航続距離とは? わかりやすく解説

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こうぞく‐きょり〔カウゾク‐〕【航続距離】

読み方:こうぞくきょり

船舶航空機が、搭載した1回燃料によって航行続けることのできる距離。航行速度風向重量、また航空機の場合飛行高度などにより、同じ量の燃料であっても距離は変わる。

[補説] 近年自動車についてもいう。


【航続距離】(こうぞくきょり)

乗り物が、外部からエネルギー源燃料電池、または二次電池充電する電力など)の補充行わず一度移動できる距離。
燃料などを満載し、かつペイロードが空の状態での数値理論上では最大になる。

一応の数値カタログスペック示されてはいるが、運用形態によって大い違い出てくる。
ペイロード多く搭載すればするほど重量重くなるため、必然的に航続距離は短くなる
また、道路状況天候飛行する高度、メンテナンス状況などにも強く影響される

特に戦場踏破する場合途上どのような機動要求される予測不能であるため、必然的に航続距離も予測不能になる

関連空中給油 戦闘行動半径 アフターバーナー


航続距離

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

航続距離

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 04:26 UTC 版)

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航続距離(こうぞくきょり)とは、航空機船舶電気自動車などが燃料を最大積載量まで積んで飛行できる、または航行、運転できる最大距離のことである。もとは船舶や航空の分野で用いられていたが、電気自動車の開発が進むにつれて1990年代後半から自動車関係でもこの用語が使われ始め、2010年頃には電気自動車が1回の充電で走れる距離を表すには欠かせない用語となった。また、自動車などに限らず、電動スクーター電動キックボードなどの燃料や電力で走る乗り物に使われることがある[1]

航空機

航続距離は対地速度に最大飛行時間 tmax を乗じたものである。 以下に、プロペラ機とジェット機について航続距離を求める計算式を示す。

導出

単位時間に、どれだけの燃料を消費するか(燃料消費率)は、まず、下の式で求められる :

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出典検索?"航続距離" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL
2021年5月

燃料を無給油のまま航海できる最長距離のことを「航続距離」と呼ぶ。大きな燃料タンクに燃料消費率の良いエンジンと効率の良い推進器を備え、船体の抵抗が小さい船が低速で走ればそれだけ航続距離は伸びるが、航続距離を求める場合は常用出力での距離を用いる。 1日・1万馬力あたりの燃料消費量はディーゼル・エンジンで30数トン、蒸気タービンで45トン程である。燃料消費量の多い軍艦を除いて、大きさの割りに燃料消費量の多いのは高速で航行するコンテナ船やフェリーである。

具体的には、

  • 20万重量トン級石油/原油タンカー:約150トンの消費で17,000 nm(海里
  • 6万重量トンの撒積船(ばらづみせん):約50トンの消費で15,000-25,000 nm
  • 2万重量トン級の貨物船:30数トンの消費で約15,000 nm
  • 1,000トン程度の漁船で20,000 nm

といったところになる。

関連項目

脚注

  1. ^ 小林 肇 (2021年8月30日). “ニュースを読む 新四字熟語辞典 第24回 【航続距離】こうぞくきょり”. 三省堂 ことばのコラム. 三省堂. 2021年10月9日閲覧。
  2. ^ 池田良穂監修 『船のすべてがわかる本』 ナツメ社 2009年2月9日発行 ISBN 9784816346408
  3. ^ 川崎重工業プレスリリース [リンク切れ]
  4. ^ 出光タンカーによる自社船舶紹介

航続距離

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 01:32 UTC 版)

フォッケウルフ Fw190」の記事における「航続距離」の解説

本機の航続距離はBf 109より多少長い燃料搭載容量前部胴体タンク232リットル後部胴体タンク292リットル予備タンク115リットルである。この状況で航続距離は通常800km程度、さらに300リットル増槽付けた場合は1,400km程度だった。予備タンク内の燃料出力増強装置など用いられる場合もあり、その場合は航続距離はより少なくなった。

※この「航続距離」の解説は、「フォッケウルフ Fw190」の解説の一部です。
「航続距離」を含む「フォッケウルフ Fw190」の記事については、「フォッケウルフ Fw190」の概要を参照ください。

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