ダニエル電池とは? わかりやすく解説

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ダニエル‐でんち【ダニエル電池】

読み方:だにえるでんち

硫酸亜鉛溶液中の亜鉛負極硫酸銅溶液中の正極とし、両液を素焼き板で仕切った一次電池起電力は約1.1ボルト1836年英国化学者ダニエル考案


ダニエル電池

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/03 15:30 UTC 版)

ダニエル電池の模式図

ダニエル電池(ダニエルでんち、: Daniell cell)とはジョン・フレデリック・ダニエル1836年に発明した電池のことで、起電力1.1ボルトの化学一次電池である。

アレッサンドロ・ボルタ1800年頃発明したボルタ電池は、希硫酸に負極が亜鉛極板、正極が極板という組合わせであるが、正極で水素が発生して分極をおこし、すぐに起電力がなくなる欠点があった。ダニエル電池は素焼きの容器で電解液を分離し(塩橋)、正極に硫酸銅(II)水溶液、負極に硫酸亜鉛溶液を用いることによって起電力の変化が少なく、気体も発生しない実用性が向上した電池となった。

ダニエル電池の放電を持続させるためには、ZnSO4水溶液の濃度を薄く、CuSO4水溶液の濃度を濃くすると良い。こうすると電解質濃淡電池の原理も利用できるからである。

各水溶液での化学変化について

二次電池
電池の種類
他の電池 電池の部分



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