復水器とは? わかりやすく解説

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ふくすい‐き【復水器】

読み方:ふくすいき

蒸気機関蒸気タービンなどで、排出され蒸気冷却凝縮させ、もとのに戻す装置コンデンサー


復水器

復水器は、蒸気タービン使用した蒸気を、冷却水との熱交換によって冷却凝縮しにして体積を減らすことにより高い真空状態作り蒸気流れよくしてタービン効率高くする装置をいう。 回収され復水は、沸騰水型原子炉BWR)の場合原子炉へ、加圧水型原子炉PWR)、高速炉二次系のあるプラントでは蒸気発生器戻される冷却には原子力発電プラント場合多量冷却水が必要であるが、わが国では海水使われている。冷却管25~32mm程度外径で、冷却水13~18mの長さをもつ多数冷却管内部流れ管外凝縮する

復水器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 17:14 UTC 版)

復水器(ふくすいき、: condenser)とは、熱交換器の一種で、蒸気タービンシリンダー内で仕事を取り出した後の水蒸気(低圧の湿り蒸気)を冷却して凝縮させ、低圧の飽和液[1]に戻す装置である。ここでできた飽和液()は給水ポンプへ行く。


  1. ^ 沸点に達した状態の液体。
  2. ^ 例えば南アフリカ国鉄25型ではこの復水器の補機群だけで700馬力のもの出力が消費された。


「復水器」の続きの解説一覧

復水器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 22:36 UTC 版)

熱交換器」の記事における「復水器」の解説

復水器 : ランキンサイクルで、水蒸気冷却してに戻す。

※この「復水器」の解説は、「熱交換器」の解説の一部です。
「復水器」を含む「熱交換器」の記事については、「熱交換器」の概要を参照ください。


復水器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 16:20 UTC 版)

火力発電」の記事における「復水器」の解説

「復水器」も参照 蒸気タービン使用され蒸気冷却してに戻す装置。これによりタービン出口側が低圧状態(慣習的に真空呼んでいる)となり、熱機関として動作完結するランキンサイクル)。戻され給水ポンプ送られ、再びボイラー送られる 日本火力発電所では、ほとんどが海水冷却水として利用しているため、表面復水器使用される。これは、冷却水が復水器冷却管内を通りタービン蒸気とは直接接触しない方式である。海水取水には深層取水方式が主に採用され放水には表層放水方式が主に採用される。取放水温度差は、日本では環境負荷低減のため7 - 9としている。

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「復水器」を含む「火力発電」の記事については、「火力発電」の概要を参照ください。

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復水器

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 05:22 UTC 版)

名詞

  ふくすいき

  1. 蒸気機関で、動力として用いられた後に排出された水蒸気冷却して凝縮させ液体としてのに戻すと共に機関内の圧力大気圧より低く保つ装置

発音(?)

ふ↗くす↘いき

関連語

翻訳


「復水器」の例文・使い方・用例・文例

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