チオニルクロリド
塩化チオニル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/07 05:32 UTC 版)
塩化チオニル(えんかチオニル、thionyl chloride)とは、亜硫酸の酸塩化物に相当する無機化合物で、化学式SOCl2、分子量118.97、融点-104.5℃、沸点76℃、比重1.65g/cm3の液体であり、発煙性や刺激臭を有する。CAS登録番号は[7719-09-7]。塩化スルフィニル(sulfinyl chloride)とも呼ばれる。毒物及び劇物取締法により劇物に指定されている[1]。また化学兵器の禁止及び特定物質の規制等に関する法律(平成七年四月五日法律第六十五号)により第二種指定物質として指定されている[2]。
- ^ 毒物及び劇物指定令 昭和四十年一月四日 政令第二号 第二条 十七の二
- ^ 化学兵器の禁止及び特定物質の規制等に関する法律施行令(平成七年五月一日政令第百九十二号)第一条 別表
- ^ a b c d 岩井清明「塩化チオニル」『有機合成化学協会誌』第41巻第11号、有機合成化学協会、1983年、1110-1110頁、doi:10.5059/yukigoseikyokaishi.41.1110、ISSN 0037-9980、NAID 130000922008、2020年8月21日閲覧。
- 1 塩化チオニルとは
- 2 塩化チオニルの概要
- 3 関連項目
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