四塩化硫黄
四塩化硫黄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 23:36 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動| 四塩化硫黄 | |
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Sulfur(IV) chloride |
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| 識別情報 | |
| CAS登録番号 | 13451-08-6 |
| PubChem | 13932016 |
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| 特性 | |
| 化学式 | SCl4 |
| モル質量 | 173.87 g/mol |
| 外観 | 淡黄色の固体 |
| 融点 | -31 ℃(242 K) |
| 沸点 | -20 ℃(253 K) |
| 関連する物質 | |
| 関連物質 | フッ化硫黄 |
| 特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 | |
四塩化硫黄(英語:Sulfur tetrachloride、化学式:SCl4)は、硫黄と塩素から成る無機化合物である。不安定な淡黄色の化合物であり、固体状態のものしか得られていない。
合成
その分子構造は明らかではないが、SCl3+Cl−のような塩が考えられている。
反応
242K以上の温度で二塩化硫黄と塩素に分解される。
四塩化硫黄は以下のように容易に加水分解される。
また、上記の塩化チオニルは水と激しく反応し、二酸化硫黄と塩化水素を発生させるため、全体の反応は以下のようになる[1]。
脚注
- ^ Holleman, Arnold F. (1995). Lehrbuch der anorganischen Chemie. Egon Wiberg, Nils Wiberg (101., verb. und stark erw. Aufl ed.). Berlin. ISBN 978-3-11-012641-9. OCLC 237142268
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