灌漑とは? わかりやすく解説

かん‐がい〔クワン‐〕【××漑】

読み方:かんがい

[名](スル)農作物生育必要なを、水路を引くなどして供給し耕作地うるおすこと。「―用水

「灌漑」に似た言葉

灌漑

読み方:カンガイ(kangai)

農作物栽培するために耕地与えること、安定的に配分するための設備


灌漑

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/04 03:15 UTC 版)

灌漑(潅漑、潅溉、かんがい、: irrigation)とは、農地に外部から人工的供給すること。農作物の増産、景観の維持、乾燥地帯や乾期の土壌緑化する際などに利用される。他にも農業生産において、作物を霜害から守る[1]、穀物の畑で雑草を抑制する[2]、土壌の圧密を防ぐ[3]といった用途もある。対照的に直接的な降雨のみで行う農業乾燥農業と呼ぶ。灌漑システムは、塵の飛散防止、下水処理、鉱業などにも使われる。灌漑と排水は組み合わせて研究されることが多い。


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「灌漑」の続きの解説一覧

灌漑

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/04 03:06 UTC 版)

砂漠緑化」の記事における「灌漑」の解説

灌漑には以下の方法がある(詳細は灌漑の項目にまかせ、ここでは砂漠緑化視点から記述する)。参考資料として沙漠緑化技術を参照されたい地表灌漑 十分な水源不可欠で地形などの制約多く水の損失大きい(一般に砂漠湿度低く日中の気温が高いので、蒸発しやすい)。しかし、もっとも簡便な方法であり、導入維持コストは安い。 散水 コスト比較的安いが、蒸発による水の損失大きい。大規模な草地農地造る場合有効であるまた、上記の方法に比べて、均一に水をまくことができる。 点滴 水の損失少ないものの、設置維持コストは高い。水の確保困難な所で、特に樹木育て場合有効である

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灌漑

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スプリンクラー」の記事における「灌漑」の解説

スプリンクラーは、灌漑目的で使われる。畑・牧場といった農地のほか、住宅の庭やゴルフ場芝生にもよく使われる多く地面設置される水道管地面すぐ上這わせるか、ノズル部分除いて埋込式にすることが多いは、斜め上の1方向ないし数方向に、間歇的散水され、ノズル回転(ものによっては仰角変化)させることで全周囲に散水する水圧高くて2気圧程度である。タイマーなどに従い自動的に散水を始めるものが多いが、簡易なものでは手動のこともある。 センターピボット方式スプリンクラー1本散水管に多くのノズル取り付けられ大型のスプリンクラーで、片方固定端とし自動回転し広大な円形範囲灌漑する

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灌漑

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三峰川」の記事における「灌漑」の解説

流域山間地谷間地域であり、傾斜地が多い。地形的に近い沢水を導くことが可能な地域もあるが、場所・面積によっては長い水路必要である。 遠い沢水井筋(いすじ)と呼ばれる用水路構築し引水して開田した。以下に井筋例を示す伊那市長谷 岩井筋(溝口熊堂井筋市野瀬市野瀬水路市野瀬柏木井筋市野瀬) ぜり畑井筋(市野瀬外馬倉井筋(市野瀬伊東沢井筋(杉島向田井筋杉島沢井筋(杉島田本井筋杉島郷沢井筋杉島) 浦井筋(浦) 宮ノ上井筋中尾中野井筋中尾東河原井筋中尾黒川川井筋黒河内平河原井筋(黒河内) 寺室河原水路黒河内) 女沢井筋(黒河内和泉原井筋(黒河内溝口上河原溝口溝口下河原溝口中島井筋溝口) 小和道井筋溝口老犬沢井筋(非持) 非持新井筋(非持) 非持山大井筋(非持山

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灌漑

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環境に及ぼす人類の影響」の記事における「灌漑」の解説

詳細は「灌漑#灌漑による悪影響を参照 灌漑による環境への影響には、灌漑の結果生じ土壌水の量や質の変化、灌漑構想末端下流起こ自然条件社会的条件における影響などがある。 灌漑構想多くの場合、川から引いて地域全体にそれを分配するため、その影響構想導入運用による水文学条件変化から生じる。判明している水文学結果以下の通り下流域河川流量減少 灌漑流域での蒸発量増加 灌漑流域での地下水涵養増 地下水の上排水量増加 土壌水質に及ぶ影響間接的複雑であり、その後の自然、生態学的社会経済的条件への影響入り組んでいる全てではないが幾つかの例として浸食土壌塩害起こりうる。しかし、灌漑は土壌排水一緒に使用されることで、土壌から過剰な塩分浸出させて塩害克服することも可能である。 灌漑はまた掘抜きの井戸による地下水汲み上げ実施することも可能であり水文学的な結果として灌漑は水位下げることが判明している。その影響として化石水地盤沈下塩水くさびなどが生じ場合もある。 灌漑事業大きな便益もたらしうるが、悪い影響看過されていることも多い。高出力送水ポンプダムパイプラインなどの農業灌漑技術は、帯水層、湖、川といった淡水資源大規模に枯渇させる原因となっている。 この大がかりな淡水転用結果として、湖、川、沢が干上がり周囲の生態系深刻な変化歪み生じて多くの水生種が絶滅する要因になっている

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灌漑(1890年 - 現在)

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メリディアン (アイダホ州)」の記事における「灌漑(1890年 - 現在)」の解説

この地域に到着した初期開拓者達は重力流灌漑に関する知識持たなかった。元住んでいた所は作物育てるために適度の水分もたらす地域だった。アメリカ合衆国公有地管理局から土地特許取得するためには、水源を持つことが要求されたので、直ぐに灌漑の必要性が認識された。 灌漑は昔も今も骨の折れる仕事であり続けている。ショベルを使う長時間労働新しい灌漑手段利用短縮されたが、それでも農業生産携わる者には日常仕事である。初期開拓者多くは、作物水をやるのが大変な所に留まるよりも、雨が降る居た所に戻る道を選んだアイダホに留まった者は忍耐力のある市民だった。ナンパ・メリディアン開拓者灌漑地区のような灌漑組織メリディアン地域の灌漑に関わり続けている。

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灌漑

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アルゼンチンワイン」の記事における「灌漑」の解説

アンデス山脈からの雪解け水使用する複雑な灌漑システムは、インカ帝国使われていた技術スペイン人入植者アルゼンチン持ち込んだ16世紀起源持ちアルゼンチン農業にとって重要な構成要素となっている。水路運河によって山麓から水流供給され貯水池貯蓄される。政府認証する水利権得た者だけが、この水流ブドウ畑の灌漑に使用できる新しブドウ畑既存水利権有していないため、60-200メートル(196-650フィート)の地下水汲み上げ井戸英語版)などの代替水源使用し地下帯水層から地下水汲み上げることが多い。地下水汲み上げ井戸建設には一定の資金要るものの、1時間あたり250,000リットル66,000ガロン)の地下水ブドウ畑供給することができる。 歴史的には、膨大な量の平らなブドウ畑一面に引き入れる湛水灌漑がもっと一般的な方法だった。この方法はフィロキセラ進行に対する無意識の予防措置となった可能性もあるが、湛水灌漑は収量管理潜在的品質の向上につながらなかった。湛水灌漑につづいてブドウ木の間の溝に引き入れる畝間灌漑が発達したこの方法は湛水灌漑よりもいくぶん収量管理容易にし、また収量を得るのに適した灌漑方法だった。1990年代末になると、点滴灌漑がより一般的となりはじめた点滴灌漑導入には高額の費用擁するものの、この方法はブドウ収量管理容易にし、ブドウ水分ストレス活用することで、ブドウ潜在的な品質を向上させた。

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灌漑

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コロンビア川」の記事における「灌漑」の解説

連邦土地改良局(英語版)のコロンビア盆地計画英語版)では、ワシントン州中央部の、肥沃な黄土広がるコロンビア盆地一帯乾燥地域対象としている。複数団体競合する提案出していたが、フランクリン・D・ルーズベルト大統領1933年コロンビア盆地計画認可した。この計画要はグランドクーリーダムであり、完成後にコロンビア川から汲み上げて乾ききったグランド・クーリー(英語版)に導水し、バンクス湖(英語版)を形成した1935年には、6090メートル程あったダム計画高が150メートル増やされそれによってダム湖となる範囲カナダ国境を越えることとなった。こうして、ニューディール政策としては地方小規模な計画だったものから、重要な国家レベル計画へと成長していった。 この計画における当初の目的は灌漑であったが、第二次世界大戦勃発により、アルミニウム生産ハンフォード・サイトにおける核兵器開発のために大きな電力需要生じた。灌漑は1951年開始されている。この計画により、ワシントン州中央部の2,700平方キロメートルに及ぶ肥沃であるが乾燥した大地供給されこの地域を重要な農業地域変貌させた。主要作物は、果樹ジャガイモアルファルファミント大豆テンサイ醸造用ブドウである。 1750年以来コロンビア流域は6回の複数年にわたる旱魃経験している19世紀中葉起きた最長の旱魃12年におよび、川の水量は平年20パーセントまで低下した科学者同様な旱魃発生すると、コロンビア川依存する地域多大な被害生じると懸念を表明している。1992年から1993年にかけて発生した小規模な旱魃により、農業水力発電船舶野生生物管理影響出ていワシントン州中央部多くの農業関係者が、灌漑と作物降りるへの対処目的堰堤建設している。ワシントン州環境局は、航空写真用いた新技術使用してこの地域に100ヶ所以上の堤が存在していることを確認しており、そのほとんどが違法であるそういった堰堤の内6基が近年崩壊し農作物公道に数十ドル被害引き起こしている。14ヶ所農場が、このような堤の建設に際し公的な許可取得している。

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灌漑

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土壌肥沃度」の記事における「灌漑」の解説

灌漑用水品質は、土壌肥沃度と易耕性を維持するために、また植物がより深い土壌深部利用するために非常に重要である高塩性の灌漑すると、不要なナトリウム塩土壌蓄積し土壌排水能力は非常に悪くなるであろう塩基性土壌中で植物の根は最適な成長のための土壌深度まで伸びることはできない。低pH/酸性灌漑すると、有用な塩(カルシウムマグネシウムカリウムリン硫黄など)は流亡溶けて酸性土壌から失われる加えて植物不要なアルミニウム塩およびマンガン塩が土壌から溶出し、植物の生長妨げる。高塩分水灌注されたとき、あるいは十分なが灌漑土壌から排出されないとき、土壌は塩積土壌となる、あるいはその肥沃度を失う高塩分水は、膨圧または浸透圧強くし、植物の根による水や栄養分取り込み妨げる。 塩基性土壌では表土損失引き起こされる雨水土壌表面流れ、または排出されると、との接触により塩基性土壌粒子コロイド(細かい泥粒子)になり、表土流されるめであるこのような土壌作物栽培により肥沃度を低下させないが、不適切な灌漑や酸性雨によって不要な無機塩類蓄積有用な無機塩類喪失によって肥沃度は失われる植物の成長適していない土壌でも灌漑と排水適切に行うことで肥沃度を改善させることができる。

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灌漑

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石淵ダム」の記事における「灌漑」の解説

石淵ダム目的で最も重視されたのが胆沢扇状地への灌漑である。日本最大級の扇状地である胆沢扇状地古く蝦夷根拠地としてアテルイなどが朝廷抵抗し坂上田村麻呂による蝦夷征討後は胆沢城築かれ鎮守府移転する重要なであった『続日本紀』延暦8年789年)の条に胆沢扇状地文献初出するが、「水と土地が豊か」という意味の「水陸萬頃すいりくばんけい)」と表現され豊穣の土地として認識されていた。他の扇状地に比べ堆積する土砂比較的薄いこともあり地下水汲み上げ容易だったため散居集落各所に形成され富山県砺波平野島根県出雲平野と共に日本三大散居集落」に胆沢扇状地挙げられている。だが基本的に扇状地あるため水の便は悪く古くより灌漑のための努力続けられた。 胆沢川における最古の灌漑事業は約500年前に建設され穴山堰とされ、現在の石ダム直下流よトンネルを通じて扇状地上部供給する目的で建設された。次いで1570年代には北郷茂井羅(もいら)という女性扇状地北部農業用水供給するため茂井羅堰という用水路建設した伝えられている江戸時代に入ると胆沢扇状地仙台藩領地となり、仙台藩主伊達政宗家臣である後藤寿庵ヨーロッパ技術用い寿庵堰という用水路建設着手したが、キリシタンであった寿庵は1623年元和9年)に迫害恐れ逃亡遠藤大学千田左馬が後を継いで1631年寛永8年)に完成させ、扇状地中央部の灌漑が図られた。また扇状地南部は同じ伊達氏家臣である蘆名盛信重信父子が二の台堰(蘆名堰)の開削着手針生蘆名氏一族五代により北股川より取水する用水路建設し扇状地南部の灌漑が図られた。この四用水路整備により胆沢扇状地仙台藩内でも屈指の穀倉地帯となったが、旱魃になれば水の供給滞り水争い頻発したこのため扇状地住民にとって安定した農業用水供給悲願であった石淵ダム胆沢扇状地における安定した農業用水供給目的としているが、ダム大きく分けて三つルート扇状地供給される一つはダム直下流にある穴山頭首工より取水し、旧穴山堰に相当する穴山幹線水路を介して扇状地上流部供給するルート二つ目ダムから胆沢第一発電所胆沢第二発電所後述経由寿庵堰・茂井羅堰幹線水路を介して扇状地北部中部供給するルート三つ目胆沢第二発電所取水堰である若柳堰堤より西南幹線水路を介して扇状地南部へ供給するルートである。この内寿庵堰・茂井羅堰へ供給するルートにはダム完成後の1957年昭和32年農林省による国営胆沢川農業水利事業の一環として円筒分水工建設され、両堰に平等な用水供給行い水争い未然に防いでいる。石淵ダムによる灌漑受益地奥州市胆沢区・水沢区前沢区胆沢郡金ケ崎町の1市1町が対象であり、灌漑面積当初9,700ヘクタール扇状地約半分であったその後田畑減少により現在は8,498ヘクタールが灌漑の恩恵を受けている。慢性的な水不足から解放され安定した水供給が可能となり、水争い根絶され胆沢扇状地受益住民報恩の意味込め胆沢平野小唄」という小唄一節石淵ダムの名を入れている。 照れかんばつ 曇れば出水 それも昔の語り草 見れ自慢石淵ダム伸びる胆沢底力 — 胆沢平野小唄

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灌漑

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 04:11 UTC 版)

本津川」の記事における「灌漑」の解説

この川は水量が非常に乏しいため、流域内において小田池、奈良須池、御厩池、衣掛池など数多く灌漑用溜池造られている。また、水量乏しさもあってこの河川水利慣行複雑であり、流域にある国分寺町取水はほとんど無く羽間池など国分寺町内における水利権はほとんど河口香西持っていることから旱魃時には激し水争い起った

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灌漑

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 01:15 UTC 版)

名詞

灌 漑かんがい

  1. 田畑引いて土地潤すこと。

発音(?)

か↗んがい

動詞

活用

サ行変格活用
灌漑-する

「灌漑」の例文・使い方・用例・文例

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