標準生成熱とは? わかりやすく解説

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ひょうじゅんせいせい‐ねつ〔ヘウジユンセイセイ‐〕【標準生成熱】

読み方:ひょうじゅんせいせいねつ

熱力学標準状態における生成熱セ氏25度、気圧1atmで、ある化合物1モル成分元素単体から合成するときに発生、または吸収される熱量表される標準生成エンタルピー


生成熱

(標準生成熱 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/19 06:05 UTC 版)

ある物質の生成熱(せいせいねつ)とは、安定な単体の生成熱をゼロ基準として、その物質を構成する単体から1 molの化合物を合成する反応の伴う反応熱の負の値(正負逆の値)である。一般的には定圧下の生成熱として生成エンタルピー変化ΔHfで記される。

標準状態(298.15 K, 105 Pa)における生成熱を標準生成熱または標準生成エンタルピーといい、ΔfHOと記される。気体については圧力105 Paの仮想的な理想気体の状態、水溶液中のイオンについては、無限希釈の状態である仮想的な1 mol kg−1理想溶液の状態とする。なお水溶液中のイオンの生成エンタルピーは陽イオンおよび陰イオンの合計として測定され、単独イオンの測定は不可能であるため、水素イオンの標準生成エンタルピー変化を基準にとり0とする。



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