NAS電池とは? わかりやすく解説

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ナス‐でんち【NAS電池】

読み方:なすでんち

NAナトリウム元素記号Naから。Sは硫黄元素記号》「ナトリウム硫黄電池」に同じ。商標名


NAS電池

英語 NAS battery

ナトリウム硫黄電池2次電池一種電気自動車動力用として研究されてきたもののひとつ。電流効率100%エネルギーも高いが、作動温度350高温のため熱管理が重要となる。

NAS電池

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

ナトリウム・硫黄電池

(NAS電池 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/31 16:03 UTC 版)

ナトリウム・硫黄電池の断面模型図(NASA John Glenn Research Centerによる画像)

ナトリウム・硫黄電池(ナトリウム・いおうでんち、: sodium-sulfur battery)とは、負極ナトリウムを、正極硫黄を、電解質β-アルミナを利用した高温作動型二次電池である。NAS電池(なすでんち)またはNAS(なす)とも呼ばれる。特に大規模の電力貯蔵用に作られ、負荷平準や、風力発電と組み合わせ離島での安定した電力供給などに用いられる。ちなみにNAS電池日本ガイシ登録商標である。

電池反応

ナトリウム・硫黄電池は、活物質であるナトリウムや硫黄を溶融状態に保ち、β-アルミナ電解質のイオン伝導性を高めるために高温(約300[1] - 350 [2][3]) で運転される。負極の溶融ナトリウムは、β-アルミナとの界面でNa+に酸化され電解質を通って正極に移動する。正極ではNa+が硫黄によって還元されて五硫化ナトリウム(Na2S5)となる。電池反応(放電反応)は次の通り。

負極:
二次電池
電池の種類
他の電池 電池の部分

「NaS 電池」の例文・使い方・用例・文例

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