トゥレ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/01 01:21 UTC 版)
プマシが私的な関係であるのに対して、トゥレ(ko:두레)は集落の住民全体の農作業や公共事業といった公的な共同作業である。トゥレは、新羅の郷歌に謡われていることからも、その起源を三国時代にまで遡ることができるが、朝鮮全域に普及するのは李氏朝鮮後期まで待つことになる。トゥレは主に若者(20-35歳)を中心に65歳までの男性のみで構成される。1戸から1人動員されるのが原則である。トゥレは田植えから稲刈り・脱穀までの一連の農作業や灌漑事業、道路整備と言った公共事業を集団のチカラで相互扶助で助け合い行ったので、集落の住民は積極的にこれを活用した。特に老人や弱者など非力な者達にとってのメリットは、計り知れないものであった。 トゥレは単に農作業に限らず、冠婚葬祭や、農楽、村祭の運営など、村民の生活全般に関わった。特に田植えや稲の刈り入れなどの、集団作業時の意欲を鼓舞する大がかりな農楽戯や、豊作祈願と村の安泰を祈念するため行う村祭などは、トゥレのもう一つの一面を表している。一部地方においては農楽を「トゥレ戯」と呼ぶ。
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「トゥレ」の例文・使い方・用例・文例
- トゥレグ族が話すベルベル語
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