日 11時30分(2020年4月24日閲覧)
  29. ^ 山本保彦 著『ちゃんこ風土記』スポーツニッポン新聞社出版局、1976年、pp.61-63
  30. ^ 山本保彦 著『ちゃんこ風土記』スポーツニッポン新聞社出版局、1976年、p.61
  31. ^ 山本保彦 著『ちゃんこ風土記』スポーツニッポン新聞社出版局、1976年、p.26
  32. ^ 琴剣淳弥 著『琴剣の「ちゃんこ道場」』 ベースボール・マガジン社 2003年 、p.30
  33. ^ 琴剣淳弥 著『琴剣の「ちゃんこ道場」』 ベースボール・マガジン社 2003年 、p.50
  34. ^ 山本保彦 著『ちゃんこ風土記』スポーツニッポン新聞社出版局、1976年、p.23
  35. ^ 琴剣淳弥 著『琴剣の「ちゃんこ道場」』 ベースボール・マガジン社 2003年 、p.46
  36. ^ 相撲部屋の「験担ぎ」 正月に鶏肉ちゃんこ鍋食べる理由は? NEWSポストセブン 2021.01.04 16:00 (女性セブン2021年1月7・14日号より、2021年1月5日閲覧)
  37. ^ 佐藤祥子、39-40頁
  38. ^ 「関取になるまでパスポートを取り上げられていた」 琴欧洲が明かす相撲部屋の過酷な慣習(小林信也)(1/3ページ) デイリー新潮 週刊新潮 2021年11月18日号掲載 2021年11月21日 (2021年11月24日閲覧)
  39. ^ 「若い衆の頃は地獄でした…」琴欧洲はなぜスピード出世できたのか?(1/3ページ)web Sportiva 2019.07.14(2019年9月20日閲覧)
  40. ^ 『大相撲を101倍楽しむ法』(蔵間竜也、1991年、勁文社)
  41. ^ コラム 悲しい「逆縁」と「コロナ後」 若林哲治の土俵百景(3/3ページ) 時事ドットコム 2020.5.28(2020年6月16日閲覧)
  42. ^ 佐藤祥子、25頁
  43. ^ 佐藤祥子、37頁
  44. ^ コラム 悲しい「逆縁」と「コロナ後」 若林哲治の土俵百景(2/3ページ) 時事ドットコム 2020.5.28(2021年12月27日閲覧)
  45. ^ a b 澤田一矢(2001) 123頁
  46. ^ 琴剣淳弥 著『琴剣の「ちゃんこ道場」』 ベースボール・マガジン社 2003年 、p.14
  47. ^ チャンコの意味は“父子”だった!? 力士も知らない「大相撲の謎」 - 日刊大衆(週刊大衆)2017年5月25日
  48. ^ 金指基(2002) 211頁
  49. ^ 半藤一利『大相撲こてんごてん』ベースボール・マガジン社、1991年、162頁。ISBN 4-583-02896-2 
  50. ^ 金指基(2002) 191-192頁
  51. ^ a b c ベースボールマガジン社「週刊プロレス」2003年12月19日発売号 P78より。
  52. ^ ベースボールマガジン社「週刊プロレス」2003年12月19日発売号 P73、P77より。
  53. ^ 力道山が愛した「ちゃんこ」とは…56回目の命日に弟子の北沢幹之さんが再現 - スポーツ報知 2019年12月13日
  54. ^ ベースボールマガジン社「週刊プロレス」2004年12月22日号 P72より。


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