ヨウ素酸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/09 04:59 UTC 版)
| ヨウ素酸 | |
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別称
ヨウ素(V)酸
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| 識別情報 | |
| CAS登録番号 | 7782-68-5 |
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| 特性 | |
| 化学式 | HIO3 |
| モル質量 | 175.91 g/mol |
| 外観 | 白色の固体 |
| 密度 | 4.62 g/cm3, 固体 |
| 融点 | 110 °C |
| 水への溶解度 | 269 g/100 ml (20 °C) |
| 酸解離定数 pKa | 0.75 |
| 熱化学 | |
| 標準生成熱 ΔfH |
−230.1 kJ mol−1 |
| 危険性 | |
| EU分類 | 記載無し |
| 関連する物質 | |
| その他の陰イオン | ヨウ化水素酸 過ヨウ素酸 |
| その他の陽イオン | ヨウ化カリウム |
| 関連するオキソ酸 | 塩酸 臭素酸 |
| 関連物質 | 五酸化二ヨウ素 |
| 特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 | |
ヨウ素酸 (ヨウそさん、英: iodic acid) とは、ヨウ素のオキソ酸の一種で、化学式 HIO3 の化合物。比較的強い酸である (pKa = 0.75)。
水溶液中では、解離してヨウ素酸イオンを生じる。
塩素酸や臭素酸とは異なり、結晶として単離が可能である。水溶液中でヨウ素を塩素または硝酸を使って酸化することによって合成できる。
酸性溶液中では強い酸化剤としてはたらくが、塩基性溶液では酸化力は弱い。その標準酸化還元電位は以下の通りである。
分析化学では強酸として滴定に用いられる。メチルレッドやメチルオレンジを指示薬として弱および強塩基の滴定に利用される。
塩
関連項目
固有名詞の分類
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