航続距離と効率性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 10:15 UTC 版)
「シボレー・ボルトEV」の記事における「航続距離と効率性」の解説
アメリカ合衆国環境保護庁 (EPA)の下で、ボルトEVの走行を燃費換算した4サイクルテストでは、混合走行(市街地と高速道路での走行を組み合わせた走行)の場合、119 mpg-e(ガソリン1ガロン当りの航続距離をマイル換算した単位)(=1.8L/100 km)となり、市街地での走行の状況下では128 mpg-e (1.8 L/100 km)、高速道路での走行の状況下では110 mpg-e (2.1 L/100 km)となる。充電時間は、 レベル2充電ステーションの場合、9.3時間となる。 EPA基準でのボルトEVの混合走行における航続距離は、238マイル(383 キロメートル)となる。市街地走行の場合のボルトの航続距離は255マイル(410 キロメートル)となり、相対的な抗力係数が高いために高速道路での走行の場合は217マイル(349 キロメートル)となる。オペルに因ると、アンペラ-eはNEDCの基準下では500 キロメートル(310マイル)の航続距離を達成することが見込まれ、より厳格なWLTP基準下では、380 キロメートル(240マイル)の航続距離達成が見込まれるという。 2016年10月時点では、ボルトEVは希望小売価格が5万ドル未満の車両価格の電気自動車の中で唯一EPA基準で航続距離が200マイル(約320 km)を超えた車種だった。2017年10月現在、アメリカ国内で販売されている電気自動車全車の中で、いずれもテスラのモデルS、モデル3のセダンとモデルXのクロスオーバーのみが航続距離が200マイル(約320 キロメートル)を上回る。 ボルトEVはまた、 (航続距離が215マイル(約346 キロメートル)というスペックである。41 kWhのバッテリーをオプションとして搭載するルノー・ゾエのモデルの航続距離はNEDC基準で400キロメートル(250マイル)となっているが、実際の市街地や郊外での走行では300 キロメートル(190マイル)程度の航続距離に留まるとルノーが認めている。41 kWhのバッテリーを載せたルノー・ゾエの、政府からの補助金を適用する前のバッテリーの購入金額を含まないフランス国内の販売価格は23,600ユーロ(およそ26,460ドル)である。バッテリーのリース料金は、走行距離が7,500 キロメートル(4,700マイル)までの条件を付けた場合は月額69ユーロ(およそ77ドル)となり、走行距離を無制限にした場合は月額119ユーロ(およそ133ドル)となる。
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