エンタルピーとは? わかりやすく解説

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エンタルピー【enthalpy】

読み方:えんたるぴー

温まる意のギリシャ語から》熱力学的な物理量の一。物質または場の内部エネルギーと、それが定圧下で変化した場合外部与え仕事との和。定圧下でのエンタルピーの変化量は、その物質または場に出入りするエネルギー量に等しい。熱関数熱含量


エンタルピー enthalpy

物体内部貯えている総エネルギー(熱量合計)をいう。 内部エネルギーと、圧力と体積の積からなるエネルギーの和で表わされる通常は1kgあたりの量をいい、単位はkcal/kgを使う。

エンタルピー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/14 06:40 UTC 版)

物理学 > 熱力学 > 熱力学ポテンシャル > エンタルピー

エンタルピー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 01:47 UTC 版)

等温過程」の記事における「エンタルピー」の解説

エンタルピーの変化 ΔH についても同様に考えれば Δ H = ∫ state A state B d H = ∫ P A P B ( ∂ H ∂ P ) T = T ex d P {\displaystyle \Delta H=\int _{\text{state A}}^{\text{state B}}dH=\int _{P_{\text{A}}}^{P_{\text{B}}}\left({\frac {\partial H}{\partial P}}\right)_{T=T_{\text{ex}}}dP} となる。温度 T および圧力 P の関数として表されたエンタルピー H(T,P) の圧力による偏微分は、T, P の関数として表され体積 V(T,P) が P に関して偏微分可能であれば熱力学的状態方程式 ( ∂ H ∂ P ) T = V ( T , P ) − T ( ∂ V ∂ T ) P = V ( T , P ) ( 1 − T α ( T , P ) ) {\displaystyle \left({\frac {\partial H}{\partial P}}\right)_{T}=V(T,P)-T\left({\frac {\partial V}{\partial T}}\right)_{P}=V(T,P)(1-T\alpha (T,P))} で表すことができる。ただし α(T,P) は α ( T , P ) = 1 V ( T , P ) ( ∂ V ∂ T ) P {\displaystyle \alpha (T,P)={\frac {1}{V(T,P)}}\left({\frac {\partial V}{\partial T}}\right)_{P}} で定義される、T, P における系の熱膨張率である。T, P の関数として V を表す状態方程式知られていれば α(T,P) を求めることができるので、任意の等温過程における均一系のエンタルピーの変化 ΔH は Δ H = ∫ P A P B V ( T ex , P ) ( 1 − T ex α ( T ex , P ) ) d P {\displaystyle \Delta H=\int _{P_{\text{A}}}^{P_{\text{B}}}V(T_{\text{ex}},P)(1-T_{\text{ex}}\alpha (T_{\text{ex}},P))dP} となり、T, P の関数として V を表す状態方程式知られていれば ΔH を求めることができる。

※この「エンタルピー」の解説は、「等温過程」の解説の一部です。
「エンタルピー」を含む「等温過程」の記事については、「等温過程」の概要を参照ください。

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