リチウム‐でんち【リチウム電池】
リチウム電池
【英】lithium battery
リチウム電池とは、電池の負極にリチウム(Li)を用いた電池のことである。
リチウム電池の正極には、主に二酸化マンガンが使用される。他にフッ化黒鉛や硫化鉄などが用いられることもある。
リチウム電池の特徴として、電池寿命が長い、また、エネルギー密度が高いため1個のセルで3Vの高電圧を発生することができる、といった点を挙げることができる。形状は、通常の電池の形状である円筒形をはじめ、コイン形、ピン形など、さまざまな形状のものが開発されている。使いきりの一次電池と、充電・再利用が可能な二次電池の両方が開発されている。
リチウム電池は、長寿命・高電圧のメリットが活用できる、時計、リモコン、カメラのフラッシュといった、小型電子機器の電源に広く利用されている。
なお、リチウムのうちリチウム金属酸化物を正極に使用し、リチウムイオンが正極と負極の間を移動することによって充放電を行う方式の電池は、リチウムイオン電池と呼ばれる。
リチウム電池
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/05 03:36 UTC 版)
リチウム電池(リチウムでんち)は、負極に金属リチウムを使った化学電池である。
- ^ a b 「世界のリチウム電池需要、2030年までに5倍に=米報告書」『Reuters』、2023年2月16日。2023年2月16日閲覧。
- ^ a b 藤枝卓也、次世代リチウム電池用金属負極材料 まてりあ 1999年 38巻 6号 p.488-492, doi:10.2320/materia.38.488
- ^ LEDを点灯させるには2V前後(赤色・黄色などの場合)の電圧が必要であるため、1個のセルで3Vが得られるリチウム電池は好都合。
- ^ Blackplate (2021-01-18), English: Simple 'keep out of reach of children' pictogram. 2021年10月27日閲覧。
- ^ a b “スマホや電気自動車のバッテリー容量を4倍にする「真のリチウムバッテリー」が登場”. 2018年11月23日閲覧。
- 1 リチウム電池とは
- 2 リチウム電池の概要
- 3 特徴
- 4 再資源化 (リサイクル)
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