リチウムイオン‐でんち【リチウムイオン電池】
リチウムイオン電池
別名:Li-ion電池,リチウムイオン二次電池
【英】Lithium-ion battery, Li-ion battery
リチウムイオン電池とは、電池材料にリチウム金属酸化物を用い、リチウムイオンが正極と負極の間を移動することによって充放電を行う方式の二次電池のことである。
リチウムイオン電池は、リチウム電池よりも更に3.6V程度の高電圧を得ることができる他、可能な充放電の回数が1000回程度と非常に多く、また、電池残量を使い切らないまま充電を行うと充填可能な総容量が極端に低下する「メモリー効果」が発生しない、といった特徴を持っている。同じ二次電池であるニッカド電池に比べると、単位重量当たりのエネルギー密度は2倍程度、充電・放電回数もほぼ2倍である。
リチウムイオン電池は、ノートPCやデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯電話など、比較的多量の電力消費を伴う小型電子機器のメインバッテリーとして多く利用されている。
リチウムイオン二次電池
(Li-ion電池 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/19 05:05 UTC 版)
リチウムイオン二次電池(リチウムイオンにじでんち、英: lithium-ion battery)は、正極と負極の間をリチウムイオンが移動することで充電や放電を行う二次電池(充電可能な電池)である。正極、負極、電解質それぞれの材料は用途やメーカーによって様々であるが、代表的な構成は、正極にリチウム遷移金属複合酸化物、負極に炭素材料、電解質に有機溶媒などの非水電解質を用いる。単にリチウムイオン電池、リチウムイオンバッテリー、Li-ion電池、LIB、LiBとも言う。リチウムイオン二次電池という命名はソニー・エナジー・テックの戸澤奎三郎による[9][10]。
- 1 リチウムイオン二次電池とは
- 2 リチウムイオン二次電池の概要
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