にじ‐でんち【二次電池】
読み方:にじでんち
「蓄電池」に同じ。
二次電池
別名:2次電池,充電式電池,充電池,蓄電池,バッテリー
【英】battery, rechargeable battery, storage battery
二次電池は、携帯電話、デジタルカメラ、ノートパソコンなどの機器に使用される小形充電式電池と、車などに使われる鉛蓄電池(なまりちくでんち)とに分類される。小形充電式電池に分類されるものとして、ニカド電池(Ni-Cd電池)、ニッケル水素電池(Ni-MH電池)、リチウムイオン電池(Li-ion電池)などがある。
二次電池は繰り返し使えるため、「使い切り」の電池である一次電池に比べて経済的であり、環境に配慮した電池であるといえる。なお、電池や機器のメーカーは、「資源の有効な利用の促進に関する法律」(平成13年4月施行)によって、小形充電式電池を回収・再資源化することが義務付けられている。
参照リンク
電池の知識:電池の種類 - (社団法人電池工業会)
3R政策 - (経済産業省)
JBRC.com - (JBRC)
二次電池
二次電池
二次電池
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/15 05:45 UTC 版)
二次電池(にじでんち)は、充電を行うことにより繰り返し使用することが出来る電池(化学電池)のことである。充電池(じゅうでんち)[1]、蓄電池(ちくでんち)ともいう[2]。
注釈
出典
- ^ a b 小山安博 (2021年11月9日). “新しいIoTデバイスの実用化のためにバッテリーの開発を加速――ソフトバンクが「次世代電池Lab.」を公開”. ITmedia 2021年11月9日閲覧。
- ^ 第2版,世界大百科事典内言及, ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,デジタル大辞泉,百科事典マイペディア,世界大百科事典 第2版,日本大百科全書(ニッポニカ),精選版 日本国語大辞典,化学辞典. “蓄電池とは”. コトバンク. 2021年1月11日閲覧。
- ^ a b 梶山博司『半導体二次電池(グエラバッテリー)の新規開発』(PDF)広島大学。 オリジナルの2016年10月26日時点におけるアーカイブ 。
- ^ mpoweruk.com: Accumulator and battery comparisons (pdf)
- ^ http://www.werbos.com/E/WhoKilledElecPJW.htm (which links to “アーカイブされたコピー”. 2007年9月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年11月5日閲覧。)
- ^ phantom hub motors, LiFePO4 batteries, electric bike kits, electric scooters
- ^ Zero Emission Vehicles Australia Archived 2011年12月14日, at the Wayback Machine.
- ^ Excellatron - the Company
- ^ Vanadium Redox Battery
- ^ http://www.betard.co.uk/new_zebra.pdf
- ^ EVWORLD FEATURE: Fuel Cell Disruptor - Part 2:BROOKS | FUEL CELL | CARB | ARB | HYDROGEN | ZEBRA | EV | ELECTRIC
- ^ 山口恵祐 (2017年10月17日). “モバイルバッテリーを略して「モバブ」──“ブ”って何?”. ITmedia 2021年11月9日閲覧。
- ^ “広がるスマホ用モバイルバッテリ市場…定番アクセサリに昇格”. 読売新聞. (2013年4月30日). オリジナルの2013年5月3日時点におけるアーカイブ。 2021年11月9日閲覧。
- ^ “デジタル:モバイルバッテリーで備え”. 毎日新聞(2019年1月15日作成). 2019年4月22日閲覧。
- ^ モバイルバッテリーの事故に注意しましょう! 消費者庁 2023年2月22日閲覧。 (PDF)
- ^ モバイルバッテリーの規制対象化について 経済産業省 2023年2月22日閲覧。 (PDF)
- ^ 違法なモバイルバッテリーの発火相次ぐ、大半は安価な海外製…電車内で「ボン」と爆発音 読売新聞 2023年8月17日
- ^ 制限のあるお手荷物(日本航空) リチウムイオン電池が内蔵された一般電子機器・モバイルバッテリーの取り扱いについて。(全日本空輸)
- ^ 『リチウム電池を内容とする郵便物等の取扱いについて』日本郵便、2015年7月30日。 オリジナルの2016年11月30日時点におけるアーカイブ 。
- 1 二次電池とは
- 2 二次電池の概要
- 3 利用例
- 4 回収・リサイクル
二次電池
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/25 01:26 UTC 版)
ニッケル・カドミウム蓄電池(ニカド電池)やニッケル・水素蓄電池などの二次電池では、容量一杯に充電しても、時間の経過と共に徐々に電気の量が減り、取り出せる電気は少なくなる。例えば、1ヶ月で、電気の量が数十パーセント失われる事も珍しくない。そのため、充電しておいて、非常時に備えてしまっておく、という使い方には向かない。尚、非常時に備えた使い方として、平時はトリクル充電を行って満充電状態を保ち、非常時に電源を二次電池に切り替えて用を足す方法もとられるが、機器側の回路が複雑になる。 また、自然放電が大きいことから、流通している間に電気が大幅に失われる。そのため、一般には充電せずに出荷し、消費者が購入してから手許で充電を行って、実際の機器で使用する。 二次電池を内蔵するビデオカメラやデジタルカメラ等の機器では、しばらく使わないで置くと自然放電が進み、撮影時間が短縮される。使用前に充電時間を確保し、満充電になったのを確かめてから使用に供するなど取り扱い上の注意が必要である。 ニッケル・水素蓄電池の自然放電の原因は『正極の自己分解』と『窒素化合物によるシャトル効果』『セパレータへの導電性化合物析出』だとされる。従来はセパレータの厚みを増やす事により自己放電を減らしていたが、セパレータの素材を従来のエチレンビニルアルコール系の親水性ポリオレフィンよりもさらに改良されたスルホン化ポリオレフィンを採用することにより自己放電を減らした。さらに負極の水素吸蔵合金に含まれるコバルトやマンガンが原因であることを突き止め、コバルトやマンガンを使わない『超格子合金』を採用することで、大幅に自己放電を抑える事が可能になった。2004年頃より自然放電があまり起こらないように改良したニッケル・水素蓄電池が開発・発売されている。例えばeneloopは、自然放電が少ない特徴を活かし、充電した状態で販売される。低自己放電型ニッケル水素電池は、セパレータの体積が大きいため、従来の同等品よりも容量が低下して、最高容量の低自己放電型単三型充電池は2500mAhなので同等品の2700mAhと比較して容量が下がる。 なお、鉛蓄電池では、放電しすぎるとサルフェーションの発生により電極が劣化する問題(鉛蓄電池の劣化現象の項を参照)がある。そのため、かつては電解液を抜き取った状態で流通させ、使用開始直前に電解液を注入する方法が採られていたが、最近では自然放電の減少などにより、電解液を入れて充電した状態で流通するものが多くなった。
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「二次電池」の例文・使い方・用例・文例
- このモジュールはリチウムイオン二次電池を使用している。
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