はつえん‐りゅうさん〔‐リウサン〕【発煙硫酸】
発煙硫酸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/05 01:25 UTC 版)
発煙硫酸 | |
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危険性 | |
GHSピクトグラム | ![]() |
Hフレーズ | H314, H335 |
EU分類 | ![]() ![]() ![]() |
Rフレーズ | R14 |
Sフレーズ | S261 S280 S305 S310 S338 S351 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |

発煙硫酸(はつえんりゅうさん、英語: Oleum)は濃硫酸に過剰の三酸化硫黄を吸収させたものである。発煙硫酸は三酸化硫黄の蒸気を徐々に放出しており、湿った空気中で白煙と鼻を突く刺激臭を発する。試薬、工業用ともに、三酸化硫黄含有率が30%、60%等の製品がある。一般的には濃硫酸よりも高価である。毒物及び劇物取締法により劇物に指定されている[1] 。
性質
濃硫酸も粘稠な液体であるが、発煙硫酸はそれ以上に粘稠である。高含有率の物はイオン液体となるため、水飴状の粘度がある。
発煙硫酸中では次のような化学平衡が存在している。
「発煙硫酸」の例文・使い方・用例・文例
- 発煙硫酸という硫酸
発煙硫酸と同じ種類の言葉
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