一次電池とは? わかりやすく解説

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いちじ‐でんち【一次電池】

読み方:いちじでんち

乾電池など、一度放電してしまうと電池内の物質変化してしまい、再び使用できない電池。→二次電池

「一次電池」に似た言葉

一次電池

読み方いちじでんち
別名:1次電池
【英】primary cell, primary battery

一次電池とは、放電のみ行うことが可能なタイプ電池のことである。いわゆる使いきりタイプで、二次電池対す分類である。

一次電池の主な種類としてには、安価に製造できるマンガン乾電池比較高エネルギー発するアルカリ乾電池アルカリマンガン乾電池)、オキシライド乾電池などのがある。

一次電池の多くは、扱いやすく設計され乾電池形式採用されている。再利用できない単価安価であり利用しやすいという利点がある。

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一次電池

読み方いちじでんち

一回使用し終えた使えなくなるものが一次電池。身近なところではアルカリ乾電池のほか、ニッケルマンガン、リチウムイオン等がある。これに対して 二次電池充電して再使用できるもののこと。

一次電池

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 01:27 UTC 版)

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一次電池(いちじでんち)とは、直流電力の放電のみができる電池化学電池)であり、二次電池に対するそれ以外の電池のことである。二次電池が登場した際にレトロニムとして区分された呼称である。

放電が進むと放電生成物が生じ、逆起電力によって電圧が下がる。放電に伴って生成した放電生成物を減極剤と反応させることにより放電に無害な物質に変える。 使用に伴って放電電圧は徐々に低下し、ある一定限度以下では実際上役に立たなくなるためその時点で寿命となる。この点では、充放電を繰り返す間での性能低下を寿命とする二次電池とは対照的である。充電すると実際には電圧が回復するが、液漏れや破裂の危険を伴うためメーカーでは推奨しておらず行わない方が良い。化学反応であるため、温かな環境では反応が進み放電電圧も維持傾向があり、逆に寒冷地では電圧が低下する。

19世紀初頭、商用電力の普及以前には、二次電池である鉛蓄電池などを充電するにはダニエル電池のような一次電池からの充電が唯一の手段であったため、充電電力を供給する側の電池に対し一次電池 (Primary Cell)、充電される側の電池に対し、二次電池 (Secondary Cell) の名が与えられた。

特性

分類

形状

  • 単1形
  • 単2形
  • 単3形
  • 単4形
  • 単5形
  • 006P形
  • ボタン形
  • ピン形

適用

日常生活で多用される一般的な乾電池として、マンガン乾電池とアルカリマンガン乾電池がある。アルカリマンガン乾電池はマンガン乾電池に比べ電気容量が大きく、容量と価格の比でもおおむね優位であるが、大容量である代わりに自己放電の割合も大きいため使用しなくとも比較的早期に寿命が尽きる。このため短期間に大電流を消費するデジタル機器や照明用途などに向く。

マンガン乾電池は電気容量が小さく大電流も得られないが安価であり、何より放電後しばらくすると電圧が回復する特性を持つため、時計やガスコンロの点火用など小電力で長時間使ったり、一度使えばその後はあまり使わないような用途に向く[1]

出典

  1. ^ 梅尾良之著、『新しい電池の科学』、講談社、2006年9月20日第1刷発行、ISBN 4062575302

関連項目


一次電池

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/25 01:26 UTC 版)

自然放電」の記事における「一次電池」の解説

乾電池は、製造時に保持している電気が、時間の経過と共に徐々に減り取り出せ電気が減る。1年で数パーセント減少と言われる長期間保存した乾電池では未使用であっても起電力失い使えないという事珍しくないこのため乾電池には消費期限定められていることも少なくないリチウム電池は、一次電池の中では自然放電少ないという特徴を持つ。このため時計IC駆動などに用いられる。また「長期間放置して劣化しにくい」という特徴から、防災ライトなどにも利用される(→懐中電灯)。

※この「一次電池」の解説は、「自然放電」の解説の一部です。
「一次電池」を含む「自然放電」の記事については、「自然放電」の概要を参照ください。

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