コンソメ
コンソメ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/12/21 15:40 UTC 版)
コンソメ(仏: consommé)は、フランス料理におけるスープの一種。牛肉・鶏肉・魚などからとった出汁(ブイヨン)に脂肪の少ない肉や野菜を加えて煮立て、灰汁や脂分を取り除いたものである[1]。澄んだスープで琥珀色、淡黄色を呈する[1]。
概要
コンソメは肉、魚、スッポンなどの出し汁に、灰汁引きのための卵白やゼラチンなどを加え、これを布ごしし、再び火にかけて脂を取り除き澄ましたものである[2][3]。
元来、フランス語ではスープ類をPotageといい、澄んだスープ(Potage Claire)と濃度のある濁ったスープ(Potage Lies)に大別するが、一般的には清澄なスープをコンソメ、濃厚なスープをポタージュと呼んでいる[2]。「コンソメ」とはフランス語で「完成された」という意味である[3]。
スープの基本となる煮出し汁をブイヨン(フランス語)またはスープストック(英語)という[2]。コンソメはこれに脂肪分の少ない肉や野菜を加えて煮立て、卵白などを用いて灰汁を吸着させる[1]。その上で、これを漉した後に浮いた脂肪を取り除いたものである[1]。
種類
- コンソメ・オルデネール(Consommé ordinairé)[2][3]
- 牛のコンソメのことで、コンソメの基本となることからこの名がある[3]。仔牛の骨からとった白いフォンを用いたものはコンソメ・ドゥ・ブフ(consommé de bœuf)という[4]。
- コンソメ・ドゥ・ヴォライユ(consommé de volaille)[5]
- 鶏のコンソメ[2]。
- コンソメ・ドゥ・ポワソン(consommé de poisson)
- 魚のコンソメ[2]。
- コンソメ・ドゥ・ジビエ(consommé de gibier)[5]
- 野禽のコンソメ[5]。
料理名
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仕上げの浮き実が料理名となっているものが多い[3]。
- コンソメ・コロンビーヌ(Consommé Colombine)
- ウズラの卵、人参、丸くくりぬいたカブ、グリンピースを具としたコンソメ。
- コンソメ・ロッシーニ(Consommé Rossini)
- フォアグラを詰めたシュー生地を浮かせたコンソメ。
- パリ・ソワール(Soupe Paris Soir)
- パリの夕暮れの意。ビシソワーズの上から静かに冷やしたコンソメを注いだスープ。コンソメを夕焼けに、ビシソワーズを雲に見立てて命名された。
脚注
- ^ a b c d “女子栄養大学 食育ショップ 8月”. 埼玉川越総合地方卸売市場. 2025年12月21日閲覧。
- ^ a b c d e f 丸山 悦子「スープ」『調理科学』第23巻第1号、日本調理科学会、1990年、44-47頁、doi:10.11402/cookeryscience1968.23.1_44。
- ^ a b c d e “コンソメ”. 日本食肉消費総合センター. 2025年12月21日閲覧。
- ^ “月曜シェフ塾」基本のソースを学ぼう!(PART1)”. 月曜シェフ塾」基本のソースを学ぼう!(PART1). 2025年12月21日閲覧。
- ^ a b c 日本司厨士協同会 (1941年). “標準仏蘭西料理全書 第1巻 3版”. 国立国会図書館デジタルコレクション. p. 9. 2025年12月21日閲覧。
関連項目
外部リンク
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