固体電解質とは? わかりやすく解説

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こたい‐でんかいしつ【固体電解質】

読み方:こたいでんかいしつ

固体状態のまま、外部から電場をかけることで容易にイオン移動させることができる物質のこと。酸化物添加した安定化ジルコニアなどが知られ燃料電池酸素検出器などに利用される


固体電解質

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/19 05:49 UTC 版)

固体電解質(こたいでんかいしつ)は、外部から加えられた電場によってイオン(帯電した物質)を移動させることができる固体。逆にイオンの移動を利用して電力を取り出すこともできる。固体酸化物形燃料電池の発電材料や電解コンデンサの電極導体として使われる。

金属半導体は主として電子の移動によって電流が流れるのに対して、固体電解質は主としてイオンの移動によって電流が流れる。移動する荷電粒子がイオンであるという点では電解質溶液と同様であるが、媒体が固体であるためイオンの移動速度が小さく、低温での導電性は低い。

ジルコニア

固体電解質として安定化ジルコニアが古くから使われている。ジルコニアを介して酸素分圧に差があると、酸素イオンが高分圧側から低分圧側へ移動する。酸素イオンはマイナスに帯電していることから、高分圧側がカソード、低分圧側がアノードとなる。この性質によって酸素センサーあるいは燃料電池を構成することができる。

ジルコニアを用いた燃料電池あるいは酸素センサーの起電力ネルンストの式を用いて次式で表される。


固体電解質

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/02 03:28 UTC 版)

セリウム」の記事における「固体電解質」の解説

サマリアドープトセリア (SDC) やガドリニアドープトセリア (GDC) は酸素イオン伝導体として固体酸化物燃料電池 (SOFC) に用いられる

※この「固体電解質」の解説は、「セリウム」の解説の一部です。
「固体電解質」を含む「セリウム」の記事については、「セリウム」の概要を参照ください。

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