電解液とは? わかりやすく解説

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でんかい‐えき【電解液】

読み方:でんかいえき

電気分解の際に電解槽中に入れ電解質溶液また、電池電極液のこと。

「電解液」に似た言葉

電解液(電池)

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

電解液

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/19 05:22 UTC 版)

電解液 (でんかいえき、Electrolyte Solution) とはイオン性物質を水などの極性溶媒に溶解させて作った、電気伝導性を有する溶液をさす。電解質溶液ともいい、英語ではIonic solutionということもあることから、イオン溶液とも呼ばれることもある。狭義には、電池や電気メッキ槽にいれる電解質水溶液を指す。

一方、溶媒を含まず、イオンのみからなる液体のことはイオン液体もしくは溶融塩と呼び、区別される。

電気伝導の原理

イオン性物質を極性溶媒に溶解させると、陽(プラス)イオンと陰(マイナス)イオンに解離する。これら正負のイオンが電荷の運び手(電荷キャリア)となって移動することで導電性が発現する。電解液に電極を入れると、陽(プラス)イオンは陰(マイナス)極に移動し、陰(マイナス)イオンは陽(プラス)極に移動する。この性質を利用したのが、電気メッキである。

関連語


電解液

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 07:40 UTC 版)

色素増感太陽電池」の記事における「電解液」の解説

電解液の役割正極から電子受け取って電解液は酸化状態色素還元することである。このため液中での拡散速度速く酸化還元電位の低いものが望まれる。これに適合したヨウ素系の電解液が用いられる場合が多いもの、可視光吸収してしまうことと、部材腐食してしまうというデメリットもある。ヨウ素系以外に、臭素系、コバルト錯体系などがある。液体の電解液は実用する際に漏れたりする恐れがあるため、実用化に向けて固体型電解液の研究が盛んである。具体的には、電解液をゲル状固体化する、有機ホール輸送層を用いる、p型半導体用いる等が挙げられる。 耐揮発性耐久性観点で、溶媒イオン液体用いられ研究行われている。

※この「電解液」の解説は、「色素増感太陽電池」の解説の一部です。
「電解液」を含む「色素増感太陽電池」の記事については、「色素増感太陽電池」の概要を参照ください。

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