ひょうじゅんせいせい‐ねつ〔ヘウジユンセイセイ‐〕【標準生成熱】
生成熱
![]() | この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2011年6月) |
ある物質の生成熱(せいせいねつ)とは、安定な単体の生成熱をゼロ基準として、その物質を構成する単体から1 molの化合物を合成する反応の伴う反応熱の負の値(正負逆の値)である。一般的には定圧下の生成熱として生成エンタルピー変化ΔHfで記される。
標準状態(298.15 K, 105 Pa)における生成熱を標準生成熱または標準生成エンタルピーといい、ΔfHOと記される。気体については圧力105 Paの仮想的な理想気体の状態、水溶液中のイオンについては、無限希釈の状態である仮想的な1 mol kg−1の理想溶液の状態とする。なお水溶液中のイオンの生成エンタルピーは陽イオンおよび陰イオンの合計として測定され、単独イオンの測定は不可能であるため、水素イオンの標準生成エンタルピー変化を基準にとり0とする。
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