テルル化水素とは? わかりやすく解説

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テルル化水素

分子式H2Te
その他の名称Dihydrotellurium、Tellurium hydride、テルル化水素、Hydrogen telluride水素化テルル、Dihydridetellurium
体系名:ジヒドリドテルル


テルル化水素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/15 16:49 UTC 版)

テルル化水素

液体のテルル化水素

  テルル、Te
  水素、H
識別情報
CAS登録番号 7783-09-7 
PubChem 21765
ChemSpider 20455 
UNII 7F4735942K 
EC番号 236-813-4
ChEBI
特性
化学式 H2Te
モル質量 129.6158 g mol−1
外観 無色の気体
匂い 刺激臭、腐敗したニンニクまたはネギの臭い
密度 3.310 g/L, 気体
2.57 g/cm3 (−20 °C, 液体)
融点

−49 °C, 224 K, -56 °F [1]

沸点

−2.2 °C, 271 K, 28 °F (不安定 −2 °C)

への溶解度 0.70 g/100 mL
酸解離定数 pKa 2.6
構造
分子の形 bent
熱化学
標準生成熱 ΔfHo 0.7684 kJ/g
危険性
主な危険性 猛毒、可燃性
NFPA 704
4
4
1
関連する物質
その他の陰イオン H2O
H2S
H2Se
H2Po
その他の陽イオン Na2Te
Ag2Te
K2Te
Rb2Te
Cs2Te
関連物質 テルル酸
亜テルル酸
スチビン
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

テルル化水素(テルルかすいそ、hydrogen telluride)は、化学式が H2Te と表される、テルル水素からなる無機化合物であり、カルコゲン化水素の一つ、IUPAC組織名はテラン (tellane)。テルルの形式酸化数は −2価で、もっとも単純なテルリドである。

酸素族元素(カルコゲン元素)の水素化物のひとつ。

化学的性質

ニンニクのようなにおいのある気体で、セレン化水素硫化水素に性質が似ており、有毒である。

テルル化水素は吸熱性化合物であり、空気中においては不安定で容易に酸化されて水とテルルになる[2]

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